学生ローンを調査!親より頼れる金融屋さん探し

学生ローンと奨学金どう違うの?教育ローンとの使い分けも考えよう!

学費に利用出来る借入と言うのは、基本的には奨学金ということになりますが、この他にも教育ローンや利用目的を問われない学生ローンを含むキャッシングローンの利用が可能です。

ただし奨学金が利用できるのは学校に入学して申込みをした後ということになるため、入学時に必要なお金は、別途保護者に教育ローン等を利用して借入れしてもらう必要が有り、使い分けが必要です。

奨学金は有利ですが、例えば4年間利用するとかなり大きな負債と言うことになり、返済は収入によってはかなり厳しくなるので、場合によっては返済に行き詰ってしまう人もいて要注意です。

このため社会に出たら返済を前提に計画的な人生設計が必要です。

学費を借りる方法とは?それぞれの違いを理解しよう

学費を借りるとすれば、基本は奨学金の利用ですが、この他にも様々な教育ローンというものが知られています。また利用目的を問われな学生ローンも含めたフリーローンの利用も可能です。

ただし国が用意している奨学金は諸外国の給付型の奨学金ではなくて殆どは貸与型になっているので、奨学金と言う名前の付いたローンと考える必要が有るため注意しなければなりません。

このうちどれを利用するのかはよく内容を理解して判断しなければなりませんが、大きな違いは返済方法と言うことになるので、自分の収入や人生設計に合わせて選んで下さい。

学費として利用できる借入方法とは?

学生にどうしても必要になるお金と言えば学費ですが、最近では国立大学でも大変高額化し、また長く続いたデフレで親の収入が伸び悩み、おいそれとは負担できなくなってしまっています。

そこでこの学費を負担するために借入れを考える事になりますが、学費に利用出来る借入れとしては次のようなものが考えられます。

  • 奨学金
  • 教育ローン
  • フリーローン(学生ローンを含む)

学費の基本としては奨学金ということになりますが、その他にも多くの金融機関が提供している教育ローンもあります。

また利用目的が特に指定されていないフリーローンも学費に利用することは可能ですから、学生が学費のために学生ローンの借入れをすることも可能です。

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日本の奨学金はローンと考える必要が有る

奨学金はローンでは無いと言う人もいるかもしれませんが、国が提供している奨学金に限ってはローンと考えてください。

世界的に言えば奨学金と言うのは学生の希望に沿って給付されるもので、返済する義務は有りません。これなら確かにローンとは言わないでしょう。

しかし日本の奨学金と称しているものは確かに給付型のものは作られましたが、非常に厳しい条件が付いており、殆どの人は利用することができません。

それ以外のものは貸与型と言って卒業後に返済して行く必要が有るもので、世界の常識で言えばこれは奨学金とは言わず、ある種の教育ローンになります。

無いよりはましですが、早急に制度の見直しが必要でしょう。

それぞれのローンの違いは返済にある

ではそれぞれのローンはどのように違うのかと言えば、主な違いは返済にあります。

それぞれのローンの返済は次のようになっています。

ローン 借り手 返済開始時期
奨学金 学生本人 卒業後
教育ローン 保護者 借入れ翌月
フリーローン 保護者または学生本人 借入れ翌月

奨学金は学生本人が借りますから返済は本人が行うのが基本ですが、教育ローンは翌月から返済しなければならないので収入が無い学生が返済して行くのは厳しくなります。

教育ローンの中には在学中は保護者が返済して、卒業後は本人が返済できるようになっているものもあります。

フリーローンの場合も当初は教育ローンと同じですが、学生本人が入学後にアルバイトを始めて収入ができれば学生ローンの利用が可能なので、本人が借入れするという可能性も出てきます。

~日本の給付型奨学金~
日本でも貸与型奨学金が批判を受けて給付型奨学金の提供が始まりました。しかし成績による選抜だけではなく、各高校で1名とか訳の分からない制限も有り、単に貸与型奨学金の批判をかわすだけのために用意されてものと考えざるを得ません。このため利用者がほとんどおらず、今度はそれに対する批判をかわすために利用者を増やそうとしているようで、現在も醜態をさらしています。

奨学金の利用は入学後!教育ローンと学生ローンはどう使う?

そこでこれらのローンをどのように利用すれば良いのかを考えなければなりません。

金利的に有利なのは奨学金ですが、申込みを行う時期を考えた場合、奨学金は入学後になるため入学時には利用できません。

そこで借入方法を使い分けることを考えておきましょう。まず入学時に掛る費用と言うのは教育ローンの利用を考え、入学後奨学金を申込んで、以後の学費については奨学金で賄うというような形が良いでしょう。

もし教育ローンが利用できない場合にはフリーローンの利用も考える必要があります。この時点では本人には収入が無いので学生ローンは利用できません。

いずれにしてもその時点になって慌てないように、高校在学中に、どういった借入方法が有って、どのように利用するかを決めておき、申込み方法などを調べておくようにしましょう。

奨学金は入学後に申し込むことになる

ではこれらのローンをどのように利用すれば良いのかを考えてみましょう。

基本は奨学金と言いましたが、奨学金と言うのは学校に入学後に説明会が有って申込みを行うものになっています。

このため入学時に掛ってくる高額の入学金や前期分の授業料の支払いには間に合いません。

したがって、その分の費用は保護者あるいは本人が用意しなければならないということになります。

しかし、本人が賄える金額をはるかに超えている為、実質的には保護者が考えるしか方法は無さそうです。

借入方法の使い分けを考えよう

そこで借入先を整理して、奨学金で間に合う時期になる1年次の後期授業料以降の学費については奨学金を利用することにしましょう。

次に入学時に必要になる費用ですが、この分については保護者が教育ローンを利用して借入れすることを考えましょう。

もちろんフリーローンでも構いませんが、金利的に考えれば、教育ローンを利用したほうがお得です。

ただし審査は教育ローンのほうが厳しいのでその点を考慮して、フリーローンのほうが無難だと思った時は、フリーローンを利用してください。

ただし学生ローンは高校生には利用できませんから、この時点では保護者が一般向けのキャッシングローンを利用するしかないでしょう。

学生ローンを利用するとすれば、入学後アルバイトをして収入を得てから借りて、入学時に掛った費用を保護者に支払うという形にするしかありません。

このように学費はそれぞれのローンをよく理解して、使い分けることが重要です。

高校在学中から計画を練っておこう

学費をどう用意するかについては、このようにローンの使い分けが必要になる場合が有るので、お金が必要になった時点で考えるのではなくて慌てないで済むように高校在学中から検討しておくことが必要です。

そのためには学生本人だけでは無理で、借入れが必要になるかもしれない保護者を含めて検討するようにして下さい。

また本人や保護者だけでは情報が十分ではありませんから、必要な時は高校の教諭も交えて相談して見ることも必要でしょう。

~民間の奨学金の利用も考えてみよう~
日本では国の奨学金だけではなくて民間企業が提供している奨学金が沢山あります。こういった奨学金は奨学金と言う名前の通り給付型のものが殆どですから、まずは情報を集めて利用を考えてみましょう。

奨学金の利用には注意が必要!卒業後の返済は過酷

説明したように日本の奨学金と言うのはローンですから、返済しなければなりません。

そのためには借入れるときに、卒業時に自分がどのくらいの負債を背負うことになるのか、しっかり計算しておきましょう。卒業してから借入総額の連絡が来てびっくりするというようなことが無いようにして下さい。

そしてもう一つ確認しなければならないのがいつまで返済が続くのかということです。

この返済だけであれば収入が安定して来れば返済できないことは有りませんが、人生にはいろいろとお金がかかることが有るもので、この返済を前提にして人生設計を考えなければなりません。

もし奨学金が返済できなければ、他のローンと同じように返済を迫られることになり、最近ではこれに耐えられず、自己破産しなければならなくなってしまう人も珍しくなくなりました。

暴力的な取り立てと言うわけではありませんが、過酷な取り立てと言って良いようです。

奨学金を利用する場合には卒業時の負債総額を計算しておこう

奨学金が実質ローンだとしても、これ等の借入方法の中ではもっとも利用しやすいものであることは間違いありません。

このため借入れが必要な場合奨学金を利用するしかないのですが、負債であることは忘れてはいけません。

そこで奨学金を利用しようと言う時は、自分が卒業時にどのくらいの負債を背負うことになるのか、しっかり計算しておくようにしましょう。

最近では大学だけではなく大学院まで行く人も増えていて、卒業時に700万円程度の負債を背負ってしまう人も珍しくなくなってきました。

自分の負債がどれほど厳しいものなのか、具体的に数字で把握して在学中から返済について考える事ができるようにしておきましょう。

返済はどの程度続くのか予め把握して人生設計する必要が有る

負債の金額が分れば、返済にどの程度の期間が必要になるのかを計算することができます。

ローンを利用した場合には、キャッシングなどの少額利用の場合を除いて、返済計画を練って、返済に行き詰るようなことが無いようにするのが普通です。

特に奨学金は住宅ローンに次いで高額なローンになりますから、単なる返済計画と言うよりも人生設計そのものに組み込んでおく必要が有るでしょう。

返済が続くことになる期間は、そのお金は必ず必要な支出と考える事が重要です。それを前提に他の借り入れなどの計画も立てて行くことが必要になるのです。

取り立ては過酷!返済が危ない時は早めに周囲に相談しよう

奨学金は学生時代は返済の必要が有りませんから、大変利用しやすいのですが、卒業後は単なるローンの返済と同じです。

このため返済が滞ってしまうと、ローンと同じように回収が行われます。もちろん闇金のような暴力的な取り立てが行われる訳ではありませんが、民間業者に負けないほど過酷な取り立てになると言われています。

そういうことも有って精神的に追い詰められてしまって、奨学金のために自己破産に追い詰められてしまう人も最近では少なくありません。

しかも、奨学金には保証人がいますからそういった人にも迷惑がかかってしまい、場合によってはそういった人も生活が追い詰められて自己破産せざるを得なくなってしまいます。

次代を担う学生を借金漬けにする制度が日本の奨学金制度の実態なのです。

~日本の奨学金制度は先進国では最低の制度~
日本は経済大国なのだから、奨学金制度が酷いと言っても、それ程ではないだろうと思う人もいるかもしれませんが、少なくとも先進国と言われる国の中では最低の制度と考えてください。他国には景気よく無償援助などをしていますが、日本は自国民には大変冷たい国です。お金は無償ということはまず無く奨学金にしても災害復興にしても個人に対しての給付ということは考えてくれません。

教育ローンを提供しているのは民間だけではなく公的なものもある!

教育ローンは学生本人が借りるのではなく、保護者が借りることになりますが通常は民間の金融業者が融資するもので、ある程度の収入が前提になり、場合によっては借入れが難しいことも無いとは言えません。

もし民間からの借り入れが難しいということになった場合には、教育ローンに中には公的な機関が提供しているものも有るので、そういったものを狙ったほうが利用出来る可能性が有ります。

いずれにしても申込みから融資まで審査などで時間が必要になるので、予めどういったものが利用できそうなのかよく調べておいて、早め早めに対応することが必要になります。

民間の教育ローンは保護者にある程度の収入が無ければ借りられない!

奨学金は入学後に申込みをするとして、入学時には教育ローンの借入れを考えなければならないという場合、教育ローンも利益を追求する金融機関としては金融商品の1つです。

したがって返済が見込めないような融資はできませんから、教育ローンでも審査が行われる事になります。

審査では通常次の項目が確認される事になります。

  • 申込者の本人確認
  • 申込者に返済能力が有るかの確認
  • 申込者が信用できるかの確認

このためもし返済能力に疑問符がついてしまうと、入学に必要になりるお金の調達が難しくなってしまうことになります。

学費を借入れしようというような場合、収入が少ないということも十分考えられる話ですから、そういった人が審査に通過するのは難しいと考えて間違いないでしょう。

民間からの借入れが難しい時には公的な教育ローンも有る

このように民間の金融機関からの借入れでは審査通過が難しい可能性も有ることが分りました。

しかし教育ローンと言うのはこのような民間のものだけではありません。公的な教育ローンも存在しているのです。

日本は長期の不況で失業したり収入が減ってしまった人も多く、そういった人を救済するために様々な貸付制度が用意されました。

給付には否定的ですが、融資制度とうのは積極的に用意されたわけです。

そこで民間での借入れが難しそうだという場合には、こういった公的機関が用意している教育ローンの利用も検討してみましょう。公的ローンでも収入が全くないという場合には厳しいですが、そうでなければ民間のものより審査は緩いはずです。

早め早めの対応が必要になる!

民間を利用するにしても公的なものを利用するにしても、教育ローンはキャッシングとは違い、申込みから融資まで早くても何日か時間が必要です。

入学金の振込み期限ぎりぎりに申し込んだのでは間に合いません。

ですから、先ほど説明したように、高校時代から計画を練り、早め早めに対応して、融資の申込みも間に合うように申込みを行うようにして下さい。

分らない点が有った場合には、事前に金融機関や公的機関に相談して不明点を無くしておき、申込書類などは事前に用意しておくと迅速な対応ができるはずです。

もし時間的に間に合わないというのであれば、残る手段は即日融資に対応しているキャッシングローンの利用を考えるしかなくなってしまいます。

~教育ローンには学校が提携しているものも有る~
教育ローンの中には信販会社が学校と提携して提供しているものが有ります。金利は提携先によって条件が違うので確認が必要ですが、有利な利用が可能で、返済は親子でリレーして行うこともできます。ただしこのローンは提携している学校でしか利用できないので、学校を選ぶ段階で、こういったローンが有るかどうかを確認しておくと良いでしょう。

ここで学生ローンと奨学金、教育ローンの違いについて纏めておきます。

  • 学費を借りる方法には奨学金や教育ローンの他学生ローンを含むフリーローンが考えられる
  • 奨学金は入学後になるので入学時は教育ローンやフリーローンを利用するとよい
  • 奨学金は借入額が高額になるため卒業後の返済は非常に過酷
  • 教育ローンは民間だけではなく公的なものも有るので借入先をよく考える必要が有る

地方の場合には親元を離れて一人暮らしということが考えられ、生活費も考えておく必要が有るため、そういったお金をどうするかもよく考えておくことが重要です。

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