学生ローン2社目は審査に落ちやすい？業者が公開しない審査落ち理由

学生でもお金が必要で既に学生ローンを利用していても、まだ足りないという場合も有って、2社目の学生ローンの利用を考えてしまうことも有ります。この場合融資するかどうかは学生ローンを展開している業者次第です。

ただし、そもそも融資には年収にリンクさせた法的な上限が決められていて、高収入とは言えない学生の場合には、2社合計でも１００万円を超えるような借入れはまず無理と考えなければなりません。

もちろんこれは借入れについての上限ですが、それとは別に、返済して行けるのかと言う問題を考えなければなりません。もし借入れした後返済できなくなってしまえば多重債務者と言うことになり、下手をすれば自己破産しなければなりません。

2社目の学生ローンを利用したい！借入できるかどうかは業者次第？

学生ローンの利用者の中には返済が終わっていないのに、更にお金が必要になって別の借入れがしたくなる人もいます。そういう時に2社目の借入れは可能なのかと悩む場合が有りますが、申込条件さえ満たせば申込みは可能です。

ただし2社目ということになると、返済能力が2分されることになるので、学生ローンを提供している業者としては、返済が行われるかどうかが心配になり、返済不能になるリスクが大きいと判断するかもしれません。

このため2社目以降の借入れの場合には審査に落とすところも少なくは有りません。どうしても必要と言う場合には業者によっては他からの借入れが有る場合には、相談してほしいと言っているところも有るので、まずはそういうところで相談してみましょう。

申込みは可能だが審査通過の可能性は業者次第

どういう立場の人でもお金が必要なことは有ります。これは学生でも同じで、学費やサークル活動、生活費までお金がなければどれも困ってしまいます。

そういったことで学生ローンを利用して融資を受け今現在返済を行っている人も多いでしょう。しかし中にはそれでは足りずさらにお金が必要になってしまう場合も無いとは言えません。

そこでどうすれば良いのかと言えば、いろいろと方法は有るでしょうが、簡単なのは2社目の学生ローンを借りることでしょう。

では2社目の融資を利用することはできるのかということになりますが、申込条件で2社目以降はだめと言っていない限り、申込みは可能です。

しかし申込みの後行われる審査では業者の持つ審査基準によっては否決になる可能性も有ります。

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2社目以降の借入は業者にはリスクが大きい

学生ローンを提供している業者だけではなく、消費者金融と言うのは、融資したお金を利息付きで返してもらうことによって利益を上げています。

ですから返済が行われなければ、企業として成り立ちません。このために融資する際には返済ができるかどうかを審査によって評価しているわけです。

もし申込みが2社目ということになると申込者の返済能力と言うのは1社だけの時と比べると簡単に言えば2分されるということになります。

ということは返済の可能性を評価すれば、1社だけの場合に比べて2倍の返済能力が無ければ、返済に行き詰ってしまう可能性が有るということになります。

実際には業者が審査基準でどう評価するのか分りませんが、2社目の利用者は大きなリスクが有ると感じていることは間違いありません。

業者によっては相談に乗ってくれるところも有る

このため、業者によっては2社目以降の申込みの場合にはどういった事情が有っても審査は否決にしているところが有ります。業者によっては2社目までは許容するとかそれぞれ基準を持っている筈です。

ただし、業者の開設しているホームページにあるＱ＆Ａ等を見てみると、2社目以降の場合には相談してくれと書いてある場合が有りますので、この場合には融資するかどうかはわからないが、相談には乗ってもらえると考えられます。

ですからそういった業者の場合、申込みの前に業者側に相談して、融資できそうだということであれば、申込みを行いましょう。

ただし、こういった業者でもリスクは感じますから、融資の希望額はそれほど高額にしてしまうと、融資はされません。

ですから希望額は必要最低額にして常識的な範囲で相談してみることが重要です。

まずいくら必要なのかはっきりさせよう！金額によっては借入は難しい

ただし、融資には年収にリンクさせる形で法的な上限が有るので、何社申込みをしても、その上限を超えるような融資は何処に行っても借りることはできません。その点は予め了解しておかなければ、いつまでも無駄な申込みを続けることになります。

まず法的には1社あたり５０万円までは年収に関わらず融資ができるため、学生ローンでも上限を５０万円にしている場合が多くなっています。したがって問題はそれ以上借りる必要が有る場合ということになります。

法律的に言うと年収が問われないのは1社あたりは５０万円になっていますが、2社以上になった場合には合計で１００万円までは融資ができることになっています。

したがって、もし１００万円を超えるような借入れを考えている場合は年収の少ない学生では難しいと言えるでしょう。

融資には法的な上限が有る

融資を受ける際には、自分がいくらまで借りられるのかをよく理解しておく必要が有ります。学生ローンを提供しているような消費者金融やクレジットカード会社のキャッシングには法的な融資の上限が決められています。

この法律は貸金業法と言われるもので、直近の改正の時に総量規制という条項が設けられました。この法律では貸金業者は原則として利用者の年収の３分の１までしか融資してはいけないとなっています。

ですから業者がもっと貸したいと思ったとしても法的にそれ以上は貸せない訳です。

原則としてというのはこの総量規制には次の２つの例外規定が有るためです。

• 専業主婦の場合には配偶者の了解の下で配偶者の借入と合計して配偶者の年収の３分の１まで融資できる
• １社５０万円まで全社合わせて１００万円までは年収に関わらず融資できる

融資を申込む場合は常にこの規定を念頭に置く必要が有ります。

５０万円までなら１社だけでも可能性有り

ここで気を付けないといけないのは１００万円までは年収に関係ない訳ですから、年収にすれば３００万円以内の場合は事実上例外規定の２番目が適用されることになり、殆どの学生はこれに当て嵌まるはずです。

このため多くの学生ローンと言うのは融資上限が５０万円となっているはずです。

そこで現在借りているお金がどのくらいかを確認してみましょう。特に初回から５０万円まで目一杯貸すような業者はあまりないので、多くの場合はまだ５０万円までは余裕があると思われます。

そこで2社目の融資を申込む前に、現在借りている業者に対して追加融資ができないかどうか打診してみましょう。

もし追加融資が利用できれば返済は1社のみですから、2社の返済を平行して行う必要が無くそれまでと同じように返済して行くことができます。

１００万円超の借入は学生にはまず無理

では、融資の希望が１００万円を超えるような場合にはどうでしょうか。例えば現在の借入れが５０万円で、さらに７０万円が必要と言う場合、借入れは合計して１２０万円ということになります。

しかし先ほど説明したようにこの場合年収を問われない融資の上限である１００万円を超えてしまうことになりますから、融資の利用は年収にもよりますが学生にはまずできません。

学生がこのような高額融資が必要と言う場合には学費か自動車の購入が考えられます。

学費の場合には事前に奨学金の申込みをすれば、学生ローンの借入れは回避できるでしょう。奨学金を申込んでいなくても親権者に教育ローンを申込んでもらうという方法も考えられます。

自動車の場合には自動車ローンを利用すれば、総量規制の対象外ですから融資を受けることができます。ただし学生の場合ではなかなか借りにくいですから、その場合には親権者に保証人になってもらうことで審査通過の可能性が出てきます。

複数借入れする前に返済の可能性を検討しよう！下手すると多重債務者

無事2社目の借入れができたとして、重要になってくるのが返済です。借入れをする事ばかり考えている人が多いと思いますが借りたものは返さなければなりません。本当に2社分の返済を続けてい行けるのでしょうか。

そこで借入れをする前に是非行ってほしいのが、自分の返済の可能性をしっかり計算して、返済できるということを確認しておくことです。もし返済が無理だという結果になった時には借入れは見送らなければなりません。

もし強引に借入れしてしまって返済できないということになってしまうと、債務を複数抱え込み、多重債務者ということになるので、学生であっても、債務整理に追い込まれることに繋がってしまう可能性も有ります。

2社目を借りて返済して行けますか？

では2社目が借りられたとして話を進めることにしましょう。借入れすればやはり1社目と同様に返済して行かなければなりません。

お金を借りる時には、借りられなければどうしようというような事は考えますが、借りた後のことまではなかなか考える余裕が有りません。しかし借りた翌月からは返済しなければならないということは借りる前から考えなければならないことです。

借りる前に返済の可能性を計算して確認してみよう

しかしただ単に頭の中で検討してみるだけでは駄目です。人間というものはずるいもので考えを進める場合には、自分に都合の良いように考えてしまいがちになります。

都合の悪い部分は控えめに、都合のよい部分は強調して考えて行きますから、冷静に考えれば返済が難しいと言わざるを得ないものが、自分の頭の中では返済できるという結論になってしまうことも特に珍しいことではないのです。

そこで返済について考えるときには実際の数字を使って計算してみることが有効です。

まず必要な数字として1年分の月々の収入と支出を書き出してみましょう。この数字から月々の収支を計算してください。収支は次の数式で計算できます。

学生の場合には収入のバラつきが大きいですから、収支も月々大きく変動するはずです。

収支額に大きな黒字が有れば返済額を捻出するのも簡単でしょうが、収支額の黒字が小さかったり、赤字だったりすれば返済は難しくなってしまいます。ですから月々の収支額を計算したらその最少額に注目してください。

最少額でも返済できるのであれば融資を利用しても返済できるでしょう。

しかし足りないという場合には、今後もそういう月が出てくる可能性が有るということになりますから、返済は厳しくなります。

まずは自分の収支がどうなっているのか計算してみて下さい。

返済できなければ多重債務者

もし返済できそうにないけれども、お金が必要で借入れしてしまった場合には、返済に行き詰る可能性が大きくなります。もし返済できなくなったらどうなるのでしょうか。

当然ですが返済してもらえなければ、業者の方も大赤字ということになって回収に乗り出します。

どうしても返済できなければ学生と言えども債務整理に追い込まれるでしょう。2件借りていれば2つの債務を負うことになり、立派に多重債務者ということです。

他からの支援が得られなければ、最悪自己破産と言う形で債務を帳消しにするしかありません。学生だからと言って特別扱いは無いので覚悟が必要です。

必要でも闇金に手を出してはいけない！良い業者ばかりとは限らない

また2社目の借入れがうまくできなかった場合には、人によっては法律を無視して融資業務を行っている闇金の利用を考えてしまう人もいます。街中にはそういった闇金が多数存在していて、罠を張っているのです。

こういった業者は法的な上限金利も無視ですし、返済が滞れば厳しい取り立てを行っているような場合もある大変危険な業者ですから、学生だけではなく、一般の社会人でも絶対に近づいてはいけない金融業者なのです。

ですから融資してくれる業者を探す場合には、こういった闇金を利用しないように、申込みの前にその業者が法律に基づいた登録がなされている業者なのかどうかを確認しておくことが重要になります。

法律無視て貸してくれる業者も有る

では2社目の借入がうまくいかなかった場合を考えてみましょう。そういった時には借入れを諦めるのが最も良い選択と言えますが、なかなか簡単にそういった決断はできません。

しかし、そうかといって別の業者に当たれば貸してくれるかと言えば、既に審査に落ちているわけですから、他の業者の審査でも厳しい結果が出る可能性が高くなります。

しかしそういった人はさらに業者を探して貸してくれる業者を見つけるかもしれません。実際、そういった人を狙って融資しようという業者はインターネット上あるいは街中に結構たくさん存在しているのです。

しかしよく考えてみて下さい。比較的審査の緩い学生ローンの業者でさえ貸さなかった相手にお金を貸すっておかしいと思いませんか。

実はこういった業者は法律など無視して金融業を行っている闇金と呼ばれる業者である可能性が高いのです。

闇金と言えばドラマなどにも描かれているのでどういった業者か分る筈です。しかし、お金に困っているとこういった業者でも利用してしまうのが人間というものです。

金利も法律無視？危険業者に近づいてはいけない

闇金と言うのは法律に基づいた業者登録もしておらず、手口としては法律無視の高い金利で利息を付けて返済できなくなると、強引な取り立てを行うものが良く知られています。

しかし、確かにそういった業者は現在でも存在しているのですが、最近では取り締まりが厳しくなっていて、もっと巧妙な方法を使ってくる場合も有ります。

例えば、金利は法定内で返済が行えなくなった場合には別の業者を紹介するから利息分だけ払ってもらえばよいというような話にしてくる業者が有ります。一見親切そうな業者に見えますが大間違いです。

利用者側から考えれば、債務は一切減らず、利息分を借り続ければそちらへの返済も行わなければなりません。こんなバカな話は無いのです。

ですからそういった蟻地獄のような状況にならないようにこういった業者には近づいてはいけないのです。

業者選びで闇金を排除する方法

そこでこういった闇金の罠に掛らないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。そのためには先ほど触れた貸金業者の登録情報を利用します。

正規の業者と言うのは必ずこの登録が行われているわけですから、この登録情報に利用しようという業者が有れば信用しても良いということになります。この登録情報と言うのは金融庁のホームページから誰でも検索できます。

そこでこの検索機能を利用して、その業者の登録情報を検索してみましょう。登録情報が無ければそれは闇金です。

しかし闇金の方も悪知恵が有り正規業者の情報を勝手に利用している場合が有るので、情報がヒットしてもそのまま信用しないで次の情報が一致するかを確認してみましょう。

• 業者名
• 代表者名
• 登録番号
• 所在地
• 電話番号

正規業者を名乗っていても電話番号まで一致させては闇金側の商売にはなりませんから、電話番号だけを変えておくという手口が良くあるので、必ず業者が掲げている上記情報が、登録されている情報とすべて一致するかを確認して下さい。

ここで学生ローンの2社目の借入れについて纏めておきます。

• 2社目の借入れでは申込みは可能でも審査に通過するかどうかは業者次第
• 必要な金額によっては学生には借入れが難しい可能性が有る
• 複数の借入れを行う場合には事前に返済の可能性を検討しておくべき
• お金が必要であっても闇金を利用してはいけない

学生で借金が複数あるというのは尋常なことではありません。2社目の借り入れを考える場合には、本当に必要なのかをよく検討することが必要です。