こんな人は学生ローンの利用はやめたほうがいい！安易な借入れは駄目

学生ローンは学生向けに作られているとはいえ、学生の収入は不安定で返済できる保証は無く、返済できなくなった場合には、学生であっても最悪の場合、自己破産するしかなくなる事も無いとは言えません。

そもそもローンというものの利用が向かない学生もいます。例えばアルバイトをしていないような場合には返済できませんし、しているにしても学業優先で収入が極めて不安定な場合もローンの利用と言う点では向きません。

またある程度の収入が有ったとしても、実際に返済して行けるかどうかは、自分がどのようにお金を使っているのかによって違ってくることになるため、まずは自分のお金というものを管理して返済できる余裕が有るかを見極めなければなりません。

学生ローンの返済方法は柔軟だが安心は禁物！返済できないことも有る

学生ローンもローンの一種ですから必ず返済しなくてはなりません。学生の場合収入はどうしても不安定になりますから、多くの学生ローンは柔軟な返済方法が用意され、収入が減ってしまう時期でも問題が出ないように工夫されています。

しかし貸金業者の方も利益を出していかなければなりませんから、少なくとも月々借入れした分の利息だけは入金しなければなりません。金額としては大したことは無いはずですが、それでも返済が難しくなってしまう事も無いとは言えません。

もし返済できないということになってしまうと、学生でも債務整理をしなければならなくなり、最悪の場合には自己破産に追い込まれる可能性も出てくることになるので、十分注意しなければなりません。

学生の収入は不安定

学生の本分は学業です。ですから本来であれば、学生の段階でアルバイトなどでお金を稼ぐようなことはあまり勧められることではないのですが、実際問題としてはアルバイトをしてお金を稼がないと学業を続けながら生活していくことができない人もいます。

しかし、学業を続けるためには、学校に行って必要な試験を受けて単位を取らなければなりません。ですから常に一定量のアルバイトを続けることは難しく、学業が忙しい時にはアルバイト量が減って収入が減少することになります。

このように学生の場合には、安定した収入を得ること自体が難しく、必ずある程度の不安定さを伴うものです。

返済方法が柔軟でも返済できなくなる可能性はある

学生ローンと言うのはこういった収入が不安定な学生に貸すローンですから、予め収入が不安定だということを考慮したローンになっています。

例えば収入が減る時期には、返済額を減額するもの、あるいは月々決まった日に入金するのは利息だけで、元本分の返済は不定期で良くなっていたり、やはり利息分だけは定期的に入金が必要だが元本の返済は卒業後といったように大変柔軟です。

しかしどれも最低利息分だけは定期的に入金しなければなりません。

借入額にもよりますし、かなり少額であることは間違いありませんが、それでも貧乏学生と呼ばれる人には重荷になってしまうことは有ります。

また、卒業後に返済すると言っても、卒業と同時に就職できなければ返済ができなくなることになり、卒業後なら心配ないというわけでもありません。

返済できなければ自己破産も有り得る

もしこのような状況になって返済ができなければどういうことになるでしょうか。学生でも卒業してからでも返済が滞れば、大きな問題になりかねません。

学生ローンであっても相手は消費者金融ですから、返済が滞れば回収が始まります。もちろん闇金のような無茶な回収はしないにしても、返済ができなければ債務整理に追い込まれ、最悪自己破産に追い込まれることになります。

学生時代に借りたとすれば、そこまでの覚悟は無いのが普通ですが、お金を借りるというのは、そういう危険性を孕んだ行為だということを忘れてはいけません。

ローンの利用が向かない人とは？学業優先と言う人は要注意

学生ローンは学生にとっては便利なもので、誰でも困った時には利用を考えるものですが、ローンの利用が向かない人と言うのが有るので注意しなければなりません。

まず利用するためにはそもそも返済できるだけの経済的な裏付けが無ければなりません。ですから借入れするためにはまず自分の返済能力を見極めることが必要です。

この他にもローンの利用が向かない人と言うのはさまざまありますが、最も注意しなければならないのが学業優先の人です。

学生なら優等生ということになりますが、しかしローンの返済と言う面から考えれば学業を優先しすぎた場合、返済に必要なお金を稼ぎだすことが難しくなってしまいます。ですからこういう人は借入れすべきではないのです。

要するに返済ができるだけの収入が無ければ駄目

学生でもお金が必要なことは有るでしょう。そういった時に最近では学生ローンのように簡単に借りられる方法が有り、安易に利用してしまう人も多いのですが、借入れするためには前提が有ります。

もちろんそれは収入だろうと誰でも分っていると言いそうですが、それだけでは落第点です。返済ができるだけの収入が有る事が重要なのです。

学生ローンの審査では一般向けのように大きな収入は期待されません。月々数万円でも構わないという場合も有りますが、そういう状況で借入れして本当に返していけるのかと言う問題は残っているのです。

ですからまずは収入の額と言うよりも支出も考慮して月々自分の収入内から返済額が捻出できるかどうかを確認しておくことが必要でしょう。

ローンの利用が向かない人とは？

中にはローンの利用に向かない学生もいます。そういった学生の特徴には次のようなものが有ります。

• 収入が無い人
• 既にどこかから借り入れがある人
• ギャンブルが好きな人
• 勉学が絶対優先の人

３番目まではなんとなくわかると思います。収入が無ければ返済はできませんし、既に借入れが有ってさらに借りてしまったら多重債務者まっしぐらです。またギャンブルになどお金を使いべきではありません。

しかし最後は納得できないという人もいると思います。もちろんこういう人は学生の鑑と言っても良いでしょう。

しかし、返済して行くためにはある程度の収入は絶対に必要です。学業優先で、アルバイトができない可能性が有れば、返済に行き詰ってしまうのは目に見えています。

ですから返済と言う点から考えれば、あまりにも学業優先では問題が有ることも有る訳です。

学業優先であれば学費以外にそうお金はかからない筈

ただし学業優先であれば、学費を別にして、そうお金がかかる訳ではないはずです。

ですから、学業が絶対優先と言うのであれば、奨学金を借りて、その範囲内で遣り繰りするというのが基本になるでしょう。

アルバイトするとすれば夏休み等の長期休みの時に集中して行い、授業が有る間は、アルバイトのことなど考えず、学生ローンの利用も考えないほうが無難でしょう。自分に合った方法でお金を稼ぎ利用することが重要です。

借入れする場合には返済の可能性を検証しよう！自分の収支を計算する

借入れを考える場合には、まず前提になるのが自分のお金というものが管理できているということです。

できていなければ何にどの程度お金を使っているのか分らず借入れしたとしてもいつの間にかなくなっているということになりかねません。

そこでまずは管理している収入額と支出額から月々の収支を計算してみましょう。そうすれば自分に月々どの程度の余裕が有るのかが分ります。

余裕が分れば、その中から学生ローンを借りた場合の返済額を捻出することができるかどうかが分ります。この点の見極めができなければ学生ローンの借入れは危険と考えておいた方が無難です。

まずは自分のお金の管理をすることが重要

お金が要りようになるというのは誰しもあることです。重要なのは返済できるかどうかと言う点です。これは学生でも一般社会人でも同じです。

そこで借入れを行う時には自分の返済の可能性を探って見ることが重要になります。

それを行うためには情報が必要です。そこで日頃から行っておいてほしいのが自分のお金の管理です。

給与明細がある人は収入だけは分る筈ですが、多くの場合そのお金がどのように使われていくのか、正確には分かっていないでしょう。

小さい頃から言われたことに小遣い帳を付けろというものがある筈です。しかし実践している人は少ないでしょう。そこで借りる借りないは別にして、まずは自分のお金というものの管理を始めてみましょう。

今ではスマホも有ってそういったお金の管理を行うためのアプリやサービスも提供されているので、簡単に始められるはずです。

月々の収支を計算してみよう

ある程度情報が集まったら、月々自分の収支を計算してみましょう。収支は次の計算を行えば求めることができます。

これを計算すれば自分には月々どの程度の余裕が有るのかと言うことが見えてきます。

もちろん収入が安定していない筈ですから、収支にもばらつきがある筈ですが、最低額がどの程度になるのかよく見極めてください。

返済の可能性を検証してみる

つまり、お金を借りた場合、この最低額以内の返済額であれば、月々返済して行ける可能性が有るということです。

もし最低額が返済額を下回ってしまっているとすると、ローンの返済は途中で行き詰ってしまう可能性が有るということになるので、借入れは見合わせたほうが良いということになります。

まずは借りなくて済む事を考える！節約できる支出を見つけよう

ローンの借り入れを考える場合、審査に通過して借入れできるかどうかということを考えるのが普通ですが、まず考えなければいけないのは、借入れではなくて借りなくて済ませる方法について考える事です。

そこで自分が管理している支出情報を見直してみて、不要不急の支出や、そもそも無駄な支出は無いかどうかを考えてみて下さい。そういったものは支出を止めるか、先延ばししてしまいましょう。そうすれば借入れは必要ないかもしれません。

もしそれでも足りない場合には、やはり借入れが必要になりますが、借入れが必要な金額と言うのは少なくすることができるはずです。

後々の負担を少なくするよう、できるだけ遣り繰りして上手な借り入れをしてください。

借りる事より借りなくて済むことを考える事が重要

お金が必要と言う場合、学生ローンのような簡単に借りられる方法が有れば、安易に借入れを考えてもしかたがないことですが、借入れをしたら返済しなければならないということを忘れてはいけません。

しかも返済するときは利息を付けるわけですから、ローンと言うのは差し引きで考えれば、損失を生じているということになります。

ですから安易に借り入れは考えるべきではないのです。お金が必要ということになった場合には、自分のお金を守る為にも、借りることを考えるのではなくて、どうすれば借りなくて済ませられるのかを考えるようにしましょう。

支出の中から節約できる部分を見つけてみよう

では具体的にはどうすれば良いのでしょうか。それには先ほど説明した自分のお金の管理情報の中の支出情報に目を向けることです。

今でこそお金が簡単に借りられるようになりましたが、以前はそう簡単に借入れできませんでしたから、お金が必要になった時には、このように遣り繰りをすることによって、お金を作っていたのです。

今の人がそういうことができないとは思いません。お金の借入れはもっと慎重になるべきでしょう。

どうしても借入れが必要ならできるだけ少額にすることが重要

遣り繰りを考えてみたが、どうしてもそれだけではお金の用意ができないということであれば、次に考える事は、借入額をできるだけ少額にすることです。

どうせ借りるなら少し多めに借りようなどとは考えず、まずは節約できる部分を差し引いて、借入額を減らしましょう。借入額が減ればその分利息が減ることになるので、損失を少なくすることができます。

こういう検討をするにも、やはり元になるのは自分のお金の管理ということになるので、特に現在借入れが必要でなかったとしても、将来に備えて、今日からでも管理を始めてみてはいかがでしょう。

ここで学生ローンの利用をやめたほうがいい場合について纏めておきます。

• 学生ローンは返済方法が柔軟だが必ず返済できるとは限らない
• 中にはローンの利用が向かない人もいるので要注意
• 借入れる場合には事前に返済の可能性を検証することが重要
• お金が必要な時はまず借りなくて済む方法が無いかを考える

借入れが必要と言う場合、節約では足りなければアルバイト時間を増やしてその分の収入を得ることも考えてみましょう。もちろん学業との兼ね合いで無理をするようなことは止めましょう。