学生ローンを調査!親より頼れる金融屋さん探し

学生ローンにも3~5年の返済期限がある!卒業後でも利用は可能

学生ローンに限らずローンには契約時に返済期限が決められます。学生ローンの場合で言えば、多くの場合3年と5年のどちらかになっていて借入したら、卒業してしまったとしても、この期限内に返済すれば良いわけです。

返済して行くに当たって重要になるのが返済方式で、学生ローンの場合、多くが比較的月々の返済額の自由度が高い元本自由返済方式が採用されていますが、学生ローンによっては一般向けキャッシングローンと同じようなものの場合も有ります。

ただこの元本自由返済方式と言うのは、最低利息分だけの返済で済むため、元本の返済が遅れ気味になる事が有り、その間ずっと利息が掛り続ける為、他の方式に比べて、返済総額が大きくなる可能性が有るので要注意です。

学生ローンの返済期限がそれぞれ決まっているので確認が必要!

ローンと言うものには借りたらいつまでに全額返してくださいという返済期限というものが決まっています。これは学生ローンにも言えることで多くの学生ローンでは、これが3年あるいは5年ということになっています。

それなら卒業間近に借りてしまった時には返済中に学生では無くなってしまうが、その時はどうなるのだろうと心配になるかもしれませんが、殆どの場合は社会人になった後まで返済が跨ったとしても構わない事になっています。

学生の場合、収入がそれほど大きくなく、返済も大変柔軟な方式が取られている場合が多く、返済期間ギリギリまで返済が続くという人もいますが、忘れてはいけないのはその間利息の支払いが続くということで返済ではその点も良く考えなければなりません。

学生ローンの返済期限の多くは3年か5年になっている

ローンを借りたら返さなければならないというのはよく理解できると思いますが、問題はそれをいつまでに行う必要が有るのかということです。ローンというのはそれぞれ必ずそういった返済期限が決められています。

学生ローンの場合で言えば、多くは3年かあるいは5年となっており、月々返済するとして返済回数で36回あるいは60回と表現して返済期限を決めている場合も有ります。

ただし、これは最長この期間で返済する必要が有るという意味であって、通常は元本を返済して行って、元本が無くなるまでの間が返済期間と言うことになります。

したがって学生ローンを利用するときは、この期間に十分注意して返済して行く必要が有る訳です。

多くの学生ローンの場合卒業後まで返済が続いても構わない

そこで1つ疑問が浮かんでくる人もいるかもしれません。学生と言う時、例えば大学生であれば4年間在学するというのが普通です。つまり在学中に借入れした場合、返済期間5年の学生ローンを借りてしまうと、卒業時に清算する必要は無いのかということです。

要するに卒業してしまうと学生ではないのですから、その後はどうなるのか心配になります。元本がたくさん残っていれば、そう簡単に清算してしまうことはできないでしょう。

しかし安心して良いのは、学生ローンとは言っても、卒業後にも利用できる場合が多いということです。要するに卒業前に借入れして、返済はその5年後までで構わないというのが普通なのです。

したがって、例えば在学中に借入れして卒業までは利息だけを支払い、就職後に元本を返済して行くというような事も返済方法としては可能な訳です。

利息について理解しておこう

そこでこういった返済方式の良し悪しを判断するのに必要になる利息に付いてここで説明しておきます。利息と言うのは通常金利で決められると考えている人が多いですが、利息と言うのはそう単純なものではありません。

利息を計算するには次の数式を用います。

利息 = 元本 × 金利(年利) × 借入期間(年換算)

例えば1万円を年利17%で30日間借りたとすると、利息は次のように計算できます。

利息 = 1万円 × 17% × 30/365 ≒ 140円

月に1000円ずつ返済するとすると140円分は利息ですから、元本の返済分は860円ということになるため、翌月の元本は1万円から860円を引いた9140円となり利息は多少減ります。

こうして月々返済を続けると、元本が減るにしたがって利息も少なくなっていくことになる訳です。

そこで数式をよく見てもらいたいのですが、利息と言うのは決して金利だけでは決まりません。元本や借入期間も大きく影響することになるのです。

~学生ローンは卒業後も利用を続けられる~
本文で説明しているように学生ローンの返済は卒業後も続けられますが、それだけではありません。卒業後に初めて申込むことはできませんが、学生時代に利用を開始していれば卒業後も同じ条件で借入れすることも可能になっているののが普通です。

学生ローンの返済方式を確認しよう!返済しにくい場合も有る!

学生ローンでは元本自由返済方式と言う返済方式が採用されている場合が多く、この方式では利息は毎月支払いますが、元本分の返済は返済期限内であればいつでも構わないという大変柔軟なものになっています。

このため学生の場合には学業のためにアルバイト時間を削らなければならないようなときには有り難い方式と言えますが、それでも利息分だけでも支払わなければなりませんから、自分が支払っていけるかは予め計算しておくべきでしょう。

また返済方式も店舗に行けないような場合には、遠隔地からどのように返済を行うのかについて、予め確認しておく必要が有ります。多くの場合銀行振込や郵送などが用意されています。

学生ローンで採用されている返済方式とは

返済期間中にしっかり返済するためには、まずどのように月々の返済額が決められるのかを知らなければなりません。これを返済方式と言いますが、ローンの返済方式には様々なものがあります。

ただし学生ローンでは多くが次のような方式をとっています。

返済方式 特徴
元本自由返済方式 月々利息を支払えば元本は返済期限内に自由に返済する方式
借入後残高スライドリボルビング方式 借入直後の元本の金額を何段階かに区切ってそれぞれ利息分と元本の返済分の合計額が決められる方式で元本が大きくなれば返済額も高額化する方式

この他の返済方式を採用している場合も有りますが、その場合も元本の返済分をどのように決めているかがポイントになるのでよく確認して下さい。

学生の場合には収入が安定している人はそれ程いませんから、使い勝手から言えば元本自由返済方式のほうが、返済しやすいと考えられます。

自分の返済の可能性を探ってみよう

そこでどういった返済方式が良いのか考える場合重要な判断材料になるのが自分の返済の可能性です。それはどのように判断すれば良いのかと言うと、要するに月々いくらまでなら返済に回せるのかを見極めれば良いのです。

この返済に回せるお金が大きければどんな返済方式でも返済して行けるはずですが、安定性が無く収入が少ない時にはあまり余裕が無いというのであれば元金の返済は自由になっていたほうが良い訳です。

そこで自分の月々の収入から支出を差し引いた収支を過去1年分計算してみましょう。

収支が黒字になっていれば、その分の余裕が有るということになり、収支が最低になる月でも、それが利息分以上あれば元金自由返済方式で融資を受けることができるはずです。

もしある程度の元金の返済が有っても大丈夫ということであれば、いくらまでの返済ができるのかを確認しておいて下さい。

返済方法にも注意が必要

また返済方式以外に返済方法も確認しておきましょう。例えば返済は店舗の窓口以外にはできないということであれば、利用できる人と言うのはかなり限られてしまいます。

最近では多くの学生ローンが全国から利用出来るようになっているので、返済が窓口だけということは殆どなく、多くは銀行振込での返済に対応しており、一部では現金書留での返済もできる場合が有ります。

ただし問題なのはこの銀行振込や現金書留と言うのは返済以外に振込手数料あるいは郵送費が掛ってしまう事になるので、返済の可能性を探る時に正確を期すには、この分についても計算に入れておかなければなりません。

~リボルビング払いに注意~
最近では少なくなりましたが返済方式の中には単純にリボルビング方式というような業者も有ります。このリボルビング方式は、高額の借入れをした場合でも月々に返済額が一定で利用者としては返済しやすいものです。しかし、元本が大きくなると利息も高額になりますから月々の元本返済分が減って、利息ばかり返済して行くことになってしまう為に返済総額が増えてしまう事に繋がるので注意が必要しなければなりません。
【関連記事】

元本自由返済方式には要注意?返済総額が高額化する可能性有り!

元本自由返済方式については説明してきてきたように学生には大変使い勝手の良い方式です、しかしこの方式を利用すると利息ばかり長期間支払うことになりかねないという問題も有るので十分注意しなければなりません。

利息と言うのは金利も関係しますが、元本や借入期間も大きく関係してしまい、元本の返済を先送りにすれば、大きな元本をいつまでも借りているという事になり、その間ずっとそれに基づいて利息が計算されるので利息も高額になります。

したがって、元本自由返済方式とは言っても、元本を先送りしていたら業者が儲かるばかりですから、やはり学生とは言っても計画的に元本を減らしていくことがお得な利用をするうえで大変重要なことになります。

元本分が返済できなければ利息ばかり支払うことになる

次に多くの学生ローンで採用されている元本自由返済方式について検討してみましょう。

元本の返済は自由な訳ですから、最初の頃は返済が楽な利息だけを支払って、元本の返済は先に延ばし、長期休みなどで高額のアルバイト収入が入ったところで元本の返済を行なったり、元本の返済は卒業後にしてしまうという人もいます。

しかし先ほどの数式で分かった通り元本が減らなければ月々の利息はずっと減らないということになります。つまりその間ずっと利息を支払っているのに元本はそのままと言う状態が続くわけです。

平たく言えば大変効率の悪い返済と言えるでしょう。

返済総額を考えれば他の方式よりも高額化してしまう可能性

このため他の返済方式と比較した場合、元本が減らない期間の利息は余分に支払っているのと同じですから、返済総額を計算してみると、元本自由返済方式のほうが、高額になってしまうことになります。

確かに学生のように収入が安定していない人にとっては元本自由返済方式は、大変返済しやすい方式になる可能性が有りますが、客観的に見れば使い方によって良い方式とは言えなくなるので注意しなければなりません。

学生ローンでも別の返済方式を用意している金融業者が有るのは、不利な返済になってしまう可能性をあらかじめ排除しているということもできるでしょう。

元本自由返済方式でも計画的な返済が重要

このため、確かに元本自由返済方式と言うのは学生にとっては返済しやすい訳ですから、それを利用するにしても、返済する際には、元本を出来るだけ早く返済してしまえる様な計画性のある返済を行う必要が有ります。

例えばアルバイト収入が減ってしまうであろう試験期間などでは利息分だけの支払にすることは仕方が有りませんが、その他の時期は必ず一定額以上の元本の返済を行うように返済計画を立てておくというような事が必要でしょう。

返済というのは遅かれ早かれ行わなければならないものです。

ですから、如何に無理せず、また如何に有利に返済できるかをよく考えて、返済して行くようにしてください。

~自分のお金の管理が重要~
本文では収入から支出を差し引けというような事を言っていますが、これはそのそれぞれの金額が分らなければ計算することができません。特に支出が良く分らないという人は多いはずですから、こういう時のために日頃から自分のお金の管理はしっかり行っておきましょう。

借入れを考えた時はどうすべきか?まずは借りない方法を考える!

では学生だがお金が必要で借入れしたいと考えた場合、どのような手順で考えを進めればよいのでしょうか。まず基本は学生であろうと社会人であろうとお金を借りる前にお金を借りなくて済む方法を考える事です。具体的には何らかの節約を考えます。

もしどうしても借入れが必要と言うのであれば、やはり節約を考えたうえで出来るだけ借入額を少額にしましょう。そして重要なことは返済方式を理解して自分の返済能力で返済していける場合にだけ借入れを行うということです。

もし返済が途中でできないということになってしまうと、学生であっても、債務整理などに追込まれることになって、最悪の場合自己破産をするしか方法が無くなる場合も有るので、借入れと言うのは十分注意しなければなりません。

借りなくて済ませられないかを考える

ローンというものは学生ローンでも一般向けのキャシングでも借りたものは返さなければなりません。ですから借りる時は良いかもしれませんが返済の時は大変苦しいものです。

そこでお金が必要だと考えた時、安易に借り入れを考えるのは止めて手順を踏んで考えるようにしましょう。

まず必要なのは借りることを考えるのではなくて借りなくて済ませる方法は無いのかということを考える事です。以前は今のように簡単にお金が借りられませんでしたから、お金に困った時はどうしたら借りなくて済ませるのか考えるのが普通だったのです。

そこで重要になるのが自分がどういった支出をしているのかを見直すことです。不要不急の支出はこの際止めるか先に延ばすようにしましょう。そうすれば、その分のお金は捻出できることになります。

借入れする場合はできるだけ少額にする

もしどうしても借入れが必要ということになったとしても、このように節約する部分を見つけることができれば、借入れする金額は少なくすることができます。

借入額が少なくなれば、その分返済期間も短縮することができるはずです。例えば10万円の借入れの必要が有ったところを9万円にできただけでも、返済期間は少なくとも一カ月程度は短縮できるはずです。

返済期間が短縮できれば、その分利息の支払いも少なくて済むわけですから、支出の見直しと言うのは大変有効なのです。

自分ではこれ以上減らせないと思ったら家族や知人に一緒に見直しをしてもらってみて下さい。別の人の考え方に照らすと、まったく必要のないものを自分では必要と判断していることも無いとは言えないのです。

またこの時借入れして返済方式に沿って本当に自分で返済できるのかもよく計算してみて下さい。

返済できないのではそもそもどんな理由が有ろうと借入れしたら返済できないのは目に見えています。

返済できなくなるとどうなるか

ではもし返済している途中で、お金の遣り繰りがつかず返済ができなくなってしまったらどうなってしまうのでしょうか。

まずは業者側から督促状が届きますから、その指示に従って入金すれば大きな問題にはなりません。単に返済を忘れたと考えてくれます。しかしそれでも入金しないと、今度は電話による入金の依頼が来ます。

それでも入金に応じないと、最終的には催告書というものが送られてくることになります。中身は最後通告のようなもので、それに応じなければいよいよ法的手段が取られることになる訳です。

もし返済の見込みがないのであれば、そうなる前に弁護士に相談して債務整理を行うようにするしかりません。学生でも最悪自己破産ということになるので、安易な借入れがどういった結果を招くか思い知るはずです。

~闇金の利用は止めよう~
本文では返済できなくなった時のことを説明していますが、一部の人の場合返済のために別の金融業者からお金を借りて返済することを考えます。しかしこの時点でお金を貸してくれるような業者と言うのはいわゆる闇金と呼ばれるような業者だけです。こうして自転車操業的な借入れが始まり徐々に深みに嵌っていきますから、そういった闇金からの借入れはせず、どうしようもなければ早めに本文で説明しているように債務整理をしたほうがまだよいでしょう。

ここで学生ローンの返済期限について纏めておきます。

  • 学生ローンでも3年あるいは5年と言う返済期限が決まっている
  • しっかり返済するためにはまず返済方式の確認が必要
  • 元本自由返済方式は学生には返済しやすいが返済総額が増える可能性がある
  • 借入れが必要と思った場合にはまず借りなくて済む方法が無いかを考える事が重要

返済計画を作るときは、返済できなくなった時にどういった支出を減らして返済するお金を作るかまで予め決めておけばいざと言う時も慌てずに対処することができます。

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