学生ローンを調査!親より頼れる金融屋さん探し

学生ローンは「サラ金」とどう違う?返済方式の違いに注意!

最近では貸金業者はサラ金と呼ばれるのを嫌い消費者金融と言うのが普通になっています。学生ローンも一般向けのキャッシングもこの消費者金融の金融商品で、その点では大きな違いが有るということは有りません。

ただし金融商品としてはそれぞれ違う面を持っていて、まず融資の対象が学生と社会人と言う違いが有り、もう一つの大きな違いが返済方式で、学生ローンのほうが元本の返済の自由度が高い方式が採用されている場合が多いことでしょう。

では学生ローンと言うのは学生しか利用できないのかと言うと、実際には学生のうちに利用し始めた人は、社会人になってからも、同じ条件で利用出来るところが多く、返済では学生向けの自由度の高い返済方式がそのまま利用出来ます。

サラ金と言う言葉は使われたくないらしい?消費者金融と呼ばれたい!

サラ金と言う言葉は以前厳しい取り立てなどで大多数の国民から敬遠される存在になってしまった事から、現在貸金業者はサラ金と呼ばれることを酷く嫌っており、業者自体は消費者金融という言葉を好んで利用しているようです。

学生ローンを提供している業者も分類としてはこの消費者金融の1つであって、夫々を区別しても業者の本質的な部分は同じなので大きな意味は持たないでしょう。

今でこそ学生ローンは大きな学生街というようなところでしか見られませんが、以前は都市部であればよく見かける業者でした。

しかし貸金業法が改正されて、学生相手では儲けが出しにくくなると社会人相手の消費者金融に転換した所も少なくなく、これも両者にそれほど大きな違いが無いことを示しています。

サラ金と言う名前は問題が有り現在では消費者金融と言われたいらしい

以前はサラリーマン金融と言う言葉をよく聞き、略してサラ金と呼んでもいましたが、最近このサラリーマン金融やサラ金と言う言葉を聞かなくなったと思いませんか。

実はサラリーマン金融と言われていた当時は、まだ法整備も進んでおらず、非常に高い金利で融資をすることも可能で、また裏社会とのつながりも強かったために返済できなくなると厳しい取り立てが行われることがよくありました。

このため、利息の重荷に耐え切れなくなって、一家心中に追い込まれる例も沢山有って、サラ金のイメージは徐々に悪くなっていき、それこそ近づくのも嫌だし、近付いたら利用者の方も周囲から敬遠されるような業界とみなされるようになってしまったのです。

このため、当時のサラ金はその状況が打開できなければ、生き残れないということを悟って、まず行ったのがイメージの改善です。

これにはそれまでの雑然としたイメージの店舗の改装や、女性タレントを使ったソフトで明るいイメージのCMの放映などが行われましたが、サラ金と名乗っている以上、それを耳にしただけで拒絶反応が出ることに変わりは有りませんでした。

このためそれ以後サラ金と言う名称は一切使わず、消費者金融と言う名称を使うようになったわけです。

現在でも、消費者金融はサラ金と言われるのを極端に嫌っているので、殆ど使われることが無くなりました。

そこで、ここでも以後はサラ金と言う名称は極力使わず消費者金融を用いる事に注意してください。

学生ローンを提供している業者も消費者金融の一種

学生ローンと言うと学生だけを相手にした特殊な業者だと考える人もいるかもしれませんが、お金を貸すという事業自体は学生であろうが一般社会人であろうが同じ仕掛けな訳ですから、事業自体に区別は有りません。

このため学生ローンを提供している業者も一般社会人にキャッシングを提供している業者も、同じように消費者金融ということになるのです。

実際学生ローンとは言っても卒業後も同様に利用できる業者が多く、社会人だと言って利用が中止になるようなことはまず有りません。

今でこそ学生ローンと言うのは大きな学生街のようなところでなければ見掛けなくなってしまいましたが、以前はそれ程特殊な存在ではなく、小さな都市でも学生向けに融資を行っている業者を見つけるのは難しいことは有りませんでした。

現在そういった業者は廃業してしまったかあるいは一般社会人向けのキャッシングを提供する普通の消費者金融に転換していいます。要するにこれを見ても両者の間に垣根のようなものは無い訳です。

~現在でも以前の体質を残している業者は珍しくない~
消費者金融となって体質改善に取り組んできたかつてのサラ金ですが、正規業者であっても残念ながらなかなか昔の体質というものは抜け切るのが難しいようです。金融業者というものは多かれ少なかれ裏社会とかかわりを持っています。上場でもすればその時に完全に切れますが、中小の業者ではそれが無いので、体質改善をしても完全には脱しきれません。たまに摘発される業者が有るのはこういう背景が有るためです。

学生ローンは消費者金融の金融商品!一般向けとどう違うのか?

では学生ローンと一般向けローンはどこが違うのかと言う話になりますが、ローンのような金融商品にはそれぞれ対象とする利用者がいて、金融機関はローンを提供する際に、そういった対象者に対して営業をかける訳です。

したがって学生ローンの場合には学生が対象であり、一般向けのキャッシングは主に会社員などが対象で、それぞれ利用しやすく設計されています。

学生ローンと一般向けキャッシングは返済方式が大きく違っている場合が多く、一般向けの場合には元本も月々返済して行くことになりますが、学生ローンの場合には元本の返済は期限までに返済出来れば自由となっています。

ただし、一般向けのキャッシングの場合カードを使うカードローンが有り、借りたり返したりが容易にできますが、学生ローンではそういったことができるのは極少数で、使い勝手の面での違いも無視できません。

金融商品には対象とする利用者が有る

それなら学生ローンと一般向けローンでは何が違うのかと言う点が気になります。

まず注意しなければならないのは金融商品にはその対象になる利用者が想定されています。学生ローンと一般向けローンは要するに金融商品の利用者のターゲットが違っているということです。

当然ですが、学生ローンの場合にはターゲットは学生ですし、また一般向けローンのほうは月々安定した収入が有るという申込条件から見て主なターゲットは会社員ということになります。

もちろん、その他にも自営業者やパート、アルバイトと言った人でも利用はできます。

このようにこれらは想定する利用者が最初の段階から違っているのです。

学生ローンと一般向けキャッシングローンは返済方式が大きく違う

ただし、ターゲットが違うわけですから、利用方法はそのターゲットになっている人が利用しやすくなっていて、そういった部分には大きな違いが存在しているので注意しなければなりません。

特に違いが顕著なのが返済方式に現れています。一般向けのローンの場合月々安定収入が期待できますから利息に加えて元本の返済も同時に行えるような返済方式であるリボルビング方式や残高スライドリボルビング方式などが採用されているのが普通です。

しかし学生の場合には、収入が有るという前提は避けられませんが、学生の場合試験期間などが有れば、アルバイト時間が少なくなって収入が減ることも想定しなければなりません。

このため多くの学生ローンでは元本自由返済方式を採用しており、月々利息分は必ず支払う必要が有りますが、元本については返済期限までであればどのように返済しても構わないということになっています。

学生ローンでカードローンとして利用できるものは極少数

また融資の利用方法にも違いが有ります。一般向けのキャッシングを利用する場合にはカードを利用してATMから融資を引き出すカードローンが一般的ですが、これを実現するためにATM網の整備が必要で莫大な設備投資が必要になります。

このため、通常一店舗で経営している学生ローンのような小規模な業者ではATM網は用意できず、カードローンと言う形で利用出来る学生ローンは極めて少数です。

しかも提供しているにしても店舗以外で利用出来るATMは提携ATMとなり、利用手数料がかかるので、あまりお得な利用と言うわけにはいきません。

~自分の返済能力を見極めよう~
どういった金融商品を利用するにしても、必ず何らかの形で返済を行っていかなければなりませんから、重要なのは自分はどの程度の返済がしていけるのかということを見極めることです。それには自分のお金というものを管理して、月々の収支を計算し、どの程度の余裕が有るのかを見極めなければなりません。まったく余裕が無ければ、返済はすぐに行き詰ってしまうことになるでしょう。

学生ローンは社会人でも利用出来るの?学生の内に利用した事が前提

ただし、学生の場合には学生ローンだけではなく一般向けのキャッシングの利用も全てでは有りませんが、可能ですから、使い勝手を考えて、一般向けのほうが自分に向いているというのであれば利用することができます。

これに対して社会人が学生ローンを利用出来るのかと言うと、社会人になってから初めて申込むということは出来ませんが、学生時代に利用を始めていれば社会人になってからでも利用出来るものはたくさんあります。

消費者金融の中には学生ローンと一般向けキャッシングの両方を用意している場合も有り、この場合は学生ローンを利用していて、社会人になったら適当な時期に一般向けに移ることも考えられます。

学生でも一般向けのキャッシングローンは利用出来る

このように利用者のターゲットが違っている学生ローンと一般向け向けローンですが、一般向けローンのほうは一般向けと言っているのですから学生でも利用できる可能性が有ります。

こういったローンには申込条件というものが、決められている為、この条件を満たさなければ申込みはできません。

しかし逆に考えれば申込条件さえ満たせば誰でも申込むことができるわけです。

申込条件は通常次の2点です。

  • 年齢制限
  • 安定収入

年齢制限は20歳以上となっているのが普通ですから、その点で利用できない学生はいます。次の安定収入はアルバイトを毎月行っていればばらつきはあるにしても申込みに支障はないはずです。

中には、これ等に付随して学生は除くというような記載が有る場合も有りますが、それさえなければ、学生であっても申込みは可能になるのです。

【関連記事】

アイフルのキャッシングローンは学生も利用可?条件を満たせば申込可

社会人が学生ローンを利用出来るのか?

それでは逆のケースはどうでしょうか、社会人が学生ローンの利用は可能なのかと言う点です。実はこれは一部可能と言えます。社会人になってから新たに学生ローンを申込むことはできませんが、学生の内に利用を始めた人の場合には、卒業して社会人になった後も利用できる学生ローンが多くなっています。

学生ローンの返済方法は元本の返済でかなり自由度が高いので、一部の社会人でも使い勝手は良い筈で、なかなか利用が止められないことも有りそうです。

ただし学生ローンの中には、年齢制限を設けている場合も有るので、こういったものはいつまでも利用できるわけではありませんから注意してください。

両方に対応しているローンも有る

また業者によっては学生ローンと一般向けローンの両方を提供している場合も有ります。

そういった業者の場合であれば、学生時代に学生ローンの利用を始めて社会人になって適当な時期に、一般向けのキャッシングの方に乗り換えることもできるわけです。

これから学生ローンを利用しようと考えているのであれば、社会に出てからどのように利用したらよいのかというような点についても、考えておくようにしましょう。

~卒業してからは一般向けのほうがお得になる可能性が有る~
本文では卒業後も学生ローンを使い続けられると説明していますが、一般向けローンのほうが大きな利用枠にできる可能性が有りますし、利用枠が大きくなれば適用される金利も低くなるので、学生ローンを利用し続けるよりも有利な利用ができる可能性も有ります。どちらが良いのかよく考えて選択することが必要でしょう。

消費者金融は正規業者!非正規業者も有るので学生でも要注意

ここで説明している学生ローンも一般向けキャッシングも金融商品としては消費者金融と呼ばれる正規業者のものです。金融業者は都道府県に登録が義務付けられていますから、そういった業者はひとまず安心です。

しかし金融業者はそういった正規業者ばかりとは限らず、正式登録の無い非正規業者も存在し、迷惑なことに正規業者を装って融資業務を行っている業者も有ります。この非正規業者こそかつてのサラ金の悪い面をそのまま残した業者なのです。

このため学生ローンを利用する場合でも、その業者が正規業者なのかどうかは利用前に必ず調べて、少しでも怪しい面があれば、別の業者を選んでおいた方が無難です。この点十分注意してください。

学生ローンもキャッシングローンも正規業者の金融商品

ここまで説明してきた学生ローンも一般向けローンも提供している業者と言うのは法律に則った正規登録をした消費者金融の話です。

しかし金融業者と言うのはそういった業者ばかりではありません。先ほど説明したようにサラ金と呼ばれていた頃は、同じサラ金として分類されていましたが、その後現在でいう貸金業法ができて、それを遵守して体質改善に進む業者とそうでない業者に分かれたのです。

遵守する側が現在の消費者金融だとすれば、法律を無視した方が非正規業者ということになり、現在いわゆる闇金と言う形で残っている業者です。

闇金もやはり正規業者と同じように融資を行って利息を取ることによって利益を得ていますが、法律無視ですから、法定内の金利かどうかなど無視されますし、守っていたとしても様々な手を使って儲けを出そうとしてきます。

正規業者を装って融資している闇金に注意

こうした闇金の中でも、特に注意しなければならないのは、正規業者を装っている場合で、そういう場合簡単には見分けられず、申込者は正規業者を利用しているつもりであっても、実際には闇金かもしれないということになります。

このため中小の金融業者を利用する場合には、それがどんなに有名な業者であっても、申込前には、闇金ではなく正規業者であることを確認しておく必要が有るのです。

そのためには正規業者は登録されているのですから、その登録情報を利用することがきます。

登録情報と言うのは金融庁がインターネット上に公開していて、誰でも検索することが可能になっているので、利用しようと言う業者が有ったらその業者が公開している次の業者情報が登録情報と合致しているかを確認すれば良いということになります。

  • 業者名
  • 代表者名
  • 登録番号
  • 所在地
  • 電話番号

業者は例えば名称や登録番号などを実際にある業者を詐称している場合が有るので、これらすべての情報が合致するかどうかで確認して下さい。すべて合致していたら本当の登録業者ですから、闇金の場合は電話番号など一部は必ず違っている筈です。

学生ローンを利用する場合も業者を調べたほうが良い

この話は学生ローンだからと言って例外にはなりません。闇金にもいろいろあって、学生は相手にしないようなところも有りますが、相手が学生であろうが無かろうがお構いなしと言う業者も有るのです。

ですから、学生ローンを利用する場合も必ず事前に、その業者のことをよく調べて、少なくとも闇金ではないという確証を得てから、申込みを行いましょう。

例えば友達が利用しているから大丈夫というような過信をしてはいけません。友達が騙されている可能性だって考えられるのです。お金のことについては、必ず自分自身で調べ、そして自分で判断しなければなりません。

その結果騙されたという場合でもそれは自己責任であって、他の誰の問題でもない事を予め了解しておきましょう。

~まず必要なのはお金を借りないで済ませること~
学生ローンにしろ一般向けローンにしろ、お金を借りることには変わりは有りませんが、お金が必要だと考えた時に最も重要なのは何処から借りるかということではなくて、借りなくて済ませるにはどうしたらよいのかを考える事です。手順を間違えてはいけません。

ここで学生ローンとサラ金の違いについて纏めておきます。

  • 最近ではサラ金と言う言葉は敬遠され消費者金融と呼ばれ学生ローンもこの消費者金融の金融商品の一つと考える事ができる
  • 学生ローンが一般向けローンと違う点は対象となる利用者の想定が学生なのか社会人なのかと言う点でそれぞれ対象が利用しやすく設計されている
  • 学生ローンは在学中に利用を始めれば社会人になっても利用出来る
  • 金融業者には消費者金融の他にも法令無視の非正規業者が存在するので業者選びには注意が必要

学生ローンも一般向けローンも借りる場合にはお得に借りるにはどうすれば良いのかも重要な点です。元本の返済が自由であっても返済を期限ぎりぎりまで延ばせば、返済は楽かもしれませんがと利息分の支払いが大きくなるのでお得とは言えないのです。

閉じる
閉じる