学生ローンは高校生でも利用出来るの?卒業まで借入れはできません!
多くのローンは成人しなければ申込みができませんが、学生向けの学生ローンの中には18歳から利用できるものもあり、大学生などが利用できますが、高校生の利用は認められていません。
もし高校在学中にお金が必要だと思った場合には、まずはそのお金が本当に必要なのかよく考えて、必要な場合には親権者に相談してみるようにしましょう。
進学のための学費を心配しているのであれば、高校生が単独で借入れできる金額では有りません。高校在学中から親権者や高校の指導教諭にも相談して計画的な借入れを考えなければなりません。
それなら卒業後すぐに借入れたいという場合も返済ができる収入が無ければ審査には通りませんから注意してください。
学生ローンは18歳から利用出来る!高校生は申込めない?
ローンの融資自体には年齢による法的な制限は有りません。したがって金融業者が貸そうと思えば、18歳であっても融資することは可能です。
しかし現在殆どのローンは20歳以上でなければ申込みができない事になっています。
ただ学生を対象にしたローンであるいわゆる学生ローンの場合には、大学入学時の年齢に合わせて18歳から申込みができるようになっているものも有ります。
ただしこれらも、融資対象と考えられているのは、あくまで高校を卒業した大学生や短大生、専門学校生などになっている為、18歳であっても高校生には利用できません。
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法的には未成年への融資は可能だが殆どは20歳以上の年齢制限有り
ローンを利用してお金を借りようという場合、お金に関わる問題ですから、法的にも厳しい規制が有るように感じますが、特に年齢で融資が規制されているような事はりません。
しかしローンを利用する際には借り手と貸し手の間に契約を結ばなければなりません。この契約というものは民法によって未成年の場合には保護者の同意が必要となっています。
このためローンは未成年でも利用出来るが、保護者の同意が必要ということになります。
ローンの申込みでは最近ではネット上から申込みができるようになり、本人確認すら難しのに、更に保護者の同意の確認もしなければならないのは金融機関にとってかなり面倒です。
ですから殆どのローンというのは保護者の同意が必要にならない20歳以上でなければ申込むことができません。
学生ローンなら18歳から利用できるものが有る
ただし、例外になるのが学生ローンで、学生ローンの場合には18歳から借りられるものがあります。
18歳ということになると本来はやはり保護者の同意が必要で、学生ローンの場合、この規定に則って確認が行われるものも有ります。
しかし、その一方で学生証などの提示で保護者への確認を行っていないものも有り、親バレせずに借入れすることも可能です。
したがって未成年の学生が借入れできるとすれば、この学生ローンが有力候補ということになる訳です。
高校生の利用は無理
それなら高校生でも18歳なら学生ローンで借入れできると思ってしまうかもしれませんが、そう簡単ではありません。
こういった学生ローンにも申込条件が決められていて、年齢は18歳以上になってはいるのですが、但し書きが有ってほとんどすべての学生ローンで高校生を除くとなっています。
つまり学生ローンの申込みができるのは、高校卒業後の次の学校に進学した人に限られます。
- 大学
- 大学院
- 短大
- 専門学校
- 予備校(学生ローンによっては含まれない)
このように、融資の対象になっているのは、高校卒業後に進学することになる上級の学校だけということです。
このため、高校生の場合には学生ローンであっても利用することは困難です。
高校生自身はどう考えているかはわかりませんが、世間一般の考え方としては、高校生と言うのはまだ親権者の保護下に有るものとされます。したがって、面倒かもしれませんが、何かを行なおうという場合には親権者に予め話して了解を取っておくとスムーズに進みます。
本当に必要なお金か考えてみよう!必要なら親権者に相談する事が先決
このように高校生がお金が必要で、ローンの申込みをしようと考えたとしても、貸してくれる業者は無い訳です。
そこでもしお金が必要と考えた時には、まず本当にそのお金が必要なのかをよく考えてみて下さい。必要性の有無や、借入れではなく遣り繰りで乗り切れないかなどを検討してみましょう。
もし本当に必要なお金だと考えた場合には、まずは親権者に相談してみましょう。必要性が有れば理解が得られるはずです。
もし親権者が必要ないと判断したら、自分でもう一度考え直してみましょう。どうしても必要なら再度検討し直して説得を試みるのも必要なことです。
説得できないようなお金は、高校生の時点では必要性が無いということです。
まずは本当にお金が必要な状況なのか考えてみよう
説明したように高校生がローンでお金を借りることは、まず無理です。
そうは言ってもお金が必要なのだという人もいるでしょうから、そういう場合どうすれば良いのかを考えてみましょう。
まず行わなければならないのは、そのお金は本当に必要なのかを考えてみることです。
借り入れを考える前に自分の蓄えを見直してみるとか、支出を見直して遣り繰りできないかを考えてみて下さい。無駄なお金を使っているかもしれません。
蓄えが有ったり、無駄使いが有った場合には、そういったお金で必要なお金が調達できるかどうかを見極めましょう。遣り繰りできれば、借入れする必要は無い訳です。
本当に必要なお金なら親権者に相談してみよう
もし必要なお金には足りないという場合には、何に利用するのかを整理して親権者に相談してみましょう。
業者から借入れできない訳ですから、頼るのは親権者しかありません。援助してもらうのか、あるいは返済を前提にして貸して貰うのかも含めて良く利用目的を説明してください。
もちろん親権者の経済状況によって援助なり貸すなりしてくれるかどうかわかりませんし、そもそも親権者が納得できるだけの説明ができるかどうかも問題です。
親権者が必要ないと判断したら再度考え直す事が重要
もし親権者にもお金がないということであれば、諦めるしかありません。
しかし、説明が納得できずに、貸す必要が無いと言われた場合には、どの部分が納得できないのかをよく聞いて、再度自分で考えるということにして取り敢えず話を終えましょう。
そして納得できない理由を自分なりに考えたうえで、再度もっと緻密な計画を練って話し合いを持ってください。
説得できるかどうかはどれだけ必要性が示せるかどうかです。
もしどうしても必要性が無いと言われたら、それは一般的に考えて必要のないお金ということです。
その場合には人生経験が圧倒的に長い親権者のいうことを聞いて、とりあえずお金の調達は先送りしましょう。
親権者に必要無しと言われても、自分の趣味などはなかなか目的を捨てきれません。もしどうしてもお金が必要と言うのであれば、高校卒業を待ってアルバイトで稼ぐか、学生ローンなどで借入れして、自分で何とかすることを考えてください。
学費を借りるのであれば計画的に!高校在学中から考えておこう
もし必要としているお金が進学のための学費と言う場合には、18歳まで待っているのではなくて、もっと早い時期からどのように用意すれば良いのか計画を練る必要が有ります。
これは自分一人で考えても答えは出ないはずですから、親権者や高校の担当教諭も含めて相談にのってもらう必要が有ります。
親権者の経済状態に余裕が無いというのであれば、借入れの方法も考えておかなければなりません。
ただし借入れの方法としては基本は奨学金ということになりますが、入学前に支払うことになる入学金や場合によっては前期の授業料などは奨学金では間に合いません。
そこでその分については教育ローンの利用を考えるなど使い分けが必要です。このように奨学金と教育ローンを上手に利用してください。
進学の為の学費が必要なら高校在学中から計画を立てよう
お金の必要な理由が上級の学校に行くための学費と言う場合には、諦めることはできません。そこで計画は長期的に進める必要が有ります。
もちろん高校生が自分だけで必要なお金を調達することは無理です。
ですから、まずはどういった方法が考えられるのかを調べる事から始めて、どのように卒業までのお金を用意すれが良いのか、利用する金融商品は何が良いのかということを、少しづつ決めて行きましょう。
そのためには、卒業寸前に検討を始めても遅いので、志望校が決まったら、その時点からそこに到達するにはどうすれば良いのかを考え始めてください。
親権者や学校に相談する事も重要
志望校が決まれば、いくらくらいの学費が必要なのかが分りますから、その時点からは親権者や学校の担当教諭も交えて検討を進めてください。
親権者が学費は出すと言えばそれはそれで万々歳ですが、そういった余裕が無いことも現在の日本では珍しいことではありません。
ですからそういう場合にはどういった方法で学費を用意できるのかを学校側からもアドバイスをもらって、実際に入学金が必要になる時点までに、お金の調達方法を決めておきましょう。
場合によっては親権者が進学自体に反対することも有るかもしれませんが、そういった場合には親権者の負担を極力少なくできるような借入方法を検討して説得しなければなりません。
教育と言うのは能力次第で誰にでも受ける権利が有ります。お金が調達できないと言う理由で諦めるというものではありません。よくよく検討して悔いのないようにして下さい。
奨学金や教育ローンを上手に利用しよう
学費の借入れと言えば、まずは奨学金です。日本の国が用意している奨学金は先進国では最低の制度です。そもそも他の国の奨学金では給付型と呼ばれるもので返済の必要がありません。
ところが日本の制度は批判を受けて給付型も用意されましたが実質的に利用できる人は殆どおらず、利用者の殆どは貸与型と呼ばれる、奨学金とは名ばかりのローンです。
ただし他の教育ローンなどと比べれば有利なのは間違いなく、返済も卒業後で良いので、大きな不満はありますが、学費の借入れとしては、現時点で最も良い借入先でしょう。
またこれであれば学生自身が借りることになるので親権者に負担がかかることも有りません。
ただし奨学金の申込みは入学後になるので、入学金などには間に合いません。そこでこの入学時のお金については教育ローン等別ローンの利用が必要になります。
しかもこの教育ローンは学生自身が借りるのは難しく、親権者の負担ということになるので、この部分で親権者の了解が必要です。
ただし返済のことを考えた場合、利息の支払いは必要ですが、元金の返済は卒業後にすることができるものも有るので、親権者に負担が掛けられないのであれば、そういった借入方法もあります。
どのような組み合わせで借入れするかは、学生自身と親権者の間で考えてください。なるべく負担が少なくなるように上手な利用方法を考えてください。
教育ローンは民間の金融機関のものですから、親権者の返済能力次第では融資が断られる場合もある筈です。この場合には公的な教育ローンも用意されているので、何が有っても諦めないで、早め早めに対処して行きましょう。
卒業後も借入れは返済できる事が前提!高校時代から心掛ける事とは?
大学生に良く有ることですが、まだまだ人生経験が短くお金を借りる場合、あまり深く考えず無鉄砲に借入れしてしまう人がいます。
しかし安易に借入れしてしまうと、返済できなくなってしまうことも無いとは言えません。ですから後先考えずに安易に借入れを考えるべきではありません。
そこで大学に進学したからと言って、やっと借入れできると思って借入れしてしまうような事が無いようにして下さい。
借入れするには返済できるだけのお金が稼げるようにならなければなりません。
そこで高校時代から実践してほしいのは、自分のお金を管理する習慣をつけることです。管理できていなければ返済できるかどうかも判断できないのです。
安易に借入れを考えるべきではない理由
ここまで説明してくると、今すぐ借りたいけど、借りるのは難しい。そこで大学に入ったらすぐに借入れしようと考えている人もいるかもしれません。
大学生くらいの年齢の場合、まだ人生経験が短いですから、お金で困ったことが無かったりや、お金を借りたいと思うのが初めてと言う人は多いはずです。
このためお金を借りようという場合、あまり深く考えずに安易に進めてしまう事も少なくありません。
しかしそれは無謀とした言いようが有りません。借入れで最も大切なことは返済です。後先考えずに借入れして返済できないのでは話になりません。
学生ローンを利用するにしても、こういった無謀な学生を排除するために、前提としてアルバイト収入が無ければ審査に通ることは有りません。
もちろん学生ですからそれほど高額な収入が期待されるわけではありませんが、とにかく収入が無ければ借りることはできないのです。
進学後はまず借入れを考えるのではなくて収入を得ることを考えよう
このため例えば大学に進学したとして、すぐに学生ローンを申込んでも借入れはできませんから、学業の日程が落ち着いたら、まずはそれに影響の出ない範囲でアルバイトをしてみましょう。
収入が発生すれば、そもそも借入れをする必要は無くなるかもしれませんし、アルバイト収入が有れば、ローンの借入れもできるようになります。
進学したら焦って借り入れを考えるのではなく、手順を踏んで、収入を作り、ローンの利用も可能なようにして行く必要が有るのです。
重要なのは自分のお金を管理する習慣を付けておく事
そこでぜひ高校時代から身に付けて習慣化してほしいことが有ります。
それは自分のお金を管理するということです。平たく言えば小遣い帳のようなものを作るようにしてほしいのです。
そうすれば自分が日頃から何にお金を使っているのかということが分るようになります。
進学した後自分の収入が発生すれば、収入と支出が把握できるようになって、自分にどの程度の余裕が有るかというような事もはっきりしてきます。
そこまで分かれば、ローンを借りた時に返済して行けるかどうかも見えてくるようになります。
ローンの審査と言うのは詳細は分りませんが、概ね次のことが確認されます。
- 申込者が本人である
- 申込者が返済できる
- 申込者が信用できる
学生ローンでは本人確認は学生証で、返済の元になる収入は自己申告、信用は信用情報で確認が行われます。
ここで高校生の学生ローンの利用について纏めておきます。
- 学生ローンは18歳から利用出来るが高校生の利用はできない
- お金が必要なら親権者と相談する事が大切
- 学費が必要な場合には親権者と相談して奨学金や教育ローンの利用を考える
- 卒業後進学してもすぐに借入れを考えるのではなく収入を得ることが先決
高校生もお金が必要なのは理解できますが、返済能力から考えて借入れは無謀です。高校生には闇金も手を出さないでしょうが、もし融資してくれる業者があっても近づかないようにして下さい。