プロミスのキャッシングローンは学生も利用可?審査は厳しめで要注意
プロミスは大手消費者金融の一角で、融資は最高500万円まで対応し、申込条件では年齢制限や収入要件は有りますが、特に学生が排除されてはおらず、条件さえ満たせば学生でも申込みが可能です。
プロミスの審査は最高金利が他の大手消費者金融よりも若干低くなっている為、その分審査が厳しくなっていると言われているので、収入が少なく安定性も低い学生にとっては、かなり厳しいと予想できます。
返済も月々一定額になるので学生の場合収入によっては返済が厳しくなることが予想されるため、収入の状況によっては比較的元金の返済が自由に設定できる学生ローンのほうがお勧めできる場合が有ります。
返済については安易な考えは持たないようにしましょう。
プロミスのキャッシングローンとは?学生の借入も可能!
プロミスのキャッシングローンは他の大手消費者金融のキャッシングに比べて若干低い500万円までの融資が行われ、最高金利は若干低めの17.8%ということになっています。
申込条件では20歳以上で安定した収入が必要とされますが、学生についての言及はないので成人していれば借入れできる可能性があり、条件を見て申込みを考えましょう。
ただし上限500万円と言っても、学生の場合収入はそれほど大きくは有りませんから、融資されるのはせいぜい50万円までになってしまうのであまり過大な期待はしないでください。
プロミスのキャッシングローンは500万円まで
プロミスは三井住友銀行グループの大手消費者金融です。テレビコマーシャルも盛んに流しているので知らない人はあまりいないでしょう。
プロミスのキャッシングの仕様は次のようになっています。
商品名 | プロミス |
---|---|
利用限度額 | 500万円 |
金利(年利) | 4.5%~17.8% |
返済方式 | 残高スライド元利定額返済方式 |
他の大手消費者金融の利用限度額が800万円になってきているので、多少見劣りがしますが、それでもかなりの高額です。
金利は最高17.8%で他の大手消費者金融の18.0%に対して若干低くその分有利な利用ができます。
しかし金利が低いということはそれに見合う信用が要求され審査は若干厳しくなる可能性がるので要注意です。
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申込条件では学生を排除はしていない
プロミスのキャッシングの申込み条件が次のようになっています。
- 20歳以上69歳以下
- 安定収入が有る
また但し書きで主婦、学生でもアルバイトなどで安定した収入が有れば申込めると記載されています。
したがって、20歳以上でなければなりませんが、学生でも安定した収入が有れば申込む事ができるわけです。
学生の収入では融資上限はせいぜい50万円まで
ただし、プロミスは銀行系消費者金融と言っても、銀行ではなく貸金業者ですから、貸金業法の規制を受けることになります。
貸金業法には総量規制と言う規制が有って、融資できるのは年収の3分の1までとされていますが、例外として収入が少ない場合には1社あたり50万円までは年収に関わらず融資できるとされています。
学生の年収と言うのは、安定していたとしてもそう高額にはなりませんから、殆どの学生と言うのはこの50万円が上限になると考えられます。
たまに500万円まで利用出来ると勘違いして申込みをしてくる学生もいますが、そんなに高額な融資はなかなかしてもらえない事はよく覚えておいてください。
本文では学生の場合上限は50万円までになるのが普通と説明していますが、これはあくまで上限の話です。実際には審査が行われて決まりますから、最初は更に少額で、10万円台程度になるのが普通でしょう。さらに高額にするためには、借りては返すという利用を誠実に行って信用を付けて行くことが必要になります。
プロミスの審査は学生でも通過できるか?学生には少々厳しい!
プロミスのキャッシングローンは学生ローンとは違い一般向けのローンですから申込みの際も学生ローンのように学生証だけで申込みはできず、指定された書類を用意しなければならにので注意してください。
また申込時に行われる審査では、勤務先にプロミス側から直接電話で在席確認が行われるので、その点にも注意しておかなければなりません。
プロミスだけではありませんが、大手消費者金融のキャッシングローンの審査通過率と言うのは、50%に満たず半数以上が審査否決になっています。
したがって、学生ローンに比べてかなり審査は厳しいと予め覚悟しておくことが必要です。
本人確認書類は学生証は使えない
プロミスのような一般向けのローンでは学生ローンとは審査でも違う面が有るのでその点について説明しておきます。
通常プロミスに限らすキャッシングの申込みでは、本人確認書類の提示が必要になります。
学生ローンの場合、殆どの業者では学生証の提示だけでも融資に応じてくれます。しかしプロミスのような一般向けのキャッシングの場合には学生証では認められません。
プロミスの場合、次の内の1つを用意する必要が有ります。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証+住民票
詳細についてはプロミスのホームページなどで確認して下さい。
もしプロミスを申込もうと考えている場合には、事前にこれ等の書類の内の1つを用意しておくようにして下さい。
在席確認が行われるので虚偽の申告はできない
また一般向けのローンでは審査中に在席確認というものが行われます。学生ローンでも行われる事が有りますが、殆どの場合は行われません。
この在席確認と言うのは申込時に申告した勤務先に対して、金融業者側から直接電話を入れて実際に在籍していることを確認するものです。
これは本人確認の一環として金融業者としては外せない確認で、プロミスでも必ず行われています。
この点学生ローンに比べて審査が厳密に行われると言って良いでしょう。
学生の中には学生は特別でそんなことは行われないだろうと考えている人もいるようですが、小規模消費者金融ではそういった例がありますが、大手の場合は学生を特別扱いするようなことは有りません。
したがってプロミスの申込みをしたら在席確認には十分注意してください。
審査通過率から考えれば審査はかなり厳しい
どの程度審査に通過できるのかと言う割合を表す指標に審査通過率というものが有ります。こういった数字は銀行などでは公表されていませんが、大手消費者金融は発表している場合が有ります。
それによればどの大手消費者金融では40%台になっていて、プロミスでも同じ程度です。
これを見れば分かりますが、テレビのコマーシャルなどでは申込めば誰でも貸して貰える様な印象を受けますが、実際には半分も審査には通過していません。
しかもこれは社会人を含めた数字ですから、収入が少なく会社員などに比べれば安定性も低くならざるを得ない学生では、更に厳しいと考えられます。
したがってプロミスの審査をあまり甘く見ることはできません。そう簡単には通過できないと考えてください。
審査では返済能力として年収の金額や月収の安定性などが問われますが、更に信用評価として信用情報が参照されて、過去の金融取引状況などが調べられます。この中に例えば過去にローンの返済を滞納したというような記載が有れば、審査には通らなくなってしまいます。
一般向けのキャッシングは返済が厳しい?月々一定だが学生には高額!
幸いプロミスから借りられたとしても、その後には返済を続けて行かなければなりません。
プロミスの返済方式は月々元金の返済分と利息分の合計が一定になる方式になっているので、収入が安定していれば、返済しやすい方式になっています。
しかし学生の場合会社員などに比べると、アルバイト時間は時期的に少なくならざるを得ない場合が有り、あまり安定しているとは言えず、返済額が一定になっていることがかえって問題になる場合が有ります。
このため借入れ前には、自分が返済して行けるかどうか、必ず計算して可能性を探っておく必要が有ります。
プロミスの返済方式とは?
ローンを借りたら返済して行かなければなりません。多くのローンと言うのは会社員が月給制で収入を得ていますからそれに合わせる形で月々返済して行くような設計になっています。
プロミスの場合も基本は月々返済して行くという返済方法になります。
そこで気になるのが月々いくらの返済になるのかと言う点でしょう。この月々どのように返済して行くかは返済方式というもので決まり、プロミスの場合には残高スライド元利定額返済方式が採用されています。
これは借入後の残高を段階的に区切って各段階で返済額が決まっていて、元金返済分と利息分の合計が一定額になる方式です。
プロミスの場合次のように3段階に区切られています。
借入後残高 | 返済額(1000円未満は切り上げ) |
---|---|
30万円以内 | 借入後残高×2.53% |
30万円超100万円以内 | 借入後残高×3.61% |
100万円超 | 借入後残高×1.99% |
ただしこの返済額は最低返済額になり、この金額以上ならいくらでも構いません。
収入が安定している会社員などの場合、返済額が変わりませんから、大変返済計画が立てやすく、返済しやす方式と言えるはずです。
学生の収入は会社員に比べ安定とは言えない
しかし、いくら安定した収入が有るから申込みができた学生としても、会社員のような安定性は望めません。
そもそもアルバイトですから、学業の環境が変化すれば、アルバイト時間も変化することになり、安定した収入が続くとも限りません。
返済が可能かどうか良く計算してみる必要が有る
そこでプロミスの借入れを考えた場合には、まずは自分が返済して行けるのかどうかをよく計算してみることが必要です。
そのためにはまず1年程度遡って月々の自分の収入と支出を調べてみて下さい。
次に月々収入から支出を差し引いて収支を計算してみましょう。この収支が自分が利用出来る余裕ということになります。
それまでの支出内容を変えずに返済していくとすれば、この収支の中から行う必要が有ります。
収入が安定していなければ収支もかなりバラツキがある筈ですから、収支が最低になる場合を基準に考えてください。
最低の収支額でも返済して行けるのであれば、プロミスの借入れをしても返済は大丈夫でしょう。
しかし返済には足りないとすれば借入れは見合わせたほうが良いということになります。
収入や支出は自分のお金を管理していなければ、そう簡単には分りません。ですからアルバイトを始めたら、自分のお金というものを日々管理して記録に残すようにしておきましょう。お金を借りるときの参考になるだけではなく、節約を考えるときなどにも役に立つものです。
場合によっては学生ローンの利用も考えよう!学生には利用しやすい
学生ローンの返済方式と言うのは月々利息分は入金しなければなりませんが、元金の返済分は自分で決めることができるようになっていて、収入が不安定でも返済しやすい方式です。
このため、時期的に収入が減ってしまうことがあると考えられる学生の場合には、やはり学生ローンのほうが、プロミスよりも返済しやすいのは間違いありません。
そこで自分の返済能力を良く分析して、場合によってはプロミスの利用は見合わせ、返済しやすい学生ローンの方を選択した方が、あとあと無難と言えるでしょう。
有名どころだからと言って学生にも向いているとは必ずしも言えない訳です。
学生ローンの返済方式とは
このようにプロミスの場合には学生にはあまり返済しやすいものとは言えないことが分りました。
では学生向けに設計されている学生ローンというのはどういった返済方式になっているのでしょうか。
返済方式はローンによって違うものですから学生ローンでも別に統一されているわけではりませんが、多くの学生ローンが採用している方式としては元金自由返済方式というものがあります。
この元金自由返済方式と言うのは、利息分については月々返済する必要が有りますが、元金の返済については返済期限までであれば、何時返済しても構わないと言う方式です。
つまりお金が有る時には利息分と元金分を返済していて、お金が少なくなるような時期には利息分だけ返済するというような方法を使うことが可能になる訳です。
学生には学生ローンの返済方式のほうが返済しやすい
先程も説明したように学生の場合、安定収入と言っても、時期的には収入が少なくなる可能性もあります。
したがって、返済額が一定では返済しにくくなってしまうことがあるわけです。
ですから学生にとっては返済額が収入に見合って増減できた方が、学生にとっては返済しやすい訳です。
学生ローンはこの点大変良く考えられた方式と言って良いでしょう。
もちろん元金の返済が自由ですから、どうしても先延ばししがちになるので、そういった点に注意する必要はありますが、返済が滞るという可能性は一般向けのものよりも少なくなるはずです。
このため学生にとっては学生ローンのほうが返済しやすものと考えて間違いないでしょう。
自分の返済能力によっては学生ローンを選択しよう
ですから、有名だから学生ローンよりも安心感を感じたり、あるいは利用場面を考えてATMから簡単に利用出来るからと言う理由で、プロミスを選ぶという場合も多いでしょうが、安易に選ぶべきではありません。
何を選ぶかは自分の返済能力をよく考えて選ばないと、返済途中で返済できなくなってしまうことも可能性としては有る訳です。
返済は借りてから考えれば良いというような考え方をしている限り、借入れするべきではありません。
借入れを考えた場合、多くの人は何処で借りれば良いのかとか、審査に通過できるかと言ったような事を考えますが、それではだめです。まずはどうすれば借りなくても良くなるのかを考えましょう。借入れしなければ、あとあと返済に苦しむような事も無いのです。
ここでプロミスのキャッシングローンの学生の利用について纏めておきます。
- プロミスのキャッシングローンは20歳以上なら学生でも利用可能
- プロミスは一般向けの為収入の少ない学生には審査は厳しい
- プロミスの返済は月々一定だが収入の安定性が低い学生には厳しい面が有る
- 自分の返済能力をよく考えて場合によっては学生ローンを選ぶべき
返済できなくなれば最悪自己破産も有るので、借入れする際には安易な判断はせず、十分検討したうえで行うようにしましょう。