学生ローンを調査!親より頼れる金融屋さん探し

卒業したら学生ローンの利用はできなくなるの?在学中と卒業後の違い

借入れが必要だが卒業間近ですぐに社会人になるが学生ローンではすぐに全額返済の必要があるのだろうかと不安を感じて利用を躊躇している人もいるかもしれませんが、学生ローンは卒業後に返済しても構わないので安心してください。

また多くの学生ローンでは在学中に利用していれば卒業後も継続して融資の利用ができるようになっています。ただし、学生ローンによっては利用できる年齢に制限が有るので、その点は確認しておくようにしておきましょう。

卒業後会社員になれば安定した収入が入ってくるようになるので、学生ローンでは無く一般向けのキャッシングも借り易くなるため、自分にとってどちらが有利あるいは便利なのかを考えて、必要なら一般向けの方に移行しましょう。

学生ローンの返済が終わっていないのに卒業間近!どうすればいいの?

学生ローンはその名前の通り学生を対象にして設計されたローンですから、卒業間近に申込みを考えている人の場合、卒業時には全額を返済して清算しなければならないのではないかと不安を抱くようですが、実際はそんなことは有りません。

ローンと言うのは契約を取り交わすことによって、その契約の通りに返済して行くことになり、殆どの学生ローンは3年あるいは5年を返済期限として融資が行われますから、卒業と言うのは関係なくその期限内に返済すれば良い訳です。

ただし、卒業と同時に就職などで居住場所が変わってしまって、店舗でなければ返済できない学生ローンの場合には返済しにくくなるので、そういった点については注意しなければなりません。

学生ローンは卒業時に借入残高を清算する必要は無い

学生ローンは申込時には学生証の提示を求められますから学生でなければ申込ができません。

このため学生の中には学生の間だけ利用出来るローンと言う認識が有り、卒業するときには借入れているお金を清算してしまわなければならないと思っている人も少なくありません。

しかし、実際には学生ローンの契約条項を見ても清算のことが書かれているものは有りません。

したがって、返済途中のお金が有ったとしても、卒業時に全部返せというような事は言われませんから安心してください。

ですからもうすぐ卒業なので卒業旅行の資金を借りたいがすぐには返せないから借りられないというような心配はいらない訳です。

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返済は卒業後も契約で決められた返済期限までに行えばよい

では返済はどうすれば良いのだろうと思うかもしれませんが、それは各学生ローンの契約内容によって変わってきます。

学生ローンに限らずローンには返済期限と言われるものが決められています。学生ローンの場合には3年か5年のどちらかの場合が多くなっていますが、卒業したとしてもこの期間を守れば良い訳です。

したがって例えば卒業間近にお金を借りたら、そこから起算して3年あるいは5年後つまり社会人になって3年あるいは5年目までに返済できれば全く構わないということになります。

ですから、卒業したと言ってもそれまでの返済と同じように返済して行けば良いのです。

返済が店舗しかできず行くのが面倒になる場合は要注意

ただし、返済しにくくなることは考えられます。例えば返済は業者の窓口だけというような場合は注意しなければなりません。

社会人になれば当然生活環境は変わり、例えば学生時代は高田馬場周辺に通学していたとしても、就職も高田馬場と言うのはそう有ることではありません。

そうすると学生時代は店舗が近かったとしても、卒業後は返済のために毎月わざわざ高田馬場まで行かなければならなくなります。

たまにはそれもいいのではないかと最初は思うのですが社会人になってしまうと、慣れない生活も有って続けるのは厳しくなってくる可能性が高いのです。

ですから、社会人になってからもそれまで通りの返済で構わないと言っても、問題が無い訳では無い訳です。

~振込みによる返済になる場合には振込手数料に注意~
返済方法に銀行振込が有れば、わざわざ店舗に行かなくても良いですが、それまで店舗で返済していた人が銀行振込に換えたとすれば振込手数料がかかることになるので、それまでよりも若干かもしれませんが負担が大きくなるので注意しましょう。

多くの学生ローンは卒業後も借入可能!年齢制限があるものも有る

実際には、この話は返済に限ったことではありません。学生ローンにもよりますが、多くの場合には在学中に利用を始めた人については卒業後であっても、学生ローンの利用ができることになっています。

しかも学生というのは収入が安定していないことも有って、学生ローンの返済方式は自由度が高く、社会人になっても収入が安定していないような職種の場合には、大変使い易いローンで狙い目と考えても良いかもしれません。

ただし卒業時ということでは無くても、利用出来る年齢に制限が有る場合も多いので、ずっと利用出来るかどうかには注意しておく必要が有ります。そういう場合にはどこかの時点で一般向けのキャッシングに乗り換えを考えましょう。

学生ローンは在学中に利用していれば卒業後も借入が可能なものが多い

学生ローンは先ほども説明したように学生でなければ申込めません。しかし卒業後も返済は続けられますし、もっと正確に言えば返済だけではなくて借入れもそれまで通りの形で行えるというものも珍しくは有りません。

もちろん卒業後は学生証が有りませんから、社会人になってから申込みを行うことはできませんが、学生時代に申込みを行っていれば社会人になってからもそのまま利用を続けることができる訳です。

そういう意味では学生ローンと言うのは、学生だけが申込みができるローンと言い換えたほうがローンの内容を正確に表していると言えるかもしれませんね。

社会人でも返済の自由度が高いままなので職種によっては狙い目

では学生ローンと一般向けのキャッシングローンでは何が違うのかと言えば、申込みや利用場所など様々ありますが、最も大きな違いは返済方式にあります。

学生の場合収入と言っても学業の傍ら行っているアルバイト収入ですから、社会人に比べて安定しているとは言えません。ですから返済方式もそれに合わせて学生にも返済しやすい方法が用意されています。

学生ローンと一般向けローンの返済方式を次に示します。

ローンの種類 返済方式 解説
学生ローン 元本自由返済方式 月々の返済は利息分は必ず入金する必要が有るが元本分は返済期限までなら何時返済しても構わない方式
一般向けキャッシングローン(例1) リボルビング方式 幾ら借りても月々利息分に加えて元本の返済分で返済額が一定になる方式
一般向けキャッシングローン(例2) 残高スライド方式 借入残高を段階的に区切って各段階ごとに月々利息分に加えて元本の返済分で返済額が一定になり、借入残高が高額になるにつれて返済額も段階的に高額になっていく方式

これを見れば分りますが、元本自由返済方式は元本分の返済の自由度が高く、社会人になっても例えば自営業者などのように収入が一定しない事が多い職種では狙い目の借入方法になる場合も考えられます。

卒業時ということは無くても年齢制限がある場合もあるので注意が必要

ただし、卒業時ということは無いとしても、学生ローンの中にはある程度利用できる年齢を制限している場合が有ります。

たとえば利用可能年齢を20歳以上45歳以下と言うように制限していたとすれば、卒業時ではないにしても45歳になったら利用を中止しなければならなくなってしまいます。

ですから学生ローンを使い続けるにしても、その学生ローンにはどういった制限が有るのかということは卒業時に改めて確認しておき、予めそれをどう回避していくのかは考えておく必要があるでしょう。

~金利にも注目してみよう~
本文では返済方式について比較していますが、もう一つ大切なのが金利です。学生ローンも消費者金融の一般向けキャッシングローンも金利の上限は同程度だったり、学生ローンのほうが低い場合も有ります。しかし一般向けの場合には利用を続けることで金利は下がって行く可能性が有るため、学生ローンの利用を続ける場合にはこの点も考慮してどっちが得かを見極めなければなりません。

卒業後は一般向けキャッシングも使い易くなる!お得さと便利さで選ぶ

このように卒業したといっても学生ローンは使い続けられる訳ですが、卒業後会社員などになった場合には、学生とは違って安定した収入が入って来ますから一般向けのキャッシングローンも使い易くなります。

学生ローンでも良いのですが、返済方法が実質的に銀行振込だけしかないと、振込手数料がかかってしまいますから、一般向けキャッシングローンに乗り換えたほうが、お得な利用ができる可能性が出てきます。

いずれにしても、選択肢は大きく広がる訳ですから、便利さとお得さをよく考えて、自分にとってどのローンを利用するのが良いのか考える時期であることは間違いありません。そのまま何も考えずに学生ローンの利用を続けるのは感心できません。

社会人になれば収入が安定して一般向けのキャッシングも使いやすい

使い続けられるのであれば、このまま学生ローンを使えば良いと言う人もいるでしょうが、一般向けキャッシングローンについても考えてから決めても遅くは有りません。

一般向けはカードローンなども多数あって、学生ローンよりも使い勝手は断然よいはずです。

学生の時に学生ローンを選んだ理由は、学生ということで収入面での評価が低くなってしまうために、一般向けのローンの審査で不利になったり、返済自体も厳しくなることが予想されたからでしょう。

しかし社会人になれば収入は安定しますし、その金額も学生時代よりも高額になっている筈ですから、今度は審査でも評価は上がっている筈で、借入金額さえ注意すれば返済も問題は無いはずです。

学生ローンの返済方式は不利になってしまう可能性が有る

問題はそれだけではありません、学生ローンの返済に多い元本自由返済方式はそれ自体に問題が有ります。

元本分の返済が自由ということは、返済では元本分の返済を先に延ばしても構わないということですから、なかなか元本が減らないという可能性が出てきます。

そうすると元本が大きな金額のまま残ってしまう可能性が有り、その元本分の利息が毎月掛ってきますから、返済総額と言うのは他の返済方式に比べて高額になってしまう可能性が有るのです。

このためしっかり計画的に返済していればよいのですが、なかなかそうはいかず、他の方式に比べて不利な返済になってしまう事も珍しい事ではないのです。

便利さと有利さを考えて一般向けに乗り換えることも考えよう

そこで卒業時は学生ローンを使い続けるとしても、時期を見て一般向けへの乗り換えも考えるべきなのは言うまでも有りません。その判断は自分にとって何が便利で何が有利なのかを見極める事で行います。

学生ローンのほうが便利で有利と言う人にとってはそのまま学生ローンを利用するべきですし、一般向けのほうが便利で有利だとすれば、乗り換えを考えましょう。

学生ローンのほうが便利だが一般向けのほうが有利だったり、一般向けのほうが便利だが学生ローンのほうが有利と言う場合には、どちらを重視するべきかで乗り換えるかそのままにするかの判断は違ってくるでしょう。

この判断は誰かが行うというものではなく自分で納得がいくまで考えて答えを出してください。

~一般向けキャッシングローンは自分の要求を満たすものを選ぼう~
一般向けキャッシングローンを選ぶ場合には、多数の候補が有りますから、まずは自分が何をキャッシングに要求しているのかを整理して、それを基準にして、もっともその基準を満たすものを探して自分にとって使い勝手の良いものを選んでください。

卒業後は自分の収入内で生活できるようにしよう!借入れは最終手段

ただし、借りる事ばかり考えていてはいけません。借りたものは利息を付けて返さなければならない訳ですから、それは余分な出費に繋がります。ですから基本は自分の収入の範囲内で生活をするということです。

もしお金が足りなくなったと感じた時には、すぐに借入れを考えるのではなくて、どうしたら借りなくて済ませられるのかを考える事に頭を使いましょう。そうすれば後々返済に苦しむような事も無いのです。

このように、学生の時にはあまり感じなかったかも知れませんが、自活するようになったわけですから、安易に借入れをするのではなく、借入れと言うのは生活を維持していくための最終手段だというように考えてください。

自分の生活を安定させるには自分の収入内で生活することが重要

ここまでお金を借りる話ばかりしてきましたが、当然ですが、お金は借りないほうが良いのです。借りたら返済しなければなりませんから、新社会人では負担も大きくなるはずです。ですからこの時期にキャッシングの利用を考える事自体間違いです。

社会人になったら、学生時代に借りたお金の返済は仕方が無いにしても新たに借入れするようなことはお勧めできません。

社会人になったら、まずは自分の生活というものを安定させる必要が有ります。この時期はまだ自分の給料をどのように利用すれば良いのか定まってはおらず、安定した生活はなかなかできないはずです。

ですから必要なのは自分の収入内で生活できるようにすることが大変重要なのです。お金を借りて何かしようと言うのは、その後生活が安定してきた時点で考えるべきでしょう。

借入しようと思った時は借りなくて済ませる方法を考えるべき

そういう生活をしようと言う場合の鉄則は、お金が足りないと思った時に安易にお金を借りようと考えるのではなくて、まずはどうすればお金を借りずに乗切ることができるのかを考える事です。

キャッシングなどが出来るまでは、お金を借りるというのは担保や保証人が必要でそう簡単にはできませんでした。このため誰もが普通にやっていたのが節約をしたりして、遣り繰りする事だったのです。

今は安易に借りることができるようになって金融機関は儲かるのかもしれませんが、そういった遣り繰りをしない人が増えてきてしまいました。しかし以前は借りなくて済ませられたわけですから、今の人も知恵を働かせれば無駄な借入れはしなくて済むはずです。

借入れをするのは最終手段だと考えるべき

学生時代に学生ローンを利用して借入れを行っていたような場合、お金を借りるというのが普通のことのように思える人もいるかもしれませんが、借入れと言うのは利息を支払う分損失になっていることを理解してください。

自分の稼いだお金から損失が出ていると考えれば良い気分ではいられないでしょう。

ですから借入れをするというのは何かを解決する手立てとすれば最終手段だと考えるようにしましょう。

どうしようもないと考える前に、借入れしなくて済む方法をとことん追求して自分のお金から損失など出さないように、自分のお金を守るという姿勢を持ってください。

~自分のお金の管理ができていることが大切~
本文では自分のお金と言う話をしていますが、自分のお金と言う意識を持つには収入と支出を管理し、自分がどのようにお金を使い、現在いくらのお金が利用できるのかが分っていることが重要です。ですから今日からでも収入と支出の管理を始めてください。

ここで学生ローン借入中に卒業したらどうなるのかについて纏めておきます。

  • 学生ローンは卒業した後もそれまで通り返済して行けばよい
  • 学生ローンは在学中に申込んでおけば卒業後も融資を受けることが可能
  • 卒業後は一般向けのキャッシングも使い易くなるので乗り換えを考えても良い
  • 社会人になったらお金を安易に借りるのではなく自分の収入内で生活できることが大切

学生ローンにしろ一般向けローンにしろ借りたら返すということが重要ですから、借入れが必要と判断しても、借入れ前に返済の可能性を探って、返済できないような借入れはしないように注意し、借入れとは別の方法を探ってください。

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