学生が原付の購入費用を借りる場合、学生ローンはおすすめ?
原付は新品価格で十数万円程度が相場で、ローンを利用するとすれば、自動車と同じでオートローンを利用するかあるいはカードローン等のフリーローンでも借入れできる金額です。
ただし学生の場合にはオートローンは保証人でもつければ別ですが、自分だけでは借入れは難しいでしょう。
しかし学生ローンの融資でも賄えるので、こちらのほうが簡単に利用できてお勧めと言えるでしょう。
ただし、借入れしたら返済しなければならないということになるので、自分の収入から返済して行けるかどうか事前に計算してみることが重要です。
もっともお勧めなのは、金額が比較的少額ですから、まずは自己資金を作り現金で支払うことです。そうすれば返済を心配する必要もありません。
原付を買いたいときに利用出来るローンとは?通常はオートローン!
原付と言うのは原動機付自転車のことで排気量50㏄以内のバイクを指します。
要するに非常に小型のバイクということで、価格も自動車や大型バイクに比べれば非常に安く、新品を購入する場合でも十数万円で足りるはずで、中古であれば数万円から手に入れることができます。
購入に当たって融資を利用するとすれば、自動車や大型バイクと同様にオートローンということになりますが、価格が少額ですから、学生ローンを含めてキャッシングのようなフリーローンも利用できます。
一般的にお勧めなのは金利的にもやはりオートローンということになり、銀行から借りるか或は販売店などの提携ローンが利用されることになります。
原付の相場はどのくらい
原付と言ってもピンと来ない人も多いかもしれませんが、原付は原動機付自転車の略で、排気量が50cc以内のエンジンを積んだ自転車と言う位置付けのものです。
大きめのエンジンの付いた自動二輪車とは動く仕掛け的には同じですが、小型ということで扱いがちょっと違うわけです。
ではこの原付を購入するにはどの程度のお金が必要になるのかと言うと、もちろんこういうものもピンキリですから一概には言えませんが、概ね新品で十数万円、中古車なら数万円の場合も有ります。
もちろん高級機種になれば二十万円を超えるような機種も存在しますが、ここでは十数万円で買えるものとして話を進めることにしましょう。
原付購入に利用出来るローンとは
原付購入のお金を借入れするとすると、どのようなローンが利用できるのかと言うと、次のようなものが考えられます。
- オートローン(自動車ローン)
- フリーローン(学生ローンを含むキャッシング等)
通常フリーローンではなかなかオートローンに代わるような高額利用はできませんが、原付の場合には価格がそれ程高額ではないので十分必要な金額を借りられる可能性が有ります。
どちらを利用するかは利用者次第ということになるでしょう。
一般的にはオートローンがお勧め
オートローンには更に次のようなものが有ります。
- 銀行のオートローン
- 信販会社のオートローン
- 販売店やディーラーの提携ローン
これ等はキャッシング等よりも金利的に有利になっているので、利用出来るのであれば、フリーローンを使うよりも、有利な借入れができます。
この中でも銀行のオートローンが最も有利ですが、最近は審査が厳しくなってきているので、なかなか借りられなくなってしまいました。
利用が簡単なものを選ぶとすれば、お店でそのまま契約できる提携ローンで、最近ではこの利用者が増えてきています。
本文では原付の購入に限った話をしていますが、一般的に言ってフリーローンと目的別ローンのどちらにすべきか迷った時には、お得さと言う点で選ぶのであれば目的別ローンのほうが金利的に有利です。
学生が利用できるローンは限られる!意外に学生ローンがお勧め
しかし、オートローンを収入が少なく、しかも安定していない学生が借りるのはそう簡単ではなく、学生には使い易いとは言えません。
銀行のオートローンはそれでなくても審査が厳しいので、学生が審査に通るのはまず無理です。
ただし、販売店などの提携ローンであれば、保証人を付けることで、融資が受けられる可能性が有りますから、保証人が探せるのであれば、そういった選択も可能です。
しかし先ほど説明したように原付の場合には、価格が比較的安いですから、オートローンを利用できなくても、学生ローンを利用すれば全額借入でも購入できるはずです。
オートローンは学生には使いにくい
次に学生が利用するという点を考慮してローン選びを説明していくことにしましょう。
学生であっても有利な利用を考えるのであれば、やはりオートローンがお勧めです。
しかし学生の場合収入はアルバイト収入で、安定性もそれほど高くはない訳ですから、銀行のオートローンや信販会社のオートローンの借入れはちょっと厳しいものが有り、申込んだとしても審査には通りません。
ただし販売店やディーラーの提携ローンはちょっと違います。
銀行や信販会社のものは、融資して利益を得ようという目的のローンですから、返済に問題が出そうな人への融資は行いません。
しかし提携ローンと言うのは原付を買ってもらって利益を出す必要のある販売店やディーラーの意向が強く働きます。したがって他のローンよりも審査は緩めになる訳です。
【関連記事】
学生でも新車をローンで購入できる?アルバイト収入が前提になる!
保証人を付ければオートローンが利用出来る可能性はある
しかし、いくら審査が緩いとは言ってもローンはローンですから、返済が見込めなければ提携先の信販会社も融資はしません。
そこでこういった提携ローンの場合には保証人が付けられるようになっているものが有ります。
そこで学生のような返済能力の評価が小さくならざるを得ない場合でも、保証人を付ければ、貸して貰える可能性が出てくるわけです。
まずは販売店などで相談して条件を詰めて、必要なら保証人を探して申込みを行いましょう。
そもそも借入金額もそう大きくはならない筈ですから、保証人がいれば、審査もそれほど厳しくはないはずです。
原付なら学生ローンの借入れでも十分足りる
自分には保証人になってくれるような人はいないと言う場合には、フリーローンの利用を考えてみましょう。学生であれば学生ローンということになります。
金利的には不利ではありますが、借入金額は自動車などに比べて少額ですから、それ程大きな不利にはならないでしょう。
また借入金額も十分学生ローンで賄える範囲にありますから、自己資金が無かったとしても、購入できる筈です。
ただし、学生ローンにもいろいろあって、初回の融資はかなり少額になってしまうことも有るので、購入すると決めた場合には、まずは学生ローンの業者に相談してみる事も必要です。
ローンは安易に借りるのではなくて、自分に合ったものを選ぶために時間をかけて良く調べたうえで選んでください。
保証人と言うのはかつては地域の有力者などに頼むことも有ったのですが、最近ではなかなか引き受けてくれる人が見つからないのが実情で、結局引き受けてくれるのは親ぐらいしかいなくなりました。
返済できるのか?返済できなければ原付を手放すことにもなりかねない
ただし、借入れするには返済できると言う前提がなければなりません。
そこで借入れを考えるのであれば、まずは自分の収入と支出から返済の可能性を計算しておきましょう。
特に学生の場合には、収入が安定していませんから、収入が少なくなった時を考慮する必要が有るので注意してください。
もし自分の収入では返済できそうにないという時は、無理して借りてしまって返済できないというような状況にならないようにして下さい。
返済できなくなれば原付を手放さなければならない事も考えられるのです。決して安易に借入れしてはいけません。
借入れを考える前に返済の可能性を計算しておこう
オートローンを利用するにしても学生ローンを利用するにしても、問題になるのは、借りた後に返済して行けるのかということです。
お金が必要になると、とにかく審査に通って借りられるのかと言う事ばかりを考える人がいますが、ローンと言うのはそういうものではありません。
ローンは返済できるかできないかということが最も重要なのです。したがって、借入れを考える場合、まずは返済が可能なのかどうか、その可能性をしっかり計算しておくことが重要です。
例えば月に100万円の収入が有っても100万円使っていたら、返済に回せるお金は無いということです。
そこで1年程度遡って、月々の収支を計算してみて下さい。学生ですから収入はある程度不安定にならざるを得ません。このため収支も月々大きく違う可能性が有ります。
ですから月々の収支を計算して、その最少額をもとにして返済の可能性を探ってみましょう。
収支の最少額が分ったら、次に自分が借入れした場合、そのローンでは月々いくら返済しなければならないかを調べてください。
そして次の数式が成り立つかどうかを確認してみましょう。
もし成り立っていなければ返済は難しいということになります。
返済できそうになければ借入れしてはいけない
もし返済が難しいという場合には、どうすれば良いでしょうか。
その場合には他の月の収支をよく見て、大きな余裕が有るのであれば、その分を貯蓄しておいて、返済額が足りなくなった時に返済に回すようにすることが考えられます。
しかし他の月を見ても返済すれすれだったり、足りなくなる月が多かったりした場合には、そう簡単に余裕分から回すような事もできませんから、この場合には借入れ自体してはまずいでしょう。
もし足りなくなってしまうと、原付を買ったとしても、それを売り払って返済しなければならなくなるかもしれません。これでは買った意味が無くなってしまいます。
欲しいからと言っても安易に考えるのは止めよう
学生だけと言うわけではなくて、良くある話として、返済の可能性を判断する際、自分の都合の良い判断をしてしまうことが有ります。
例えば収支が少額になる部分は無視して、平均を取って一見返済できそうに結論付けたりすることはよくあることです。
また返済するには収支が足りない月が有ることを認めても、安易に他から回せると判断したりしてしまうことも珍しくは有りません。
人間というものはこのように自分の都合の悪い部分には蓋をしてしまったり、都合よく解釈してしまったりするものです。
特に何か欲しいと言う時にはその傾向が強くなって、とにかく借りてしまえば何とかなるだろうというような安易な判断をしてしまいかねないものです。
しかしそういった安易な判断は時として自分の首を絞めることになるので、こういった判断をするときは出来るだけ客観的に行うことが必要です。
自分にはできないという場合には、返済の可能性を計算する時、誰かに一緒に検討して貰うなどの対策が必要でしょう。
収支を計算するには収入と支出が分らなければなりません。これが管理できている人と言うのは残念ながらそう多くは無いため、返済の可能性の判断も正確には出来ません。ですから、借入れするかどうかはともかく、まずは日頃から自分のお金の流れというものをしっかり管理する習慣をつけるようにしましょう。
お勧めは借入れせずに自己資金で購入する事!原付程度ならすぐ貯まる
説明したように原付と言うのはそれほど高いものではありません。ですから、欲しいと思った時も、まずは借りなくて済む方法で手に入れることを考えてみましょう。
原付程度の金額であれば、アルバイトで貯蓄することを考えても、そう長い期間が必要な訳ではなく、学生でも自分のペースで無理なく貯めることができるはずです。
そうすれば原付は、ローンではなく自己資金だけで購入することができます。
ローンを借りなければ、返済する必要もないので後々返済に困るようなことも有りません。購入時期が少し先に延びるのを我慢すれば、大変負担の少ない方法と言えるでしょう。
重要なのは借りなくて済ませる方法を考えること
借入れを行えば、説明したように返済しなくてはなりません。
最近はキャッシングなどが提供されていて、以前に比べれば非常に簡単にお金を借りることができるようになっているので、お金が足りなくなるとすぐに借りようと考えるようになってしまいました。
しかしよく考えてみて下さい。借入れしたら元金だけを返せば済むというものではないのです。必ず契約に則って利息を支払わなければならないのです。
要するにお金を借りたら利息分は損失になるので、本来はお金は借りないほうがお得なのです。
以前はキャッシングなどと言う便利なものは有りませんでしたし、お金を借りる場合には担保や保証人を付ける必要が有って、大変借りにくくなっていました。
このためお金が必要と言う場合、まず借入れを考えるのではなくて、借りなくて済ませるにはどうすればよいのかを考えたものです。しかしこれは今でも非常に参考になります。
借入れしなければ損失は生じないのですから、お金が必要だったら、どうすれば借りずに乗り切れるかに知恵を絞ることは決して無駄にはなりません。
借りるにしてもいろいろと考えれば、できるだけ借入れを少なくできるはずです。安易に借入れを考えるのは良いことではありません。
原付程度の金額なら無理なく貯められる筈
そこで原付の価格を考えてみましょう。最初に説明したように新品でも十数万円で購入できます。
この金額なら、しばらくアルバイトをしただけでも比較的簡単に稼げる金額です。
ですから緊急に原付が必要と言う場合はしかたが有りませんが、そうでなければ、借入れしなくても買えてしまう可能性が有ります。
まずは自分のアルバイト収入に照らして購入できる金額まで貯蓄するのにどの程度の期間が必要なのか計算してみましょう。
自己資金で買えば返済の必要もない
このように貯蓄して自己資金で買えば、借入れした時と違って、あとあと返済して行く必要が有りませんし、利息を支払う必要も有りません。
しかも貯蓄する訳ですから、極少額であっても反対に利息を付けてもらうこともできます。
要するにローンを利用する場合に生じることになる損失は無い訳です。
また月々の返済が無いので、学業で忙しい時に無理してアルバイトを入れる必要も無く、学業への影響も少ないはずです。
購入を急がないのであれば是非自己資金での借入れを検討してみてはいかがでしょうか。
原付を買おうという人はそれほど多くは有りませんが、卒業後に自動車を購入する人は少なくないはずです。自己資金で購入するという方法は実は自動車にも言える事なのです。自動車の場合少なくとも数十万円の資金が必要ですから、自己資金を貯めるには年単位で時間が必要です。しかしもし自己資金で買えればやはり返済は必要無く、お金を借りて返済しているつもりで次の買い替えまでまた貯蓄しておけば、次の買い替えも借入れの必要が無くなります。これを繰り返せば自動車でもずっと借入れの必要が無くなります。最初の購入まで時間がかかってしまいますが、そのつもりで学生時代から貯蓄すれば社会人になるころ自己資金で買えるようになるかもしれません。
ここで学生が原付をローンで買うことについて纏めておきます。
- 原付を購入する場合には一般的にはオートローンが使われる
- 学生の場合には収入的にオートローンが借りにくいので原付程度の価格であれば学生ローンの利用も考えられる
- ローンを借りたら返済が必要になるため予め返済の可能性を計算しておくべき
- 購入を急ぐのでなければ貯蓄で自己資金を用意してから購入するという方法も考えられる
原付が欲しいと考えた場合、地方では必要性が有るかもしれませんが、都市部ではそれ程必要性が有るとは思えません。まずは本当に必要なのかを考える事が必要でしょう。