学生証なしで学生ローンは借りられる!条件を満たせば社会人でも可能
学生ローンに限らずローンの申込みでは申込者本人を確認するための書類の提出が要求されますが、学生ローンの場合には、このとき学生証の提出が要求され、学生証が無ければ申込みができないというのが普通です。
しかし、学生ローンの中には、申込条件さえ満たしていれば、特に学生でなくても申込みができることになっていることも有るので、社会人の場合には申込みに当たって、まずは申込条件を確認してみましょう。
ただし、こういったローンの場合も本人を確認するための書類は必要で、この場合には学生証が無くても、運転免許証などを提示することになり、やはり申込みの前に、こういった書類を用意することが必要です。
学生ローンの申込みには本人の確認書類が必要!通常は学生証でよい
ローンの申込みでは、本人を確認するために本人確認書類を提出するのが普通です。これには通常であれば運転免許証やパスポート等が利用され、基本的には申込書と一緒に提出することになります。
ローンの中には学生向けに作られている学生ローンというものが有ります。
この学生ローンと言うのは一般向けのキャッシングと同じように事業目的以外であれば、何にでも利用出来るフリーローンで、学生が使いやすいように返済方法が柔軟になっています。
学生ローンの場合、本人確認書類として学生証を提出するか、本人確認書類に加えて学生証の提出を求めているのが普通で、これがあるため社会人の利用は通常はできなくなっています。
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ローンには申込みに際して必要になる書類が有る
ローンを申込む場合申込書とは別に、提出が必要になる書類が、それぞれ決められています。ローンによって違いが有りますが、通常は次の2種類が必要です。
- 申込者が本人であることの確認書類
- 申込者の収入の証明書類
ただし収入の証明書類は融資の希望額によって必要ない場合も有ります。
本人であることの確認書類に何が利用出来るかはローン毎に決められており、通常は運転免許証やパスポートなどの写真が添付されたものが好まれますが、そういうものが用意できない場合には健康保険証などでも構わないというのが普通です。
学生ローンは学生向けに設計されているフリーローン
では学生ローンでは何が必要なのか気になりますが、その前に学生ローンの特徴を説明しておきます。
学生ローンはいわゆるフリーローンで一般向けのキャッシングローンと同じように事業目的以外何にでも利用できて大変便利なものです。
一般向けのキャッシングローンには申込条件さえ満たしていれば学生でも申込みができるものはたくさんあります。
しかしその場合、返済方法は一般の人と同じ条件になるので、決して学生には返済しやすいものではありません。
そこで学生向けに、返済条件を例えば月々利息だけ入金していれば元本の返済は不定期でも構わないというように、返済しやすい条件にしているローンがあり、これ等を学生ローンと言っています。
返済がしやすいという点で学生には非常に使いやすいローンと言え、社会人でも利用したいと考えてしまう場合も少なくは有りません。
学生ローンでは本人確認書類として学生証が要求されるのが普通
そこで学生ローンの申込みに必要になる書類ですが、これは一般向けと大きな差はなく、やはり本人の確認書類と必要に応じて収入の証明書類ということになります。
ただし、利用出来る本人確認書類は学生証となっているのが普通で、場合によっては、その他の本人確認書類とともに、別途学生証の提示を求めている場合も有ります。
学生の場合免許証を持っている人もまだ少ないので、学生証の提示でお金が借りられるのは使いやすいと言えるでしょう。
ローンには学生ローンのように利用目的自由のフリーローンの他に、利用目的が限定されている目的別ローンというものが有り、目的が決まっているのであれば、この目的別ローンを借りたほうが有利な借入れができるのが普通です。
学生ローンと言っても学生だけを対象にしていないものも有る!
しかし、学生ローンを提供している業者と言うのは要するに消費者金融な訳ですから、お金を借りてもらって利息を受け取らなければ、利益になりません。ですから社会人が学生ローンを使うことを特に問題視しない場合も有ります。
このため表向きの表現としては学生ローンと言っていたとしても、申込条件では、年齢制限を付けて若年層に絞っているだけで、学生はもとより社会人でも利用してかまわないとしているものも別に珍しいことではありません。
ですから学生ローンの返済方法の柔軟性に魅力を感じた社会人でも借入可能になっているものも有るので、まずはそのローンの申込条件を確認してみるようにしましょう。年齢さえ注意すれば申込みができるかもしれません。
学生ローンと一般向けローンは同じように消費者金融が提供している
学生ローンと言うのは学生を支援するような団体が提供しているように考えてしまう場合も有りますが、実際には一般向けのキャッシングローンと同じように消費者金融が提供している金融商品です。
要するに単に商売の対象にしているのが一般社会人なのか学生なのかの違いだけなのです。現に以前学生ローンを提供していた業者が貸金業法の強化で商売がしにくくなってしまったのを機に一般向けのローンに転換した所も少なくありません。
要するに提供している金融商品が違うだけで、扱っている業者に本質的な違いというものは無いのです。
年齢制限だけで学生でなくても利用できる学生ローンが有る
このため、業者の中には利用者を学生だけに限定する必要は無いと考える場合も有ります。
特に先ほど説明したように学生ローンの使い勝手が気に入って、できれば自分もそういったローンを利用したいと考えている社会人もいる訳ですから、そこに需要が有れば、そういう需要にこたえてローンを提供する業者も有る訳です。
ですから学生ローンと銘打ってはいても、実際には年齢制限だけを決めておいて、その年齢以内であれば、社会人でも申込むことができるようにしていたり、学生の時に利用していれば社会人になってからも利用出来るとしているところなどがあります。
学生ローンを利用したい場合にはまず申込条件を確認しよう
ですから社会人になってしまったからもう学生ローンは利用できないと諦める事は無い訳です。
必要なのは、気に入った学生ローンが有ったら、まずは申込条件を確認することです。学生であることを求めている場合には無理ですが、年齢制限だけの場合には申込みができる可能性が有ります。
最近ではインターネット上から利用出来る学生ローンがたくさんありますから、全国の業者を調べれば、自分が利用出来る学生ローンもある筈です。
ただし、年齢制限が有るので、それを超えているような世代ではもう自分はいい年をした社会人だと自覚して、一般向けのキャッシングを利用するようにしましょう。
消費者金融は直近の貸金業法の改正で設けられた総量規制で年収の3分の1までしか融資できなくなったうえ、グレーゾーン金利の撤廃で利息も大きくはできなくなりました。このため学生相手の商売で大きな利益にならず、次々と一般向けの品揃えに変わってしまい、学生ローンの数は減ってしまいました。
学生証でなくても本人確認書類は必要!申込みの前に用意しよう
こういった社会人が申込める学生ローンでも、本人確認が行われないということではありませんから、申込みに際して本人確認のための書類を提出しなければなりません。もちろん学生であれば学生証が利用できるはずです。
しかし社会人の場合には学生証は持っていませんから、申込みに際しては、どのような書類が利用出来るのか確認しなければなりません。こういった書類では運転免許証は大概は入っていますが、業者毎に違いが有るので注意しましょう。
最近ではこういった学生ローンなどもインターネット上から申込みが行えるようになって、必要書類の提出を仮審査後にしている場合も有りますが、申込んでから見つからないというのでは困りますから、必ず申込前に用意しておくようにしましょう。
社会人でも申込める学生ローンでも本人確認は必要
ローンの申込みでは先程も説明したように本人の確認が行われることになります。これは学生ローンでも同じですが、学生ローンの場合この確認は通常学生証で行われることになります。
しかし、学生ローンを利用したい社会人と言う場合、年齢制限に掛らず申込めたとしても、学生証の提示を行うことはできません。
したがって、社会人が申込める学生ローンの場合には、必ずしも学生証を提示する必要はなく、他の書類の提示で申込みができるようになっているのが普通です。
本人確認書類として利用出来る書類を確認しよう
では、学生ローンを社会人が申込む場合、本人の確認書類には何が利用できるのかと言う話になりますが、詳細は各ローンによって違うので確認しておく必要が有ります。
通常は一般向けのキャッシングローンの場合と同じで、運転免許証やパスポート等が利用出来るようになっています。
確認した結果、自分には用意できない書類ばかりと言う場合には、業者に問い合わせてみる事も必要です。
本人が確認できれば良い訳ですから、予め提示された書類でなくても業者によっては柔軟に対応してくれることも有ります。
必要書類は申込作業を始める前に用意しておこう
申込みは以前は窓口や郵送で行っていたので必要書類はその時に申込書と同時に提出しましたが、現在ではインターネット経由で申込書類ではなく申込み情報を送信して申込むことが多くなりました。
この場合書類を提出するのは後回しになる事があり、申込時に必ずしも提出を要求されるとは限りません。
インターネットから申し込む場合、書類の提出は郵送やFAXが使われる場合が多かったのですが、最近はスマホの普及で申込むための専用アプリが用意されています。こういったアプリでは必要書類の撮影を行って申込み情報と同時に画像が送信されるようになっているので大変便利です。
必要書類を偽造するようなことは止めよう!バレた時は信用失墜
本人確認書類と言うのはそのものを提出するのは無理ですから、実際に提出するのは、その写しあるいは撮影した電子データ等ということになります。写しは画像が不鮮明になるということも有るので偽造しても判別が難しくなります。
このため例えば学生証を偽造したとしても分らない筈だから審査で有利にしようと考えて、偽造書類で申込みを行なおうとする人もたまにいるようです。しかし金融機関の審査はそう甘くは有りません。
またたとえ審査に通ったとしても、利用中にバレてしまった場合、契約は解約されてその時点での借入れ分と利息の支払いを要求されることになり、更にそういった事が記録に残るため、信用は失墜してしまいます。
本人確認書類は写しを提出するので偽造しやすい
このように社会人でも学生ローンの利用ができる可能性はある訳です。しかしやはり制限はある訳ですから、誰でも利用できると言うわけではありません。
そこで利用しやすい学生ローンを狙って本人確認書類の偽造を試みる輩も出てきます。運転免許証やパスポートは偽造は大変難しいですが、学生証の場合には、比較的容易で、しかも提出するのはその写しですから、鮮明でなくても許容される可能性があります。
このため、偽造がまったく無理とは考えず、これを使って学生ローンを申込むという人もいない訳ではありません。
偽造がバレれば契約は解約になり即時返済が必要
しかし、金融機関の審査と言うのは、長い歴史の中で、痛い目にも沢山遭っていますから、書類の見極めも非常に厳密に行われる事を忘れてはいけません。このため殆どの場合には、審査通過は見込めない筈です。
しかし場合によっては、審査に通過することは有ります。しかし、審査に通過したとしても、以後もチェックが入ることが無いとは言えず、利用中にバレてしまう可能性もあります。
申込時にばれた場合は、借入れそのものができませんが、利用中にバレた場合には、即解約になり、その時点で借入れしている残高とともにそこまでの利息を支払う必要が出てくるので、金額によっては大変なことになります。
以後しばらくは他のローンも借入れできなくなってしまう
しかも話はそこでは終わりません。こういった虚偽の情報で申込みを行ったということは審査に落ちた場合も、通過してしまっていて後でわかった場合も、信用情報に記録され、利用者の信用は失墜します。
信用情報と言うのは金融機関間で利用者情報を共有するためのデータベースで、ここに虚偽の情報で申込んだと記録されてしまうと、他の金融機関でもローンの利用ができなくなってしまいます。
この記録は5年間残りますから、この間お金の借り入れが出来ず、場合によっては人生設計自体が狂ってしまうことになります。ですから、もし不利になるにしても金融機関とのお付き合いでは何事も正直に行うのが最も良い方法なのです。
金融取引と言うのは究極的には信用で行われます。どんなに経済的基盤が有ったとしても、返済してくれるということが信用できない人にはお金は貸してくれません。しかし逆に信用できる人と評価されれば、次第に有利な条件でお金を貸して貰うことができるようになるので、金融機関とのお付き合いでは信用を壊すような事をしないように注意してください。
ここで学生証が無くても学生ローンが借りられるのかについて纏めておきます。
- 学生ローンの申込みでは本人確認書類として学生証の提示が要求される
- 学生ローンと言っても学生だけを対象にしていない場合も有り社会人でも借りられる可能性が有る
- 学生でなく学生ローンを利用する場合には学生証ではなく一般向けと同じような本人確認書類を利用できる
- 必要書類を偽造してローンの申込みをした場合信用失墜を招く
学生ローンは返済に融通が利くので使いやすいですが、社会人になったら月々安定して収入が入る訳ですから、一般向けのローンを利用して堅実に返済して行くことも大切な事です。