学生ローンの返済方法は窓口だけじゃない！郵送や銀行振込も対応可

学生ローンは貸金業者の中でも比較的小規模業者が営んでおり、全国的な店舗展開ができないため以前は窓口業務が普通でしたが、インターネットの普及で現在では全国展開しており、利用方法もそれに合わせて多様化してきています。

返済方法としては窓口での返済の他、郵送による返済、それから銀行振込が用意されており、どこからでも返済が可能になっていますが、窓口以外の方法では手数料や郵送費などが掛るため、利用には注意が必要です。

返済では返済方法と共に重要になってくるのが返済方式で、学生ローンの場合元本自由返済方式を採用している場合が多く、返済の自由度が高くなっていますが、その他にも様々な方式が有るので特徴を押えて有利なものを選びましょう。

学生ローンの営業は店舗だけではない！今や全国から利用出来る

学生ローンを提供している業者は小規模業者が多く、殆どの業者は、学生街に一店だけ店舗を構えているような業者です。小規模の零細業者ですからＡＴＭ網も用意できず、以前はこれらの店舗の窓口だけで融資を行うという営業形態の所が殆どでした。

しかし、時代が進んでインターネットが一般に普及してくると、それを利用することによって全国から申込みを受け付けることができるようになり、これと銀行振込を組み合わせることによって、全国規模の営業を行うようになってきています。

中には大手金融機関と提携することでＡＴＭ網を提供できるようにしている業者もあって、こういった業者では大手金融機関のカードローンのような形で融資の利用ができるようになっている場合も有ります。

学生ローンは小規模業者が多く以前は利用は店舗で行うのが普通だった

金融業者と言うのは、以前は街中に店舗を構え、徐々に店舗数を増やして大手へと成長していきますが、みんながみんな成長して行ける訳ではなくて、１店舗をずっと維持するという方針を持っているところも有ります。

学生ローンを提供しているような業者と言うのは、大きな大学を要している学生街に店舗を構えて、この大学の学生を利用者のターゲットにして行くという経営方針を持っているのが普通です。

このため、学生ローンの場合、他地域に簡単に店舗を増やしていくということが無く、現在でも店舗は１店舗しか持たないというような小規模業者多いため、これまでは主に店舗の窓口で営業して来ました。

全国から利用出来るようになって利用方法も多様化している

しかし、最近になって店舗を出店しなくても、インターネットを利用することによって、他地域の学生の需要を掘り起こすことができるようになったため、店舗は１つしか持っていなくても全国から利用出来る学生ローンが増えています。

このため、窓口だけの貸し借りや返済に絞っていた業者もこれに合わせて、申込みや返済ができる方法をいくつか用意しているのが普通で、利用方法が多様化してきていて、利用者の方も利用を諦めなくて済むようになりました。

ただし、現在でも窓口だけで営業していたり、ネット経由の利用ができても、利用できる地域が限られたりしている場合も有るので、申込みを考えるときには、利用方法を予め確認しておく必要が有ります。

中にはＡＴＭが利用できるところも有る

また最近では銀行や大手消費者金融がカードローンと言う形でカードとＡＴＭを利用することによって、融資と返済を繰り返すことができる便利な仕掛けを提供しており、学生もこういった利用方法を望んでいる場合も有ります。

ところがカードとＡＴＭを利用するには莫大な設備投資が必要で、小規模な学生ローン業者では難しいものがありました。

しかし最近になって提携関係を結ぶなどして、カードを発行してＡＴＭからの融資や返済ができるようになっている業者も出てきています。

ただし、自前のＡＴＭの整備はそう簡単にはできませんから、店舗以外では提携ＡＴＭの利用ということになるため、融資や返済に利用したら利息だけではなく、ＡＴＭの利用手数料も発生するので注意しなければなりません。

学生ローンの返済方法は窓口以外でも可能！手数料に注意が必要

こうした経緯で学生ローンは全国から利用できるようになってきている為、融資だけではなく返済についても従来の店舗での返済に加えて、やはり銀行振込による返済ができるようになっており、中には現金書留による返済も可能な業者も有ります。

ただし、窓口で返済する場合には、利息分と元本分を支払えばよいのですが、銀行振込の場合には振込手数料がかかることになりますし、現金書留の場合には郵送費がかかりますから、窓口よりも不利になるという問題が有ります。

また多くの学生ローン業者がこのように振込みによって全国利用ができるようになってはいますが、今でも融資や返済を窓口のみで行っている業者も有るので、学生ローンを店舗に行かずに利用したいという場合には、予め確認しておく必要が有ります。

現在学生ローンで用意されている返済方法

ではインターネット経由の利用ができるようになって返済方法はどうなったのかと言うと、従来窓口での利用に限られていたものが、次のようにいくつかの方法が用意されるようになってきました。

• 窓口
• 銀行振込
• 現金書留
• ＡＴＭ（極一部）

銀行振込とＡＴＭは同じではないかと言う人もいるかもしれませんが、銀行振込は銀行などの間であれば何処の銀行からでも他の支店や他の銀行の口座へお金を振り込むことができます。

これに対してＡＴＭでの返済と言う場合には、ローンについてのメニューが表示されて融資を受けたり、返済するお金の入金ができたりすることを表します。

窓口以外では手数料などが掛ってしまう

これだけ方法が用意されていれば、日本全国から利用することができそうですが、注意しなければならない事が有ります。

それは、これまで窓口で利用する分には返済は利息分と元本の返済分の合計金額しかかからなかったわけですが、窓口以外の方法を利用するとそうはいかず次のような余分な費用が掛かってしまうことです。

このためこういった返済方法を利用する場合、窓口を利用するよりも不利になる訳ですから、借り方も含めて学生ローンの利用方法をよく検討しなければなりません。

業者によっては振込みに対応していない場合が有るので要注意

また多くの学生ローンがインターネットを利用して全国展開を果たす中、従来のように店舗だけで経営している業者も残っているので、そういった業者では銀行振込による返済には対応していない場合も有るため注意しなければなりません。

金融業者がどのように経営していくのかは業者が決めることですから、どういった事業展開をしていくのかについて、利用者側がどうこう言うことはできません。全国展開しないという選択も何らかの考えがあってのことだと思われます。

ただし、こういった業者もインターネット自体を否定しているわけではなくて、ホームページは出している場合が多いので、良さそうな業者を見つけたら、まず店舗に行かなくても利用が可能かどうかを確認しておきましょう。

申込もうと思っていろいろ調べて行ったら、結局使えなかったというのでは時間がもったいないので、最初に確認して時間を有効に利用しましょう。

返済方式の確認も重要！予め返済できるかどうか調べておこう

返済ではこの返済方法が利用出来るかどうかを決める大きな要素になりますが、もう一つ返済で重要なのが返済方式です。

返済方式と言うのは月々どのように返済して行くのかを決めるもので、学生ローンの場合には多くの業者で元本自由返済方式が採用されていま
す。

この方式は元本分の返済が自由で学生には返済しやすいですが、業者の中には一般向けのように元本も月々決まった額を返済しなければならない方式を採用している場合もあり必ず確認しておかなければなりません。

学生ローンを選ぶ場合には、まず自分がどのくらいの返済まで可能なのかを事前に調べておき、必ず返済して行ける方式を選ぶことが重要です。安易に選んでしまうと返済が難しくなってしまうでしょう。

学生ローンに多い元本自由返済方式とは？

返済では返済方法が利用の可能性を左右するという面で重要ですが、もう一つ返済方式は返済の可能性を左右するものとしてやはり大変重要になっています。

返済方式と言えば、例えばよく聞くものとしてはリボルビング方式というものが有ります。リボルビング方式は様々な方式に分かれますが、単純にリボルビング方式と言った場合は月々の返済額が利息分と元本返済分を合わせて一定になる方式を指します。

これに対して、学生ローンで良く採用されている方式が元本自由返済方式です。この方式は返済期間を最長年々と言うように決めておき、その間は月々の利息分は必ず支払いますが、元本の返済は自由というものです。

例えば返済が最長３年というようなローンの場合、大学の４年次に借入れしたとして、月々利息さえ支払っていけば、元本の返済は社会人になってからでも構わないということになります。

その他の返済方式

ただし、学生ローンでもこの元本自由返済方式だけが採用されているわけではありません。業者によっては元本自由返済方式は利用できず、一般向けのキャッシングと同様な次のような返済方式が採用されている場合も有るのです。

• 残高スライド方式
• 借入後残高スライド方式
• 元利均等方式

残高スライド方式と言うのは借入残高によって段階的に月々の返済額がきまり、月々元本分を返済して行くので、段階的に返済額が減ってい方式です。

借入後残高スライド方式と言うのは直近借り入れを行った時点の借入残高によって月々の返済額が決まる方式で、この場合には残高が減っても新たな借入れをしない限り返済額は変わりません。

元利均等方式は元本分と利息分の合計が均等になるように月々の返済額が決められる方式です。

この他にも様々な方式が使われることが有るので、利用前には必ず返済方式を確認しておく事が必要でしょう。

自分には月々どの程度の返済ができるのか調べておこう

ではどのように調べればよいのかと言うと、それは月々の収支を計算してみればすぐに分かります。そこで過去１年程度遡って月々の収支を計算してみましょう。収支と言うのは次の数式で計算できます。

つまり、いくらお金が余ったのかを計算するのです。ローンの返済と言うのは新たに生まれる支出ということになりますが、その分が支払える余裕が有るのかを分るようにするわけです。

学生ですから試験期間などを考えれば収入にばらつきが出るのが普通です。そこで過去１年程度収支を計算して、最低どの程度の収支になっているのかを見極めましょう。

その金額が自分の返済能力ということになりますから、返済がそれ以上になるような返済方式が採用された学生ローンの利用はできません。

一般向けキャッシングは返済に注意！元本の返済が自由という事は無い

キャッシングの利用を考える場合、学生が選べるのは、学生ロ－ンだけということは有りません。一般向けのキャッシングローンでも学生だからと言って利用を拒否しているものだけではなく、申込みができるものはたくさんあります。

ただし、学生ローンの場合には元本自由返済方式で、収入が少ない時は元本分を返さなくても良いなど大変自由度の高い返済方式が選べましたが、一般向けの場合にはもっと自由度の低い返済方式になり学生だからと言って優遇されることも有りません。

したがって、もし学生で一般向けのキャッシングを利用する場合には、月々元本分の返済が必ず発生するということを前提にして、自分の返済能力をしっかり見極めておく事が大変重要になります。

学生でも一般向けのキャッシングの利用は可能

学生ローンと言うのは全国から利用はできますが、多くは融資も返済も銀行振込を利用しなければなりませんから、一般の向けのカードローン等に比べるとあまり便利なものとは言えません。

このため学生の中には、学生ローンではなくて銀行や大手消費者金融の一般向けのカードローンを利用したいと考える人もそう少ない人数ではないと考えられます。

そこでこういった一般向けのカードローンを学生が利用できる可能性ですが、中には申込条件の中で、学生は申込めないとしているところも有ります。しかし特にそういった条件を設けておらず、学生でも申込めるものもたくさんあります。

返済では学生ということで優遇されたりはしない

ただし、こういった一般向けのカードローンでは学生ローンのように返済方式で元本の返済が自由だったりというような方式はまず用意されておらず、元本の返済も月々必ず行わなければならなくなります。

学生ローンの元本自由返済方式と言うのは言わば学生に対する優遇に他なりません。

しかし一般向けの場合には、相手が学生だからと言って、他の利用者と区別して優遇するようなことは絶対に無いのです。

ですからもし、そんな返済はできないというのであれば、多少の不便さが有ったとしても、学生ローンの方を利用した方が無難です。不満は有っても業者の方も長年学生相手に商売をしてきているので、問題が有った時には相談にも乗ってもらえるはずです。

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月々元本の返済も必要になるので返済能力の見極めが極めて重要

そこで一般向けのカードローンを利用しようという場合には、学生ローンでも必要と説明した返済能力の見極めが極めて重要ということになります。

学生ローンであれば苦しい時には利息分だけを入金しておけばよかったわけですから、収支はかなり少額でも返済できると判断できたはずです。しかし一般向けはそうはいきません。月々かなり余裕が無ければ返済は苦しいはずです。

もしほぼ返済できそうだが、一部どうしても返済が厳しくなる月が有るという場合には、他の月から回せる分は無いかとか、支出項目の内で節約できる部分は無いかなどを検討してみることも必要でしょう。

ここで学生ローンの返済方法について纏めておきます。

• 学生ローンは窓口だけではなく全国から利用できるようになってきている
• 返済も窓口だけではなく銀行振込などが利用出来るようになった
• 返済は返済方法だけではなくどのように返済額が決まるのかと言う返済方式も大変重要
• 一般向けのローンを利用する場合には元本の返済について学生ローンのような自由が無いので要注意

ローンでは返済が極めて重要で、もし返済が滞るような事が有ると社会に出る前に信用が崩壊してしまうというような事になりかねず、十分注意する必要が有ります。