学生ローンの口コミ情報をどう使う？評判だけでは良いものは選べない

一時期よりもかなり数が減ったとはいえ学生相手に融資を行う学生ローンを提供する業者はたくさんあり、またインターネットから利用可能になって、選べる業者は反って増えていると考えられ、業者選びが大きな問題になっています。

利用者としてはなるべく評判の良い業者を選ぼうと考え、最近インターネット上に増えている口コミ情報を参考にする人も多いですが、そういった評判だけで安易に選んでも自分にとって良いものが選べる保証は有りません。

学生ローンの利用は借入方法や返済方法などが自分の使い勝手にあったものが使い易くなりますから、まずは自分がどのように利用するつもりなのかをはっきりさせ、それに合うものを選ぶという手順でローン選びを進めるようにしましょう。

減ったとはいえ学生ローンはたくさんある！どう選べば良いのか？

学生ローンは貸金業法が強化される前は比較的数が多かったのですが、貸金業法の強化で、学生には貸しにくい状況になってしまい、全体の数としてはこの時点でかなり減ってしまい、現在に至っています。

しかし、その後インターネットの普及に伴って、遠隔地の業者でも容易に利用出来るような環境が提供されるようになって、現在では絶対数は減っていても利用可能な業者は反って増えて多数の学生ローンの中から選べるようになって来ています。

そこで、利用者の方は、そういった多くの業者の中から、選ぶという作業が必要になりますが、それが面倒であまり調べもせず、適当に選んでしまう人もいます。

しかし、いい加減な選び方をすると、使いにくかったりすることも有るため、安易に選ぶのではなく十分調べて選ばなければなりません。

一時期よりも学生ローンの数は減っている

学生を相手にしているローンと言うのは探せばいろいろと見つかりますが、以前はもっと数がたくさんありました。こういった業者は分類としては消費者金融で、以前学生ローンを提供していた業者が現在では一般向けに転向していることもあります。

これは以前は大きな町に行けば結構学生向けと言うローンの看板を見つけることができましたが、貸金業法の改正でお金が貸しにくくなったことも有って、一斉に学生ローンから撤退してしまったためです。

このため現在では大きな学生街の近くなどでなければ学生ローンの店舗を見つけにくくなってしまいました。

インターネットからの利用が可能になり選べる数はむしろ増えている

ただし、その後インターネットの利用が進んできたため、学生ローンを生業にしている貸金業者を見つけるのは比較的簡単になってきており、今では、街中でなくても日本中から利用出来るようになってきています。

しかも全体の数は減っていると言っても、インターネット上から利用出来るわけですから、申込みができる業者と言うのはむしろ増えてきています。

今では、こういった多数の業者から利用先を選べますから、どうやって選ぶのかに悩むようになっていると言っても良いでしょう。

安易に選んではいけない

このような訳で実質的に学生が利用出来るローンと言うのは多数あることになります。これは選択肢が増えて利用者としては良いことですが、安易に選んでしまうと、悪徳業者に当たってしまう可能性も有るということです。

また悪徳業者でなくても、使い勝手が悪かったり、金利が高く不利なものを選んでしまったりする可能性も出てくるということです。

多くの選択肢が有るのは良いものが選べる可能性が有るという意味で利点も多いのですが、その逆もあるので十分注意して選ぶことが重要です。

評判が良いものを選びたい！口コミ情報だけで決めるのは危険

そこで利用者としては、できるだけ評判の良いものを選びたいと考え、インターネット上にある口コミ情報を利用する人が増えてきています。この口コミ情報と言うのは実際の利用者がその利用体験などを書込んだものですから役に立ちそうです。

しかしそういった情報で評判が良いものを選べば、本当に良いものが選べるのかと言えば、実はそうでもありません。そもそも誰かが使い勝手が良かったというだけの話であって、自分が利用する上でも当て嵌まる保証などないのです。

また口コミ情報と言うのは当初は実際の体験談ということで、確かに何らかの判断にも利用できたのですが、最近では様々な思惑で書込まれた偽情報も少なくは無く、それによって誤った判断をしてしまうことも有るので信じすぎるのは危険なのです。

口コミ情報とはどのような情報なのか？

業者選びを上手に行うには何らかの情報が必要です。そのために多くの人が利用しているのがインターネット上にある口コミ情報と呼ばれるものです。

口コミ情報と言うのは特にローンについてということではなく、様々な物事について自分の経験などを書き込む掲示板のようなものだと考えてください。

この口コミ情報の中にはサービスや様々なものの使い勝手を実際に使っている人が自分の体験を書込んだものが有ります。

その中にはローンについての口コミ情報も有り、業者毎に利用者の話を読むことができるようになっています。

そこには例えば審査が緩いとか厳しいとか、使い勝手が良いとか悪いとか、そのローンについて様々な情報が書かれています。

このためこれを読むことによってそのローンの情報を集める事が可能になっていると考えられています。

評判の良いものを選べば間違いなし？

そこで多くの利用者が考えるのが、この口コミ情報で評判が良ければ、自分が利用する場合にも使い勝手は良いのではないかということです。

このため最近になってこの口コミ情報がローンの申込者数にも影響が出るようになり、利用しやすいようにこの口コミ情報を更に纏めて、お勧めローンをランキングにして公開しているような情報サイトも現れて来ています。

このため学生ローンを利用する場合にも、これらの口コミ情報を参考にすることによって自分が利用するものを決めている人も少なくないはずです。

しかし本当に口コミ情報で評判が良いものを選べば間違いなく良いものが選べるのでしょうか。実はそうとは言い切れないのです。

口コミ情報に潜んでいる危険性

口コミ情報と言うのは実際の利用者が書いている限り本当の体験談と言えますが、使い勝手を判断するのであれば、誰かが使うのではなくて自分が使うという視点で考えなければなりません。

ですから誰かが使い勝手が良いと言ったとしても、自分も使い勝手が良いという保証など何処にもありません。

自分の使い方からすれば使いにくいのかもしれないのです。

さらに口コミ情報の問題点は、誰でも書き込みができるという点です。つまり実際には利用したことは無いのに、あたかも使ったような話をでっちあげて書込んでいる場合も無いとは言えません。

特に利用が増えているというような情報はこういった不届き者のターゲットになりやすく、判断を誤るもとになっていたりするのです。

問題は自分の使い勝手！評判が良くても使いにくかったら意味は無い

ローンに限った話ではないのですが、何かを選ぶという場合、何が重要なのかと言えば自分にとって使い勝手が良いのかどうかと言う点であって、決して他人の体験ではないのです。そこで重要になるのが自分はどう使うのかということです。

そこで学生ローンを選ぶ場合にも、まずは自分がどう使うのかということをよく考えて、学生ローンに対する要求をまとめ、その要求をもとにして、学生ローンを評価して、評価が高いものを探すようにしましょう。

それなら口コミ情報は利用価値が無いのかと言えば、そうではなく口コミ情報を見れば評判の悪いものを見つけることができます。

本当に悪いのかどうかは分かりませんが、敢えてそういうものを選ぶ必要はないのでそういったローンを排除することに利用しましょう。

自分の使い方を整理してみよう

そこで口コミ情報を利用しないとしてどのように学生ローンを選べば良いのか考えてみることにしましょう。

口コミ情報を利用するのは良いものを選びたいからです。良いものと言うのはまずは安全性、そして使い勝手によって判断できます。

安全性は後でで説明しますが、使い勝手を判断するためには、他人の意見ではなく、まず自分がどのように学生ローンを利用することになるのかを良く考える事です。

例えば自分としては何度も借りたり返したりを繰り返したいということであれば、学生ローンよりも一般向けのキャッシングローンで学生でも利用できるものを探すべきです。

また返済では月々返済できるかどうかわからないというのであれば、利息だけは月々返済して、元本の返済は不定期で構わないというものが使い勝手が良いいということになります。

ですからまずは自分がどのようにローンを利用するのか使い方を整理してみることが必要になります。

自分の使い方に合ったものの中から選んでみよう

自分の使い方がはっきりしたら、今度は学生ローンや学生でも利用出来る一般向けのキャッシングローンの情報を集めてください。自分が利用出来そうなものは出来るだけたくさん集めましょう。

もちろん自分の使い方をすべて満たすものは無いかもしれませんから、ある程度の妥協点を見つけることも必要になるかもしれえません。そういった点については自分で判断してください。

評判が悪いものは排除

さてそこで安全性についての話になりますが、これには口コミ情報を使います。使わないと言っただろうと言う人もいるかもしれませんが、それは何かを選ぶ場合です。

ここでは何かを排除する為に利用します。口コミ情報でこのローンは怪しいとか使うなと言うマイナス評価が多いものは排除してしまいましょう。

もちろんそれにも嘘が混じっているかもしれませんが、他にも業者はたくさんあるので、危ないと言っているものに敢えて近付く必要はありません。そうやって身を守るしかないのです。

偽情報に騙されない様にしよう！怪しい業者も存在している

業者選びにはもう一つ注意しなければならない事がります。それは業者が偽情報を流している場合です。

金融業者というのは法律に則って業者登録を行うことになっていますが、実際にはこの登録をせずに潜りで融資を行っているような非正規業者も存在していて、通常こういった業者のことを闇金と呼んでいます。

もちろん闇金は学生もターゲットにしているところが有って、ホームページを作って一見正規業者のように装っている場合も有り、騙されてしまう学生も少ない数ではありません。

そこで学生ローンを利用する場合も、その業者が正規登録されている業者かどうかを必ず確認することが必要になります。有名どころの名前を名乗っていても、偽ということも有るので十分注意してください。

法律に則った業者登録をしていない業者もある

業者を選ぶ際の情報収集では使い勝手などを判断する前に、業者自体をふるいにかけて怪しい業者は排除しなければなりません。

金融業者と言うのは貸金業法によって業者登録することが義務付けられています。ところが実際にはこの業者登録をせずにお金を貸している業者が存在しているのです。こういった業者を非正規業者あるいは闇金と呼んでいます。

闇金と言えばドラマでも様々に描かれていますので、危険な業者だということが分ると思いますが、一般人であれ学生であれ絶対に利用してはいけない業者です。

学生であっても騙す闇金が有る

いくら闇金でも学生相手の騙すようなことはしないし、そもそも学生相手には貸さないだろうと考える人もいるかもしれませんが、確かに貸さない業者はいますが、逆にそんなことはお構いなしに貸す業者もいます。

こういった業者は自分の所は闇金ですと表示しているようなことは有りませんから、一見しただけでは正規業者なのか非正規業者なのかすぐに分るようなことはありません。

つまり油断していると、正規業者だと思って申込んだとしても実は非正規業者だったという可能性も無いとは言えず、申込みを行う際には十分注意して業者選びをしなければなりません。

まずは正規登録された業者かどうかを確認してみよう

ではどのようにその業者が正規業者か非正規業者かを見分ければよいのでしょうか。それには正規業者の登録情報を利用することになります。

貸金業者の登録情報はインターネットの接続環境が有ってブラウザが利用できれば、誰でも容易に参照することができます。

金融庁のホームページには貸金業データベースというものが有って、誰でもこれを使って貸金業者を検索することができるのです。

そこで業者を調べる場合には業者側が表示している次の情報でこのデータベースを検索してみましょう。

• 業者名
• 登録番号
• 代表者名
• 所在地
• 電話番号

これらすべての情報が一致しているかどうかを確認して下さい。例えば業者側が登録番号を表示していないような場合には、非正規業者と言っているようなものです。

最近ではそんな間抜けな業者は居ませんし、多くの場合には実際にある業者を名乗っていて情報もそれを使い、電話番号だけを闇金側のものに替えているというような事を行って騙そうとしています。

ここで学生ローン選びでの口コミ情報の使い方について纏めておきます。

• 学生ローンの全体数は減っているがインターネット経由での申し込みが可能になって選べる業者はかえって増えている
• 口コミ情報は誰かの体験談であって自分に当て嵌まる保証が無いので利用には要注意
• ローン選びで重要なのは自分の使い勝手で自分がどのように使うのかを整理することが必要
• 貸金業者の中には闇金も存在するので安易な業者選びをしてはいけない

金融業者選びは大変重要ですが、その前に本当にお金を借りる必要が有るのか、まずは遣り繰りで乗り越えられないかを検証してみることが重要です。