セブン銀行のカードローンは学生でも使える?成人なら可能性はあり!
学生が利用出来るローンは学生ローンだけではありません。銀行や大手消費者金融のカードローンにも使えるものが有り、 セブン銀行のカードローンも学生が申込めるものの中の1つといういことになります。
ただし、学生ローンは学生向けに設計されていて、収入が少なく不安定な学生でも比較的容易に返済できる設計になっていますが、一般向けのローンの場合には前提として安定収入があり、学生の利用には注意が必要です。
ですからセブン銀行のカードローンを利用する際も、まず必要なのは自分が返済して行けるのかどうかを見極めることです。一般向けローンは月々の負担が学生ローンよりも大きくなるので厳密に計算することが重要です。
カードローンには学生利用可の場合有り!セブン銀行のものもその1つ
学生がお金を借りるとすれば比較的借り易いものとして学生ローンが有りますが、借入れできる可能性としては一般向けのローンでも特に学生を申込条件で排除していないものも有るので利用は可能です。
特に銀行の場合には比較的金利の低いカードローンが用意されており学生でも利用したいと考える場合が有り、セブン銀行にもこのカードローンがあり、比較的借り易いということで学生にも人気が有ります。
ただし、こういったカードローンは学生ローンと言う訳ではなく、あくまで一般社会人向けのもので、申込条件や利用条件は学生であっても他と区別して利用しやすくなるというわけではないので注意が必要です。
一般向けのカードローンには学生が利用できるものも有る
学生が利用出来るローンというのは限られていますが、必ずしも学生ローンだけということではありません。
銀行や大手消費者金融が提供しているカードローンはどこに行ってもATMから融資が引出せて大変便利なので学生でも利用したいという人が多いのですが、申込条件で学生を排除している場合が有ります。
ただし中には条件はいろいろと付いているにしても、特に学生だからと言う理由で申込みができないというものばかりではなく、学生でも条件さえ満たしていれば申込むことができるものもあります。
ですから学生だけれどもカードローンを申込みたいという場合にはまずは申込条件を確認してみて下さい。
セブン銀行もカードローンを提供している
セブン銀行は比較的最近になってセブンイレブンを展開しているセブン&アイグループ内の銀行として設立された、いわゆるネット銀行で、様々な手続きはインターネット上のホームページから行うことになります。
ですからセブン銀行カードローンの申込みもインターネット上から行うことが可能です。
しかもATMはセブンイレブンやイトーヨーカドーなどセブン&アイグループの店舗に設置されているので、支店網は無くても、大変便利に利用できます。
セブン銀行カードローンは次のような仕様になっています。
商品名 | セブン銀行カードローン |
---|---|
利用限度額 | 10万円・30万円・50万円 |
金利(年利) | 15% |
返済方式 | 元加方式(利息を返済日に借入残高に組み入れる) (利用限度額10万円:5000円、その他:1万円) |
以前は70万円と100万円と言う利用限度額も有ったのですが、現在では最高50万円までということになっていて、この点は学生ローンと同程度ということになります。
ただし金利は15%なので他の銀行のものよりも若干高いですが、学生ローンを利用するよりも有利な利用が可能です。
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利用条件は学生でも一般社会人と変わらない
このセブン銀行カードローンの申込条件には学生を排除するようなものはないので学生の申込みも可能です。
ただし一般向けでターゲットはあくまで社会人ということになるので、利用条件は学生には厳しい部分も有ります。
また申込みにも年齢制限が有り、20歳以上70歳未満ということになっているので、成人していない学生は申込むことができません。
さらに申込みにはセブン銀行に普通預金口座が有ることが前提になるため、口座無しで申込む場合には同時に口座開設の申込みもしておく必要が有ります。
この場合口座開設に1週間程度が必要になるので、ローン利用までにはかなりの時間を要します。
ネット銀行と言うのはインターネットが一般に利用されてからできたものですからまだまだ歴史が浅く、利用者確保が急務で、カードローンを利用する場合も普通預金口座の開設が要求されたりします。ただしカードローンの利用者を増やす必要から審査は比較的緩く、通過の可能性は高いようです。
学生ローンとカードローンの違いとは?返済方式に大きな違いあり!
もちろんカードローンはATMを利用して融資の借入れができるので銀行振込みによって行われる学生ローンに比べれば、ずっと使い勝手が良く、しかもセブン銀行はセブンイレブンにATMが設置され大変便利です。
しかし学生ローンは審査でも学生の状況が考慮されて収入が少なくても可決される可能性が高く、学生には借り易い設計になっています。
ですからローン選びでは学生ローンにしておいた方が無難な場合も有るのです。
特に一般向けローンと学生ローンでは返済方式が大きく違い、学生ローンの場合には、収入が少なくなってしまう時期には利息分だけを支払えばよいというような自由度の高い返済方式を選べるので安心できます。
使い勝手はカードローンのほうが断然良い
では学生が利用するには学生ローンのほうが良いのかカードローンのほうが良いのかと言う話になりますが、まず使い勝手から考えてみましょう。
カードローンは先ほど説明したようにATMが有ればどこでも利用できしかもセブン銀行の場合はセブンイレブンの店舗が有れば、自前のATMがあり、利用手数料も掛りません。
これに対して学生ローンの場合には最近では店舗に行かなければ融資しないというところは少ないですが、追加で融資を受ける場合には連絡して銀行口座に振り込んでもらうという手順を踏まなければなりません。
したがって使い勝手としては断然カードローンのほうが良いと言えるでしょう。
学生ローンは学生が利用しやすいように設計されている
ただし学生ローンと言うのはなぜ学生ローンと言うのかと言えば、学生に利用しやすいように設計されているからです。
大きな違いは審査と返済方式に現れますが、まず審査は一般向けのカードローンの場合、安定収入が要求されて、年収も以前は200万円以上でなければ審査には通らないと言われていました。
実際には各ローンの審査基準がどうなっているかで違いますから、もう少し少額でも通る可能性はありますが、それでも学生が学業の傍ら稼げる金額から考えれば、かなりの高額なのは間違いありません。
これに対して学生ローンの場合には、月々アルバイト収入で5万円程度有れば、審査には通ると言われており、確かに学生には借り易いと言えるでしょう。
返済方式が大きく違うことに注意が必要
次に返済方式ですが、セブン銀行カードローンは月々の返済が利用限度額によって月々5000円か1万円のどちらかになります。
最近では返済額が月々3000円程度になっている場合も有るので、ちょっと高めです。
これに対して学生ローンの場合には、元金自由返済方式と言って月々必ず返済しなければならないのは利息分のみとなり、学業が忙しくアルバイトの時間があまりとれないような時にはかなり助かる筈です。
例えば10万円借りて18%の金利で30日後の利息は次のように計算できます。
つまりこの場合翌月支払わなければならない事になる最低額は1479円で済みます。学生にはかなり負担が少ないと言えるでしょう。
ただし、ローンと言うのは借りたら返さなければならないものですから、常に少額で良い訳ではないのでその点には注意しなければなりません。
学生ローンを利用しようとして躊躇する人の中には、卒業時にすべて返済しなければならなくなると考えている場合が有ります。実際には学生ローンは卒業後も返済だけではなく融資の利用も含めてそれまで通り利用を続けることができるので、そういう心配はいりません。
返済の可能性を評価することが重要!学生には返済は厳しい
セブン銀行のカードローンを利用するにしても学生ローンを選ぶにしても、選択の基本となるのは、返済がしていけるのかどうかと言うことです。例えば収入が無いというような場合はどちらも利用できません。
まず気にしておかなければならないのは先ほど説明したように一般向けのローンの返済方式は元金の返済分が常に加算されますから返済額が学生ローンに比べて高額になり、学生としては返済しにくい方式です。
そこでどちらを選べば良いのかという場合、結局判断基準は自分の返済能力次第ということになります。
ですからまずは自分は月々どの程度の返済まで行っていけるのか、正確に計算してみることが必要になります。
問題は返済ができるかどうかと言う事
便利さを優先してセブン銀行のカードローンを選ぶのも悪い選択ではありませんし、審査に通過しやすい学生ローンを選んでも、やはり悪い選択ではありません。
問題になるのはどちらにしても返済ができるかどうかということです。どんな条件で利用したとしても、返済ができなければ、信用は失墜してしまいます。
一般向けローンは月々の返済額が大きくなる
説明したようにセブン銀行カードローンをはじめとした一般向けのローンは月々利息分だけではなく元金の返済分も必ず支払うことになるので返済額は大きくなります。
これに対して学生ローンの場合には元金分の返済は自由になっているので、返済額に自由度が有り、不安定な収入でも返済できる可能性が高くなります。
このあたりをよく考えて自分はどちらの返済方法のほうが無難なのだろうかを考えてみることが必要です。
もちろん返済効率と言う面から考えれば、月々元金を支払っていった方が良くなる可能性が高いので、安定した収入が有るのであれば前者、収入が不安定なら後者ということになるでしょう。
自分の返済能力を計算してみよう
そう言われても簡単には分らないという場合には、自分の返済能力を計算してみて下さい。そのためには月々の収支を知る必要があります。
そこで一年程度遡って、月々の収入と支出をまず抽出してください。あとは次の計算式で月々の収支を計算してみましょう。
この収支が最低になっている時が自分の返済能力と考えてください。この返済能力以内の返済額であれば、返済して行ける可能性が高いと考えられます。
この金額でゼブン銀行カードローンの返済が可能かどうかを見てみましょう。もし無理そうなら、安易にセブン銀行カードローンを申込べきではないでしょう。
もし自分の返済能力ではどちらも返済が難しいという場合には、いくら借り入れが必要だとしても、借入れしたら返済できない訳ですから、借入れではなく別の方法を考える事が最も重要なことです。
一般向けローン利用はハードルが高い!学生ローンの利用も考えよう
確かにセブン銀行のカードローンのような一般向けローンは使い勝手が良いですが、ここまで説明してきた通り学生ローンに比べて一般向けのローンはなかなか学生が返済して行くのが難しいものです。
したがって、余程安定的に収入を得ているような学生でなければ、一般向けのカードローンと言うのはお勧めすることができません。
安易に選ぶのではなく、現実に即して選ばなければ後々厳しいことになりかねません。
したがって、学生の間は返済の負担が比較的少ない学生ローンを選ぶことも考えてみましょう。便利さでは負けますが、学業への影響は確実に少なくなるはずです。
カードローンの利用は社会人になってから考えましょう。
学生が一般向けローンを返済して行くのは厳しい
セブン銀行カードローンのような一般向けのカードローンは確かに使い勝手が良いですが、学生の状況を考えれば、一般向けのローンの返済をしているのはかなり厳しいと考えたほうが良いでしょう。
しかも学生の場合、3年次終盤から就活も入りアルバイトに時間が取れなくなる時期が出てきます。ですから、借入れするときは良いかもしれませんが、徐々に返済が苦しくなる事も考えられます。
したがってローン選びでは、将来的にも返済が行える見通しが有るのかと言う点についても考えておかなければならないのです。
一般向けのローンの利用は学生には厳しい
ここまでの話をよく考えてローンを選べば万が一にも返済に行き詰ってしまうような事は防げるはずです。
普通に考えれば、一般向けのローンと言うのは学生のライフスタイルから言えば返済しにくいと言わざるを得ません。
このため学生がこういったローンを利用することはあまり勧められません。
学生の内から返済ができなくなって債務整理に追い込まれ信用を無くしてしまったら、社会人をブラックと言う状況で迎えなければなりません。そんな形で門出を迎えたのでは家族だって悲しみます。
学生の内は、無鉄砲をしても構わないと言われますが、お金については無鉄砲はしてはいけません。必ず選択肢は安全な方を選ぶようにしてください。
返済の負担の少ない学生ローンのほうが無難
このような訳で、もしお金を借りようと考えているのであれば、多少使い勝手は悪かったとしても、学生ローンを選んでおいた方が無難でしょう。
もちろんそれなら返済ができるとは言いませんし、元金の返済を先延ばしにしていると後々苦しむことになり、場合によっては利息が膨らんでしまう事もあります。しかし、返済の可能性はずっと高いのです。
ですから自由度の高い返済方式のローンを選んでおいて計画的に返済して行くようにするのが、学生としては最も安全に借入れできる方法と言えるでしょう。
学生の時は本文で説明している通り、学生ローンを選んだ方が無難ですが、社会人になったら便利さと言う面と有利さと言う面から自分にあったローンを探してください。何を重視するかで最も良いローンが決まります。
ここでセブン銀行カードローンの学生の利用について纏めておきます。
- セブン銀行カードローンは学生でも申込みが可能
- セブン銀行カードローンと学生ローンは返済方式が大きく違うことに注意
- ローンは返済の可能性を評価して選ぶことが重要
- 安定した収入が見込めなければ学生ローンのほうが無難
お金を借りようと思った時は、借入れありきではなくて、まずは借りなくて済ませる方法はないのかを考える事が大切です。焦って必要のない借入れをしてはいけません。