学生ローンを調査!親より頼れる金融屋さん探し

三井住友銀行カードローンは学生も利用可?利用できるが年齢制限有り

学生がお金を借りる場合、学生ローンが有りますが、学生が利用できるのはこれだけという訳ではなく、一般向けのカードローンなども利用できるものが有ります。

三井住友銀行カードローンもその一つで成人に限られますが、学生でも条件さえ満たせば利用することができます。

ただし、一般向けのカードローンは学生ローンに比べて返済方式の自由度が低く、月々の収入が安定していなければ、返済できなくなる可能性が有るため、注意しなければなりません。

ですからローンの利用を考える場合には、自分の収入の安定性も考慮して一般向けにするのか学生ローンにするのかよく考えて、自分が返済できるものを選ぶようにして下さい。

三井住友銀行カードローンとは?一般社会人向けのカードローン

大手消費者金融がカードを使った融資を始め、銀行がこれを真似て提供を始めたのがカードローンで、今や殆どの銀行で提供されています。

三井住友銀行でもここで説明する三井住友銀行カードローンで最高800万円までの融資に対応しています。

もちろんこういったカードローンは学生が利用者の対象と言うわけではなく、一般社会人が利用する前提で提供されています。

したがって申込条件としては安定した収入が有ることが要求されておりなかなか学生には使いにくくなります。

審査は当然ですが社会人向けにできている為、学生ローンに比べると学生にとっては格段に厳しい内容で行われることになります。

三井住友銀行カードローンは最高800万円まで

学生が利用するローンと言えば学生ローンが頭に浮かびますが、実際には一般向けのローンの中にも学生の利用を排除していないものもあります。

銀行や大手消費者金融が提供しているカードローンでも学生が申込めるものはたくさんあるのです。

三井住友銀行カードローンもそういった学生でも利用できる可能性のあるものの一つです。

三井住友銀行カードローンの仕様は次のようになっています。

商品名 三井住友銀行カードローン
利用限度額 10万円~800万円
金利(年利) 4.0%~14.5%
返済方式 残高スライド元利定額方式

このように三井住友銀行カードローンでは最高800万円まで借入れが可能で、金利は最高14.5%となっています。

学生ローンの場合には最高50万円金利は17%~20%になるのが普通ですから、やはり借りられるのであれば三井住友銀行カードローンのような銀行のカードローンのほうが有利な利用ができる訳です。

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対象はあくまで一般社会人で安定収入が前提

ただし、銀行のカードローンと言うのはあくまで一般向けのカードローンですから、その点は忘れない様にしなければなりません。

一般向けの場合学生が利用できないとは言っていなくても、学生が申込むには設定されている一般向けの条件を満たしていなければ申込みや審査通過はできません。

まず問題になるのは収入です。一般向けのカードローンは次のような条件を満たしていなければなりません。

  • 一定以上の年収が有る
  • 安定した月収が有る

一定以上の年収と言うのは200万円と言われていた時期があり、今ではもう少し下がって来ているのが普通ですが、大手銀行の三井住友銀行の場合はやはり200万円程度あったほうが無難でしょう。

審査は学生ローンと比べれば厳しい

また審査の難易度と言う点から考えた場合、一般向けのローンと言うのは、そう簡単に審査通過はできません。

申込者の内、どの程度の人が審査に通っているのかを表す比率に審査通過率というものがあり、公開しているのは大手消費者金融だけになりますが、それによれば概ね40%台になっており半数も通っていません。

銀行のカードローンでは公表されていませんが、難易度から言えば大手消費者金融よりも厳しいと言われており、これを考えれば30%台程度ではないかと思われています。

テレビのコマーシャルなどを見ていると誰でも借りられそうに見えますが、実際にはかなり厳しいのです。

ですから三井住友銀行カードローンの場合もかなり審査は厳しと考えておくべきでしょう。

~学生ローンにはカードローンは殆ど無い~
カードローンはカードを使ってATMから簡単に融資が受けられるので大変便利ですが、ATMを設置するなどかなりの設備投資が必要です。このため中小規模の学生ローンの業者ではそういったことができないため、学生ローンには殆どカードローンがありません。

学生でも利用は可能!ただし年齢制限が有り申込みは成人に限られる

このように三井住友銀行カードローンは決して学生には申込み易いとは言えませんが、だからと言って学生が申込みできないとは明確に言っていません。

したがって、申込条件さえ満たしていれば学生であっても申込みをすることは可能です。

ただし、申込条件には年齢制限も有り、成人していなければ申込めませんので、大学に入学直後の18歳というような場合には、申込みはできません。

また、学生だから収入が少なくても仕方がないというような、特別扱いも、学生ローンではなくあくまで一般向けのローンですから、行われません。

したがって、申込みを行う場合には自分の審査通過の可能性をよく判断してから行わなければなりません。

学生だからと言って申込みを制限してはいない

では学生が一般向けである三井住友銀行カードローンを申込むことを考えてみましょう。

まず、こういった一般向けのカードローンでは申込条件として明確に学生を除くというような記述が入っていて、申込みができないものも有ります。

しかし三井住友銀行カードローンではそういった記述は有りませんから、学生を排除してはいません。

ただし、申込条件は有りますから、学生であろうが、社会人であろうが、この条件を満たしていなければ、申込みをすることはできません。その点には十分注意しておかなければなりません。

もちろん申込みができたからと言って、審査に通過しなければ利用できないので、申込みができるからと言って安心してはいけません。

年齢制限が有り成人でなければ利用できない

三井住友銀行カードローンの申込条件は次のようになっています。

  • 安定した収入が有る事
  • 20歳以上69歳以下
  • SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証が受けられる

収入については先ほど説明しましたが、学生にとっては年齢制限も大きな問題です。

一般向けのキャッシングの場合にはほとんどの場合20歳以上と言う条件になっているので、学生が申込みできるとは言っても、高校卒業後すぐと言うわけではなく、成人後でなければ申込みできないということです。

学生ローンであれば18歳でも申込みができるものは有りますから、未成年の場合には一般向けのカードローンを狙うよりも学生ローンを狙ったほうが現実的です。

学生だからと言って特別扱いは無い

もう一つ重要な問題は一般向けということになるので、学生でも一般社会人と同じ扱いを受けるということです。

例えば学生ローンであれば収入も学生ということを考慮して月々5万円程度でも審査に通る可能性は十分あります。

しかし社会人を対象にした場合には、月々5万円では生活していくだけでも無理が有り、返済等とんでもないと判断されるのが落ちです。

ですから、学生ローンのような甘い審査を考えていると、通過できる見込みは有りません。

申込みの前には必ず自分の審査通過の可能性をよく考えて、現実的な選択を行うようにして下さい。

カードローンは大変便利で魅力的ですが借入れできなければはじまりません。その点よく考えて、利用するローンを選択してください。

~学生ローンは18歳でも借入れできるものが有るが高校生は無理~
学生ローンには本文で説明したように18歳で借入れできるものが有るので、学生にとっては助かる存在ですが、18歳と言っても高校に在学中の場合には除外されるので注意が必要です。高校生でお金が必要であれば、金融業者から借りるのは無理ですから、親権者に相談してみるのが最も現実的でしょう。

注意すべきは返済!学生が一般向けのローンの返済を行うのは厳しい

特に学生の場合に注意しておかなければならないのは返済です。

三井住友銀行カードローンの返済方式は残高スライド方式になっており、利用残高が高額になれば返済額も高額になる方式のため、収入の少ない学生には向きません。

また学生の収入は社会人に比べれば安定しているとは言えないので、月々一定以上の返済をしなければならないような方式の場合、返済が厳しくなってしまう月が必ず出てくることになります。

したがって三井住友銀行カードローンを利用した場合、学生が返済して行くのはかなり厳しいと考えておいた方が無難です。

返済できなくなってしまうと最悪の場合自己破産に追込まれることになるので、返済には十分注意して、返済できそうにないようなものは借りないようにしなければなりません。

返済は残高スライド方式で利用額によって負担が大きくなる

ローンで重要になるのが返済です。返済できなければ信用失墜ですから学生と言えども安易に考える事はできません。

この返済で、どのように元金と利息を支払っていくかは採用されている返済方式によって決まります。

多くの学生ローンは、元金自由返済方式と言って毎月必ず支払わなければならないのは利息分だけで、元金分は返済期限までであれば、何時いくら返済しても構わないというかなり自由度の高い返済方式になっています。

しかし一般向けでは元金分も月々返済する必要が有る方式が採用されているので、学生ローンのような自由度は有りません。

三井住友銀行カードローンでは残高スライド元利定額方式が採用されていて、借入残高を何段階かに区切ってそれぞれ月々返済する金額が決まっており、利息分と元金返済分が一定になるようになっています。

三井住友銀行カードローンの場合この段階がかなり細かく決まっていて最初の50万円までだけでも返済額は次のように決まっています。

借入残高 返済額
1円以上2000円未満 全額
2000円以上10万円以内 2000円
10万円超20万円以内 4000円
20万円超30万円以内 6000円
30万円超40万円以内 8000円
40万円超50万円以内 1万円

10万円以内程度であれば学生でもかなり返済しやすいですが、50万円近くになると月によっては返済が苦しくなる可能性も有るでしょう。

このように三井住友銀行カードローンは学生にとっては利用額にかなり注意しなければ返済額が増えてしまって負担が大きくなる可能性が有る訳です。

学生の収入は社会人に比べて安定しているとは言えない

しかも学生の収入と言うのは、アルバイトで得るのが普通ですから、学業の関係でアルバイト時間が短くなれば、収入は減ってしまうことになります。

ですから通常は返済ができていたとしても、試験期間などでアルバイトがなかなか出来ない時期になってしまうと、返済できなくなることも十分考えられることです。

要するに会社員などと比べれば月々収入が有ると言っても、決して安定しているとは言えない訳です。

ですからもし借入れをするとすれば、返済のためにはどのくらいアルバイトをする必要があるのか計算しておき、試験が有ろうとサークルが有ろうと、その分のアルバイトは行わなければなりません。

そういうことも考えず安易に借入れするようなことが有ってはいけないのです。

学生が返済して行くのはかなり厳しいと考えたほうが良い

そこで冷静に考えた場合には、三井住友銀行カードローンの借入れを学生が返済して行くのはかなり厳しいことになる可能性が有ると言えます。

もちろん学生でもそれなりの収入を得ていれば問題にはならないでしょうが、返済できるかどうか判断が難しいというような人の場合には、あまりお勧めできるとは言えません。

それでもカードローンと言う形に拘って利用したいという場合には、常に返済のことを考えて、必要なら収入を増やしたり、節約をしたりして、いつも返済できるような計画を持たなければなりません。

返済できなくなってしまってから悩んでも遅いということをよく覚えておいてください。

~自分の返済の可能性を計算してみよう~
借入れを考える場合には自分が返済できるかどうかその可能性を見極めてみましょう。そのためには過去1年分程度の月々の収支を計算してみて、収支が最小になるときでも返済額を賄えるかどうかを調べてみて下さい。もし収支額が返済額を下回るような月が有れば返済できないということですから借入れは勧められません。

学生ローンの利用も考えてみよう!返済は自由度が高く学生向き

そこで学生ローンについて考えてみましょう。

学生ローンは融資の対象が学生ですから、申込条件や利用条件が学生向きに作られていて、学生には大変利用しやすくなっています。

返済方式は多くの学生ローンが元金自由返済方式が採用されているので、お金が用意できない時は利息分の支払いだけでも良くなります。使い方によっては元本の返済を就職後にする事も可能です。

ですから、カードローンはATMから融資を引出し返済も可能で使い勝手が大変良いですが、返済の可能性を考えた時、学生ローンを利用した方が学生にとっては楽です。

利用するローンを考える場合には、学生ローンも含めて確実に返済できるものと言う視点で選んでください。

学生ローンは学生向きにできていて学生が利用しやすい

これに対して学生ローンは、審査でも収入の評価はそれほど厳しくありませんし、本人確認書類も基本的には学生証で済みますから、申込み易く、審査通過のハードルもそれほど高くは有りません。

しかも説明したように返済方式も学生が返済していけるような自由度が有りますから、返済できなくなる可能性も一般向けローンよりも低くなります。

ですから、さすがに学生ローンと銘打っているだけあって、学生のことをよく考えたローンと思って間違いありません。

カードローンに比べれば使い勝手は悪い面も有りますが、どちらが安心して利用出来るかと言えば、やはり学生には学生ローンに軍配が上がるでしょう。

学生ローンは卒業後も利用出来る

また学生ローンの利用を考えている人の中には、学生ローンは卒業時に借入れをすべて清算しなければならなくなると考えている人もいるようですが、実際にはそんなことはないのです。

卒業したとしてもそれまでの借入れ分は契約の通りの返済方法で返済して行けばよく、場合によっては就職後に返済しても良い訳です。

また学生時代に契約していれば、卒業後も同じ条件で融資を受けることも可能です。

もちろん卒業後会社員になれば三井住友銀行カードローンのような一般向けのローンのほうが使い易くなりますから、その時は切り替えが必要です。

しかし、もし卒業後に自営業者になるのであれば、学生ほどではないにしても収入の安定性は会社員よりも劣りますから、かえってそのまま学生ローンを利用していたほうが返済の自由度が有って良い場合も有ります。

ですから、学生ローンとは言っても特に学生に限って利用できるローンと言うわけでもないのです。

学生ローンの利用も考えてみるべき

したがって、学生時代にどのようなローンを利用すべきなのかはよく考えなければなりません。

ローンは使い勝手やお得さで考えると良いものが選べますが、それはまず返済ができるという前提で話です。学生では収入面から考えれば返済できなくなることも十分考えられます。

ですから返済に不安を感じているのであれば、まずは返済できるものと言う選択基準で選び、その後で便利さや有利さを考えるようにしましょう。

このため、学生の内は一般向けのカードローンも選択肢としては有りますが、やはり学生ローンの利用も同時に考え、返済の可能性などについて比較して選ぶべきでしょう。
~まずは借入れしなくて済ませることはできないかを考える~
本文では借りることを前提に話を進めていますが、実際の場面では、まず借りなくて済ませる方法はないかと言う点で知恵を絞ることが重要です。借入れしなければ返済も必要ありませんから、ずっと気が楽になるはずです。

ここで三井住友銀行カードローンの学生の利用について纏めておきます。

  • 三井住友銀行カードローンというのはあくまで一般社会人向けのカードローン
  • 学生を排除してはいないが年齢制限で成人でなければ利用できない
  • 一般向けのカードローンの返済は収入が安定していない学生では厳しい
  • 返済が厳しいと考えられる場合には学生ローンの利用も考えてみるべき

学生ではなかなか何が良いのか判断ができない場合も有るので、借り入れを考えるときには周囲に相談してみることも大切です。

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