学生ローンの借入理由はどうしたら？理由次第で否決になる事が有る

学生ローンはローンの分類としては事業目的以外であれば何にでも利用出来るフリーローンで、実際に融資している事業者も学費から旅行まで様々な利用理由を想定していているのが普通で、大変使いやすいローンです。

ただし申込みに当たっては利用理由を記載しなければならず、審査においてもこれが評価されることになり、例えばギャンブルに利用するためのお金というような場合には、学生にはふさわしい使い方とは言えず否決になってしまいます。

もしそういった学生にはふさわしくない理由でお金が必要と言うのであれば、お勧めはしませんが、自分で稼いで貯蓄をすれば、そのお金を何に利用しようと構いません。ただしこの場合には自己責任なので注意してください。

学生ローンはフリーローン！事業以外なら何に利用しても構わない

ローンと言うのは以前は何らかの理由が有ってその理由に沿って使うという前提でお金の融資が行われるものでしたが、最近では事業目的以外であれば何に利用しても構わないというようなフリーローンと呼ばれるローンの利用者が増えています。

学生ローンもこのフリーローンに分類されるローンであるため、学費に利用しても趣味やレジャーに利用しても構わず、やはり事業のために利用するという場合以外には理由を問わず融資が行われるローンです。

もちろん学生ローンを提供している事業者の方は、学生に融資を行うわけですから、通常学生がお金が必要となるであろう理由を想定して、お金を融資する訳ですが、そこからはみ出るような理由であっても、多くの場合には融資が行われます。

ローンには利用理由が問われるものと問われないものが有る

ローンというのは学費であったり住宅の購入や旅行などのレジャーといった理由が有って借りるもので、金融機関はそういった理由に合わせて、ローンを用意しています。

こういったローンの事を目的別ローンと言い、多くの人が必要になる理由を想定して品揃えが作られています。

しかし、こういった多くの人が利用する理由に合わないような用途や生活費の足しに特に何に使うのかは分らないというようなニーズもあるので、これに対しては、目的別ではなく何にでも利用出来るフリーローンというものが用意されています。

学生ローンは事業目的以外なら何に利用しても良いことになっている

学生ローンもそうですが、現在利用者が増えているキャッシングと呼ばれるものは利用理由は問われませんから分類としてはこのフリーローンと言うことになります。

ただし、学生ローンもキャッシングも一般消費者向けのローンというのは事業向けとは分ける必要が有るため、こういったローンの場合事業目的だけには利用できないので注意しなければなりません。

ですから学生ローンを借りて学費にしようが、あるいは卒業旅行に行こうが建前としては業者側がどうこう言うことは有りません。

学生ローンの事業者はどのような理由を想定しているのか

ただし、学生ローンを提供している事業者としては、一応どういった利用がされるのかと言う想定は持っている場合が多く、ホームページにはどういった用途に利用できるのか例として挙げられていることもあります。

そういった場合に想定されている用途として挙がっているのが次のような理由です。

• 学費
• 運転免許取得費用
• 自動車やバイクの購入費用
• 歯列矯正費用
• 楽器の購入費用
• 旅行費用
• 生活費の補填
• ・・・

このように学生生活を送るうえで、必要になると思われる理由が挙げられているので、学生には有り難いローンと言えるでしょう。

ただし、こういった想定の範囲内に無くても、業者はできるだけ希望に沿うように融資を行ってくれます。

審査では借入理由も評価の対象！理由によっては否決も有り得る

ただし、学生ローンを始め一般的にフリーローンと言われるキャッシングローンの申込みでは融資したお金の借入理由を申込情報として記載することが求められるため、業者側は融資したお金が何に使われるのかには関心が有ることになります。

関心が有っても貸すんだろうと言う人もいますが、建前上はフリーローンですからどんな理由であっても融資をすることになっていますが、実際には、やはり貸してはいけないと考える理由もあるので、この情報は審査の対象になります。

学生の場合で言えば、例えばギャンブルの元手にしたいというような場合に、それは学生にふさわしいお金の使い方ではないと考えて審査は否決になるはずです。要するに儲けだけを考えるのではなく一般常識でも判断するというわけです。

学生ローンの申込みでは借入理由も記入する必要が有る

そこで実際に学生ローンを申込むことを考えてみましょう。その場合申込書あるいはインターネット経由であれば入力する申込情報ということになりますが、その中には融資を何に利用するのか理由を記入する必要が有ります。

学生ローンの場合、利用目的は自由なはずだから、何故そんなことを記入しなければならないのかと疑問に思う人も多いかもしれませんが、必ず理由の記入が求められます。

また理由を聞かないような業者と言うのは逆に問題のある業者なので、そういった業者だった場合には、その時点で利用は中止して別の業者を探したほうが良いでしょう。

審査では借入理由も評価の対象になる

借入理由を申込時に書かせるということはその情報は審査の対象になるということです。理由は何でも良いのだろうと言われそうですが、それは建前で、例えばそのお金が犯罪に利用されるような事になると業者も困るのです。

ですから理由は問わないとは言っても、何らかの問題を生じるような使い方がされないかどうかと言う点については、審査で評価しているというわけです。

ですから審査が行われるということは、可決されることが有れば否決されることも有る訳で、理由によっては融資が受けられない可能性も無いとは言えなくなってきます。

学生にふさわしくない理由では審査が否決になる可能性も有る

これは学生ローンの場合も全く同じで、やはり申込みに際しては借入れの理由を明示する必要が有ります。そしてその情報は審査の対象になるので、結果を左右することも出てきます。

特に学生ローンの場合には、学生にふさわしくないような用途で利用されるのを業者は好みませんから、例えば次のような理由だったとすれば審査は否決にな可能性が高いでしょう。

• ギャンブルに利用する
• 他の借入れの返済のために利用する

ギャンブルと言う理由ではどこに行っても審査通過は無理です。他の借入の返済のためと言う場合には、業者によっては事情を考慮して融資される可能性はありますが、学生の内から複数の借入れを行うような事は容認しない業者も多いはずです。

借入理由によっては学生ローンは不利！目的別ローンの利用も考えよう

また別に借入れしてもおかしくない理由でも、学生ローンをお勧めできない場合も有ります。

ローンには先ほど説明したように借入理由に合わせて融資を行うものが有り、これを目的別ローンと言いますが、一般的に言って目的別ローンのほうが有利な利用ができます。

例えば学生がお金が必要と言う理由で最も多いのが学費ですが、この場合学生ローンを借りるよりも奨学金を借りるか、あるいは銀行などで教育ローンを借りたほうがずっと金利的に考えて有利なのです。

ただし有利ということは審査が厳しいということでもあるので、学生の場合には、審査通過が厳しいですから、親と相談して必要に応じて保証人になってもらうなど、対策を取ることも考えなければなりません。

フリーローンは金利的に不利になっている

このように一部借入れができないような理由は有るものの、概ね学生が借りたいと考えるような理由であれば学生ローンの利用は可能です。

ただし問題が無い訳ではありません。フリーローンと言うのは確かに理由が問われず使い勝手の良いローンに見えますが、反面金利が高く、不利な借入れになってしまいます。

例えば、学費を考えた場合、銀行が用意している教育ローンと学生ローンの金利を比較してみると次のようになります。

表を見れば一目瞭然ですが、教育ローンを借りたほうがずっとお得な利用ができることが分る筈です。例えば１０万円を借りたとすれば３０日後の利息は次のようになります。

学生ローンが如何に不利か良く分るでしょう。

借入理由が合えば奨学金や目的別ローンと言った別の方法を考えよう

学費を例に採れば、さらに奨学金と言うもっと有利な利用ができるものもありますし、何も学生ローンを利用する理由は有りません。

また学費以外でも、例えば自動車やバイクの購入の場合、学生ローンの利用を考える人もいるかもしれませんが、やはり目的別ローンである自動車ローンを利用した方がずっと有利な借入れが可能です。

ですから利用理由さえ目的別ローンに合っているのであれば、まずはそちらが利用できないかどうかを考えるべきでしょう。

ローンというのは便利さも重要ですが、有利さと言うのも極めて重要で、この２つの兼ね合いで自分が何を重視するかを考えて利用するものを決めるようにしましょう。

目的別ローンは審査が厳しくなるので親と話し合って利用法を考えよう

そこでこういったローンを利用する場合には親とよく相談して、例えば教育ローンを利用するのであれば学生名義ではなくて親名義で申込みをすることを考えてみて下さい。

また自動車ローンのような場合には銀行のものは難しいので、ディーラーや販売店の提携ローンの様なものを利用して、親に保証人になってもらえば、学生自身でも利用出来る可能性が出てきます。

よく検討して、借り方を考えてみて下さい。

借入れが難しいものはお金を貯めてから！ただし自己責任で行う事

学生ローンが借入理由の問題で融資を断る場合は、闇金を除いて何処に行ってもまず審査は通りません。でもどうしてもその理由のためにお金が必要なのだという場合には、借入れは諦めて貯蓄することで実現しましょう。

例えばお勧めは絶対にできませんが、ギャンブルを行いたいというのであれば、自分で貯めたお金で行えば、誰も文句は言えません。ただし、それを失ったとしても自己責任と言う事だけは忘れない様にしましょう。

また学生ローンのような正規業者では貸してくれないからと言って、闇金に手を出すような事は止めましょう。もしそれでトラブルになったとしも、学生では自分で抜け出すことはまず無理ですから、近づいてはいけません。

学生ローンでは審査通過が難しい場合は貯蓄をしよう

学生の中には貸金業者が首をかしげる様な理由で融資を申込む人も必ずいます。

その結果、審査が否決になってしまった場合、他の業者に行ってもやはり同じ結果になる事は目に見えています。

唯一融資をしてくれるとすれば理由を問わず貸しているような闇金ぐらいでしょう。

しかし自分としてはどうしてもその理由でお金を利用したいという場合には、実現は先に延びますが、まずは貯蓄をするという方法が有ります。貸してくれなければ貯めれば良い訳です。

家を買うような非常に高額になってしまうようなものは無理でしょうが、その他であれば、例え自動車の購入であっても、何年かすれば貯められるものです。

そうすれば、誰にも文句を言われず自分の思い通りにお金を使うことができます。

お金を使うのは自己責任で行う必要が有る

例えばギャンブルに利用するとすれば、貯めたお金を全額失ってしまうことも有りますし、さらに負債を負う可能性も有ります。そういう結果になっても貸してくれない金融業者が悪いと言うように責任を転嫁するような事をしてはいけません。

業者の方はそういった危険が有るからこそ貸さないという判断をするわけですから、業者は何も悪くありません。

お金の使った結果が良くても悪くても、それは他の人には関係の無い事なのです。

貸して貰えないからと言って闇金を使ってはいけない

また先程触れたように、闇金であれば融資してくれる可能性が有りますが、こういった業者はドラマ等にもよく描かれていますから、大変問題が多い業者だということが分る筈で、そもそも法律に基づいた正規業者ではない事をよく覚えておいてください。

例えば昔ながらのやり方としては高金利で融資して強引に取り立てると言う業者や、表面的には親切を装って、お金を毟り取っていくような手段を用いるところも有ります。

学生ローンが貸してはくれないからと言って、そのような業者を利用してしまうと、後々大きな問題になる事が有ります。

金融業者を探す場合は、どういった場合でも登録情報を金融庁のホームページで確認するなど、十分気を付けなければなりません。

ここで学生ローンを借りる理由が審査に影響することについて纏めておきます。

• 学生ローンはフリーローンのため原則的には何にでも利用出来る
• 審査では借入理由も評価され学生らしくない理由では否決になる
• 融資は受けられるにしても借入理由によってはもっと有利な借入れが可能
• 借入れが難しいような理由の場合には貯蓄をしたほうが良い

借入理由がどうであっても、ローンと言うのは返済が必要になりますから、まず必要なのは借入しなくて済ませられないかを考える事です。これを忘れない様にしましょう。