トーエイの学生ローンの評判は?申込は窓口対応のみで利用しづらい…
トーエイは高田馬場にある学生ローンの専門業者ですが、学生ローンとは言っても利用は成人に限られています。また申込みが窓口のみになっている為高田馬場周辺に居住あるいは通学していなければ利用できず、この点で評価が下がっています。
トーエイと言うのは学生ローンとしては草分け的な存在で、以前のグレーゾーン金利が有った頃も営業していたため、利用者によっては過払い金が発生していることが有るので、返還請求が可能な場合が有ります。
トーエイの融資は申込みと同じく窓口のみで行われ、返済は窓口からか、銀行振込あるいは現金書留で行う方法が用意されています。窓口以外の場合は手数料や郵送費がかかるので注意しなければなりません。
トーエイの学生ローンとは?申込方法が限定されこの点が評判を下げる
トーエイとい業者は歴史が非常に長く、一貫して学生ローンを提供しており、これまで様々な学生に対して融資を行ってきている業者で、現在提供している学生ローンは、他の業者と同様に最高50万円までの融資に対応しています。
ただし、トーエイの場合融資しているのは成人している学生のみで、申込みも窓口でしか受け付けておらず、ホームページは有るものの、インターネットを介した申込みができなくなっています。
このため利用出来るのは実質的に高田馬場周辺に居住しているか学校が高田馬場周辺にあり、通学しているというように、店舗に容易に行ける人に限定されるため、最近の評判を見ると使いにくいというものが多くこの点で評価が下がっていると言えます。
トーエイの学生ローンは50万円まで
トーエイは1973年という当時学生ローンと言う言葉さえなかった時代に設立された金融業者で、学生ローンでは必ず名前が挙がってくるような有名業者です。
現在のトーエイが提供している学生ローンの仕様は次のようになっています。
商品名 | 学生ローン |
---|---|
融資額 | 50万円まで |
金利(年利) | 15.0%~18.0% |
返済方式 | 自由返済方式 |
融資可能額は他の多くの学生ローンと同じく50万円までとなっていて、金利は最近の学生ローン業者では17%と言う場合も多いので、多少高い印象が有りますが、小規模消費者金融として考えれば、それ程高いとは言えません。
トーエイの学生ローンの申込みは20歳以上で窓口のみ
学生ローンが対象にしている学生とは一般的な認識としては高校卒業後の18歳以上で大学や短大、専門学校などに進学している人を指しますが、そのうちどの人に融資を行うかは業者次第です。
このため、学生ローン業者は未成年である18歳以上20歳未満の人にも親の承諾のもとで融資を行っている業者が有ります。しかし業者によっては融資の対象を成人している人のみに限っている場合も少なくありません。
トーエイもそういった業者の一つで、融資の申込みができるのは20歳以上と言う年齢制限が設けられています。
このため未成年の学生にはトーエイの利用はできません。
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利用出来るのは実質高田馬場周辺のみのため評価が下がっている
トーエイを申込む場合に注意が必要なのは、申込みをするには店舗に行って窓口で行う必要が有ることです。一応ホームページは用意されていますが、そこから申込むことはできません。
このためトーエイが利用できるのは実質的には高田馬場周辺に居住しているか、あるいは通っている学校が高田馬場周辺に無ければ、利用はしずらいと言えるでしょう。
このように限られた人しか利用できない環境になっている為、トーエイの評判と言うのは決して良いとは言えません。要するに融資の内容と言うよりも、使える人が少なく、使えない事で評判を下げているのです。
学生ローンは以前は各地に有って、多くはトーエイのように店舗で融資を行っていたのですが、貸金業法の改正で多くが徹底してしまい、現在では大きな学生街でなければ見つけられなくなってしまいました。このため残った学生ローン業者はインターネットを利用して全国から利用できるようにして利用者を集めている場合が多く、最近ではトーエイのような事業展開をしている業者は少なくなってきています。
ネット上から確認できる情報は限定的!詳細は電話で確認
トーエイは以前はインターネット上からも申込みを行うことができたうえ、申込み時に入力しなければならない情報も非常に少なく、利用者には使いやすい業者だったはずなので、現在の状況が大変残念です。
現在公開されているホームページを見ると、非常に情報が少なく、これだけを見て、申込みを考えるという人は少ないのではないかと思います。
要するにどのように利用者を集めるかと言う経営方針が、ある時点でがらっと変わって、インターネットを利用しないという方向に舵を切ったということだと考えらえます。
したがって、申込みを考えているが、分らない点が有るというような場合には、電話で問合せを行って確認しておくようにして下さい。
以前はインターネット上からでも申込めた
実はトーエイも以前はインターネット上からも申込みが可能になっていた時期が有ったことが知られています。つまりその頃は申込みが全国から可能で、トーエイも全国展開に乗り出していたということになります。
その頃の申込みのための入力フォームを見てみると、現在全国展開している他の業者よりも入力を要求される情報がかなり限定されており、申込者にとっては、いろいろと情報を明かさなくて良いため、大変申込み易い学生ローンではなかったかと思われます。
このため、以前インターネット上からトーエイを利用していた人から見ると、現在のトーエイは余り使いやすい業者には見えないはずです。歴史の古い業者で、一世を風靡した業者としては現在の状況は大変残念ですね。
現在はホームページでも情報は限定的
しかも現在のホームページを見てみると、かなり簡素なものになっており、提供している学生ローンの仕様程度しか確認することができません。しかも非常に作りも簡単で、見栄え良く見せようという工夫が見られません。
このため利用しようと思って、ホームページを見たとしても、いろいろと不明点が出て来る筈で、他の業者と比較して利用する業者を選ぼうと考えた場合、利用者は他の業者に流れてしまうでしょう。
ですから、トーエイでは現在インターネットを利用した利用者獲得は、そもそも関心が無いと考えざるを得ません。
時代が時代ですからホームページは用意してはいますが、それを商売に使おうという意志は無いのでしょう。
経営方針が根本的に変わったと考えられる
以前はインターネットからの利用が可能だったわけですから、現在の状況と言うのは、そもそも経営方針が根本的に変わったと考えたほうが分り易いでしょう。インターネットから、再度店舗中心の営業に変わったわけです。
つまり業者としてはあくまで地域限定で、高田馬場にある例えばW大学の学生向けの商売に限定するという方向で経営を維持していくという方針になっているのでしょう。小規模業者の生き残り方法としては一つの考え方かもしれません。
ですからトーエイを利用する場合には、インターネット上で情報を集めてと言うよりも、分らない部分は業者に電話を入れて、細かく確認し、納得したら申込みに高田馬場の店舗に行くという方法を取ってください。
ローンというのは申込みだけではなく融資の受け取りや返済まで含めて考えるものです。更に利用は1度きりとは限らず何度も行うかもしれませんし、中には卒業後も利用できるものも有ります。ですから業者選びで重要なことは申込みだけを考えるのではなくて、その後の利用方法などについても、しっかり先を見て使い易いものを選んだほうが、良いものが選べます。
トーエイは学生ローンの草分!以前の融資では過払い金が発生している
トーエイは長い歴史と言いましたが、学生ローンで言えば草分け的存在ということができます。このため現在のようなグレーゾーン金利が廃止される前から営業しており、トーエイでも以前はもっと高金利で融資を行っていました。
このためグレーゾーン金利の廃止でトーエイでも過払い金が発生していることになり、以前トーエイを利用していた人の場合、過払い金の返還請求を行うことが可能で、実際に返還されたという人もいます。
過払い金の返還請求では、まずどの程度の過払い金が有るのかを計算して、それに基づいて返還請求を行う必要が有り、自分でも行えますが、面倒な場合には弁護士などに依頼することで返還してもらうことができます。
過払い金はなぜ発生したのか
ここで過払い金というものがなぜ発生したのか説明しておきましょう。
過払い金と言うのは以前ローンを借りていて、返済時に支払っていた利息が多すぎた場合の本来払うべき金額と支払った金額の差額を指します。
なぜそんな差額が生じてしまったのかと言うと、以前貸金業者が設定していた金利が間違っていたためです。ではなぜそんな間違いが生じたかと言うと、法律に食い違いが有ったためです。
融資したお金にかけられる金利は法律によって上限が決まっています。この上限を決めている法律が出資法と利息制限法の2つあり、次のように上限金利が決められています。
法律 | 上限金利 |
---|---|
出資法 | 29.2% |
利息制限法 | 20%(元本10万円未満) 18%(元本10万円以上100万円未満) 15%(元本100万円以上) |
このように上限金利が法律によって違うわけです。この2つの法律の上限金利の間の金利のことをグレーゾーン金利と呼んでいます。貸金業者の方は、当然ですがより利益が上がる出資法に基づいて金融商品の金利を決めていました。
しかし利用者の方は利息制限法を持ち出して、金利がおかしいのではないかと言う人が大勢いて、多くの裁判が行われました。
こうした混乱状態が有ったため、直近の貸金業法の改正で利息制限法の上限金利に従うのが正しいということが決まって、それまでに付けられていた金利は間違いということになり、これによって利息の過払い金というものが発生しました。
このため当時お金を貸していた貸金業には、多かれ少なかれ過払い金が発生してしているのが普通です。
そしてこの過払い金は返還を請求することができる為、現在のように過払い金請求について弁護士事務所がテレビのコマーシャルを流すような時代を迎えているわけです。
トーエイは歴史が長く以前の融資分では過払い金が発生している
トーエイは設立が古く言ってみれば学生ローンの草分けになっている業者ですが、そういった長い歴史を持つがゆえに、以前はやはり出資法に基づいた学生ローンを提供していたわけです。
ですから当時借りていた人の中には利息が過払いになっている場合も多く、こういった人は過払い金の返還請求を行うことができます。
以前トーエイを利用していたという人は、もう学生ではなかったとしても、まずは当時借りていたかどうかを思い出して、利息の過払いが発生していないか良く調べてみて下さい。
ただし、過払い金には最後の返済を行ってから10年と言う時効が有るのでその点注意が必要です。
過払い金を返還してもらう方法とは
過払い金を返還して貰うためには、いくら過払いになっているかを明らかにして、返還請求を業者に対して行う必要が有ります。
そのためにはどのような取引を行ったのかを明らかにしなければなりませんが、当時の取引状況を残している人は少なでしょうから、まずは業者に取引履歴を請求してください。
それに基づいて過払い金を計算します。計算は素人には難しいですが、インターネット上に簡単に計算できるEXCELのフォームが公開されていますからそれによって計算することができます。
あとは計算に基づいて過払い金請求書を作成して、送付すれば過払い金請求は完了です。
このように過払い金請求はちょっと面倒ですから、自分で行っても構いませんが、弁護士などの専門家に任せることも考えてみましょう。
弁護士などにお願いすると報酬の支払いが生じますが、自分で行うよりも交渉はうまく進むので、実際に返還される金額は高額になる事が期待でき、過払い金が高額な場合であれば、自分で行うよりも任せてしまったほうが良いでしょう。
トーエイの学生ローンの利用方法とは?融資は窓口のみなので要注意
トーエイの学生ローンの申込みでは学生証の他、指定された他の本人確認書類の内1点を用意して申込時に提示する必要が有ります。申込みは窓口のみですから、特に自分で写しを用意しておく必要はありません。
申込みは窓口で行うと説明しましたが、融資も指定口座に振込んでくれるというわけではなく、やはり窓口での手渡しということになります。この点でも遠隔地からの利用は難しいということが言えるでしょう。
返済方法はやはり窓口での返済ができますが、返済の場合にはこの他に指定口座への振込みと現金書留による方法が利用できますから、必ずしも店舗まで行く必要はありませんが手数料や郵送費に注意が必要です。
申込みに必要になる書類
トーエイの申込みは説明したように窓口に行く必要が有るので、申込みに行く場合には、必要になる書類も持参しなければなりません。足りないような事が有ると出直さなければならないので、十分注意が必要です。
トーエイの学生ローンの申込みでは次の書類が必要になります。
- 学生証
- 運転免許証・健康保険証・パスポート(この中から1点)
このように学生証だけではだめで、その他に本人を証明する書類が1つ必要になります。
運転免許証もパスポートも用意できない場合には健康保険証で構いませんが、住所が実家になっていたりする場合には、どうすれば良いのか予めトーエイのほうに確認しておきましょう。
融資は窓口で行われる
トーエイは申込みを窓口で行う必要が有ると説明しましたが、それに続く融資も窓口で手渡しということになります。
他の業者の場合には、通常銀行振込と言う手段が用意されていて、こちらの方が主に利用されている場合が多くなっていますが、トーエイではここでも旧来から行われている窓口での融資に拘っています。
借入れが10万円以内程度であればそれでも良いですが、それを超えるような場合には、店から出たらすぐに自分の口座に入金してしまったほうが無難でしょう。
はっきり言って時代は進んでいるわけですから、トーエイの方も申込みはともかく融資については銀行振込でも行えるようにしてほしいものです。
返済方法は3種類
これに対して返済方法は次の3つの方法が用意されています。
- 窓口
- 銀行振込
- 現金書留
やはり窓口は利用出来るわけですが、返済については別に銀行振込と現金書留が利用できます。
ですから例えば申込みと融資のために遠方から高田馬場に行って、返済は遠方から行うということも可能と言えば可能でしょう。
ただし銀行振込を利用する場合には振込み手数料、現金書留の場合には郵送費がそれぞれかかります。この場合利息以外にも余分な費用がかかる事になるので、そのあたりも計算に入れて考えておく必要が有ります。
本文で説明したようにトーエイは誰にでもお勧めできるというものではありません。学生ローンを選ぶ際には申込みから返済まで自分の利用方法をよく考えて、自分が便利に利用できるのはどれかと言う観点を持って選んでください。
ここでトーエイの学生ローンについて纏めておきます。
- トーエイの学生ローンの申込みは窓口のみになっている
- ネット上に開示されている情報は限定的で詳細は電話で確認する必要が有る
- トーエイは歴史が長く過払い金が発生している可能性が有り返還請求も可能
- トーエイは融資も窓口で行われるので注意が必要
高田馬場周辺の学生さんは様々な業者が有るのでトーエイを含めて比較検討して良い業者を選んでください。