学生ローンにもメリットとデメリットがある!探すときは特徴を掴もう
学生ローンは返済方法が比較的柔軟になっているなど一般向けのローンには無い特徴が有りますが、学生それぞれがメリットになるのかあるいはデメリットになるのかは一概には言えず、自分の判断が必要になります。
まず押えておかなければならないのは、申込みには年齢制限が有り、多くは20歳以上となっていることです。ですからもし18歳で申込みたい場合、18歳でも申込めるローンというのは大きなメリットが有る訳です。
また融資上限が有る為、希望通りに借りられるとは限りません。学生ローンは最高50万円と言うのが一般的で、それ以上は一般向けのローンを申込むしかありませんが、最初からそんな高額利用は無理で借入額を見直す必要が有るでしょう。
学生ローンの特徴を理解する!特徴がメリットにもデメリットにもなる
ローンと言うのは大きなお金を借りて、その後月々少額づつ返済して行くというのが基本パターンで、月々安定した収入がある人ほど利用しやすくなります。
しかし学生の場合なかなかこれが難しく、学生ローンでは返済方法が比較的柔軟になるような特徴が有ります。
学生がローンを利用しようという場合には、このような学生ローンを利用するか、あるいは学生でも利用可能な一般向けのキャッシングローンと言うことになりますが、まず大切なのは自分がどのように利用するかということです。
ですから学生ローンの特徴がこの利用方法に照らしてメリットになったりデメリットになったりすることになり、場合によっては一般向けのほうがメリットが大きくなることも有るので、この点に注意が必要です。
学生ローンの特徴とは?
学生ローンも用途自由でお金を貸すという点では一般向けのキャッシングローンと変わりません。
しかし学生の場合には会社員のように毎月安定した収入が有るかと言えば、試験期間などのようにアルバイト時間を減らさざるを得ない時期が有るため収入の安定性と言う点で一般向けのような返済条件では返済が厳しくなります。
このため、特に学生ローンと言う場合にはこういった点が考慮された特徴のあるキャッシングということになり、次のような特徴があります。
- 収入が少なくなる時期の返済を減額する
- 利息は定期的に入金する必要が有るが元本の返済は不定期で良い
- 利息は定期的に入金する必要が有るが元本の返済は卒業後で良い
このように収入面を考慮してそれぞれ返済しやすいような特徴を持たせて要る訳です。
しかし返済はしやすい反面利息には注意が必要です。たとえば卒業10カ月前に年利10%で50万円借りたとしましょう。就職後1か月目に全額返済するとします。
そうすると利息の支払いは10カ月かかることになりこの間元本が減りませんからそれまでの利息は次のようになります。ただし簡単のために一カ月は常に30日とします。
もしこれを同じ条件で一般向けのキャッシングで借りて1か月後に返済したら利息は次のようになります。
もちろん実際の返済では月々少しづつですから利息としてはその分膨らみます。また金利は通常もっと高いので、卒業後に元本の返済を始める場合にはさらに高額の利息を支払うことになるはずです。
このように学生ローンの特徴は返済が楽と言う面だけを見ていてはいけないのです。
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自分の利用方法をはっきりさせておこう
このため学生ローンのメリットやデメリットを考える際には自分がどのように利用したいのかを考えなければ、何がメリットになり、何がデメリットになるのかということは判断できません。
まずは自分が利用している場面を想像して利用方法を明確にしておきましょう。
例えば自分は収入が少ないので元本の返済は卒業後になるとか、収入は常に一定以上あるので、月々返済して行きたいというようなことをイメージしてみましょう。
利用者によってそれぞれの特徴がメリットにもデメリットにもなり得る
ここでおわかりかもしれませんが、例えば収入が少ないので元本の返済は卒業後にするという人にとっては、そういった返済方法を提供している学生ローンには大きなメリットが有るということになります。
これに対して、月々返済して行くという人には、金利的に考えて学生ローンのほが不利になるので、銀行の一般向けキャッシングのほうがメリットが大きく感じることも有るでしょう。
つまり学生ローンの特徴が利用者によってメリットにもデメリットにもなるということです。
自分の利用方法から自分にとってどのローンがメリットが大きいのかを考えてみて下さい。
有利なローンを利用するために重要なことは、情報を集めることができるかどうかにかかっています。有利なローンが有っても知らなければ利用できません。ですからローン選びは十分時間をかけて良いものを探すようにしましょう。
ローン利用には年齢制限がある!通常は20歳以上でなければ使えない
まずローンの特徴を調べる場合には、そもそも自分が申込めるのかどうかの確認が必要です。学生の場合最も注意しなければならないのが申込み可能年齢でしょう。一般的に言えば殆どのローンが20歳以上でなければ申込めません。
これは学生ローンでも言えることで、学生とは言っていますが、多くの学生ローンの年齢制限が20歳以上になっているので、仮に18歳で借りたいという学生の場合には、少々探す時間が必要になるでしょう。
また年齢制限も有りますが、例え18歳から借入れできるにしても、高校生には融資しないという場合が殆どで、高校生だけど学生ローンを利用したいと思って探しても時間の無駄ですから、注意してください。
ローン申込みの年齢制限とは
ローンを申込む際に申込者の誰もが気になるのが、審査に通るかどうかと言う点でしょう。
しかしその前に気にしておかなければならないのが申込条件で、この条件を満たしていなければ、申し込みたくても申込めません。
申込条件には夫々のローンで違いが有りますが、共通しているのが次の2点です。
- 年齢制限
- 安定収入
通常年齢制限は下限が20歳以上、上限は65歳程度を中心に60歳から70歳ぐらいまでローンによってばらばらです。つまりこの条件が有る場合18歳では借りられない訳です。
これは18歳に対して融資してはいけないという法律が有る訳ではなくて、主に契約上の問題で、未成年者との契約では保護者の同意が必要になるためです。
18歳の学生と契約して融資したが保護者が知らないと言えばその契約は無効になるため融資したお金の回収が出来なくなる可能性が有る訳です。
ですから現在議論されているように成人年齢が18歳に引き下げられれば、この問題は解消され、もっと多くの業者が18歳でも融資を行うようになるかもしれません。
学生ローンであっても18歳で申込めるものは少ない
この条件は学生ローンでもやはり同じようなもので、多くの学生ローンも20歳以上と言う申込条件が付いています。
そこで学生について考えてみましょう。高校を卒業するのは通常18歳ですから、浪人せずに現役で大学や専門学校などに入学した学生の場合、2年次の誕生日で成人を迎えるまでは、利用出来る学生ローンというのはかなり限られます。
ですから、できればその間は学生ローンを利用するようなことは考えず、まずは勉学中心の生活をすることを心がけましょう。
高校生の場合の学生ローン利用は難しい
また中には高校生も学生だというような主張をして、自分も学生ローンを借りたいと考えている人もいるかもしれません。確かに学校に通って勉強していると言う点では学生ですが、世間の見る目はあくまで子供です。
18歳から融資している学生ローンであっても、高校生ということになると、融資してくれるようなところは有りません。
高校生の内はお金を借りようというような事は考えず、お金が必要なら、まずは保護者に相談してみることから始めてください。
18歳で比較的簡単に利用できるのがクレジットカードのキャッシング枠です。ただしこれも未成年の場合には保護者の同意が必要で、しかも審査によってはキャッシング枠が付かない事も有るので注意してください。
ローンには融資上限が有る!学生は幾らまで借りることができるのか
もう一つ確認が必要なのが融資上限です。学生ローンの業者は貸金業になりますから、貸金業法の適用を受け、総量規制を受けることになります。このため、年収によって融資上限が決められることになる訳です。
ただし、学生ローン自体は殆どが50万円を上限にしており、実際に融資が行われるのは、審査にもよりますが、更に少額になるので、大きな年収を持っていたとしても、借入れできる金額はそう高額にはなりません。
また利用額が大きければ、それだけ返済が長くなるということになりますから、しっかり返済計画を立てて、自分がどのように返済して行くのかをイメージし、返済が厳しそうな場合には借入れを見合わせるなど利用にあたってはよく考えてください。
法的な総量規制で融資上限が決められている
学生でもお金が必要になるということはないとは言えませんが、そういった場合希望すれば幾らでも貸してくれるということは、もちろんありません。お金を借りようという場合にまず注意しなければならないのが融資上限額です。
特に学生ローンのように消費者金融のような貸金業者が提供しているキャッシングの場合には法的な規制が設けられており、返済の可能性が有ったとしてもそれ以上の融資は行われません。
この規制は貸金業法の総量規制というもので、基本的な融資上限は年収の3分の1までとされ、例外として1社50万円まで、借入れしている全社合わせて100万円までは融資しても良いとされています。
つまり、年収が150万円以内の場合、どうあがいても50万円までしか借入れすることができない訳です。
通常学生ローンの場合は、この総量規制の規定からローンで融資できる金額の上限を50万円としています。
実際の融資枠は更に少額になる
ただし、これは融資上限であって、実際に融資される金額は金融機関の審査次第と言う事になっていて、この上限枠内で決められます。
審査では信用の評価によって融資額を決める為、金融機関とのお付き合いが少ない場合には融資額も極めて少額です。
学生ローンでも例えば学生が一般向けのキャッシングローンを借りる場合でも、50万円はおろか10万円程度あれば良いほうだと考えてください。
利用額は返済のことも考えて決めよう
また幾ら高額融資が欲しいと思っても、借りた後のことも考えなければなりません。高額の借入れをするときは、それを返済することも同時に考えておかなければなりません。
まずは自分のお金の使い方を管理して、月々どの程度の余裕が有るのかということを正確に把握できていなければ、この予測は出来ません。ですから日頃から自分のお金というものをしっかり管理しておくことが重要になります。
本文で説明しているように融資額というものは希望だけでは決まらず金融機関の信用評価が大きな意味を持ちます。信用を上げるためにはまずは少額の利用を行いしっかり返済することを示すことが必要です。そういった利用を続けていれば次第に高額融資がしてもらえるようになります。
学生ローンの利用は意外に面倒?追加融資にも手続きが必要!
また学生ローンの利用は意外に面倒な面も有るので、一般向けのキャッシングのイメージを持っている場合には、予め調べておくことが必要です。まず申込みでは必要書類として学生証の提示も要求されるので要注意です。
融資を受ける際にもATMからカードで引き出すというような事はできず、追加融資が必要になった場合には、再度業者に申込みをして、審査を受けるというような手続きを踏まなければなりません。
また返済を行う際にも一般向けのように自動引落しというような便利な方法は用意されておらず、返済日に自分で振込むかあるいは店舗の窓口で返済する必要が有るので、そういった利用方法についても確認が必要です。
申込書類には学生証も必要
学生ローンは確かに返済方法が柔軟で収入の安定しない学生にとっては利用しやすいローンなのかもしれませんが、様々な場面で一般向けキャッシングローンよりも面倒な部分も有るので注意が必要です。
まず申込時ですが、通常申込時には一般向けの場合次の必要書類を用意しなければなりません。
- 本人の確認書類
- 収入の証明書類(融資希望額による)
しかし学生の場合にはこれに加えて学生証の提示も必要になります。ただし場合によっては本人確認書類に学生証が利用できる場合も有ります。
学生証の提示は確かに申込者が学生であることを確認するためです。そうしないとインターネット経由での申し込みができるようになった現在では、学生でもないのに学生と偽って返済が柔軟な学生ローンを利用しようとする人も出てくるのです。
追加融資を受ける場合も再度手続きが必要
また追加融資を受ける時も一般向けのキャッシングの場合カードローンと言う形式になっていれば、ATMに行けば再度の借入れが可能ですが、学生ローンの場合にはカードの発行は有りませんから面倒です。
基本的には再度融資の申込みを行って、審査を受け融資してもらうことになります。ただし既に借入れしている場合には本人確認などは無いのが普通で、返済の可能性や信用を評価したうえで融資の可否が決まります。
返済では自動引落しが利用できない場合が多い
次に返済ですが、一般向けのキャッシングの場合には返済日に利用者の銀行口座から自動的に引き落とされる仕掛けが利用でき、返済日を忘れていても返済ができるので便利なのですが、学生ローンは違います。
返済が柔軟ということも有って、返済する場合には指定口座に利用者の方から振込みを行うか、あるいは業者の窓口にお金を持っていくかと言う方法が利用されているのが普通です。
このため、返済が面倒で、しかも忘れてしまうということも有るため、学生ローンを利用する場合には、返済方法を必ず確認しておく必要が有ります。
ローンの返済に限った話ではありませんが、物事を忘れるというのは人間にはあるものです。ですから忘れても思い出す仕掛けを作っておく必要が有るのです。返済日であれば例えば給料日に結び付けて、給料をもらったら返済日前でも返済してしまうというように、返済が連想できるような事を考えておきましょう。
ここで学生ローンのメリットとデメリットについて纏めておきます。
- 学生ローンの特徴を理解して自分にとってメリットになるかデメリットになるか考える
- 学生ローンを含めてキャッシングの多くは20歳以上でなければ利用できないので要注意
- 融資額にも法的な上限が有り学生の利用ではかなり少額になる
- 学生ローンには様々な面で利用には面倒なところが有る
ローン利用を考える場合、最も重要なのはまずは借りなくて済ませることはできないかを検討してみることです。出来れば借りない、借りるにしてもできるだけ少額にすることを忘れないでください。
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