学生のお金の悩みにはどんなものがある?最適な解決方法を探そう!
人生においては誰でもお金に悩む時期が有ります。場合によっては学生のお金の悩みを聞くことさえあるのです。こういう場合最近では学生ローンが有りますから安易に借入れを考えますが、まずは借りなくて済む方法を考えるべきでしょう。
ローンを借りてしまえば、必ず返済しなければなりません。しかし最初は返済できると思っても、時として返済に行き詰ってしまうことも有り、自己破産に追い詰められブラックとして社会人を迎えることも有るのです。
中には留学したいからお金を借りようという人もいますが、留学と言うのは日本国内では勉強ができないような、特定分野の最先端に触れたいというような場合のもので、安易な短期留学はお金を借りてまでするものではありません。
学生のお金の悩みの解消法とは?借入れしない方法から考える!
お金に悩むのは何も社会人だけとは限りません。学生でもやはり何らかの理由でお金に悩む場合が有ります。そういった時にすぐに学生ローンを利用しようと考えてしまいますが、ローンと言うのは利息を支払う分損失だということを忘れないでください。
結婚などを機に多くの家庭では家計簿をつけて家計を管理しますが、学生も是非行ってほしいのが小遣い帳を作って自分のお金というものを管理することです。そうすればお金が足りない時どうすれば良いのか見えてきます。
お金の悩みで重要なのはこういった管理を徹底しておこなって、自分のお金の使い方をみえるようにし、節約できる部分がすぐに分かるようにしておき、借りようかなと考える前に借りなくて済む方法をまず考える事です。
学生ローンと言うのはトータルで損失!
学生と言えども生活を持っているわけですから、何らかのお金の悩みを抱えることもないとは言えませんし、親元にいるなら親に助けを求めればよいですが、一人暮らしをしている場合には、なかなか解決できず借入れも考える場合もある筈です。
しかも最近では学生ローンのようなものが有り、学生でも比較的容易に借入れすることができるので、お金に悩んだら学生ローンを連想してしまうような人も多いかもしれません。
しかしまず一つだけ憶えておいてほしいことが有ります。それはローンというのは損失だということです。
ローンを借りたら当然返済しますが、返済は借入れたお金である元本だけを返せばよいという話ではありません。決められた金利で計算した利息を付けて返済しなければならないのです。
つまりトータルで考えれば、ローンというのは利息分だけ自分の損失になっていることになります。
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まずは自分のお金の管理をしてみよう
そこで早いうちから身に付けておいてほしいのが自分のお金というものの管理です。よく小学生の頃から小遣い帳を作れと言われたように、大学生になっても基本は同じなのです。
入ってきたお金と出て言ったお金を管理し、自分には今どの程度のお金が有って、月々の収入と支出額および支出内容が分る程度にしておくようにしましょう。
こういうことが分っていると、自分が何にお金を使っているのかがよくわかるようになり、無駄遣いもすぐに分ります。
重要なのは借入れしない方法を見つける事
このように借入れすれば悩みの解消にはなるでしょうが、それが損失になってしまう訳ですから、重要なのは借入れせずに悩みを解消出来ないかを考える事です。
今のように簡単にお金を借りられない時代には、借入れが難しい訳ですから、借りないで済ませる方法を考えるのが普通でした。したがってその頃は利息による損失はそうなかったわけです。
しかし、生活を営むという観点からすれば、その頃と結局は同じなのです。現在でも、何らかの工夫をすればお金を借りなくても悩みを解消できる可能性は十分ある筈なのです。
そこでお金の悩みを持った時には、まずは借入れしなくて済ませられないかを考えてみましょう。
先程説明した自分のお金の管理ができていればどういった支出が無駄なのかはすぐに分かるはずです。
そういう部分を削って、出費を少なくすれば、悩みの解消ができるかもしれません。
本文で説明しているように借入れしない方法の1つは出費を少なくすることですが、もう一つは収入を増やすことです。学生ですからそれほど簡単ではないですが、いつもよりアルバイト時間を増やせばそれだけ収入は増やせるでしょう。学業に影響が出ない程度と言う前提は有りますが、悩み解消のためには収入面も考える事は必要でしょう。
ローンは返済できなくなる事も有る!学生での対処は非常に困難
最近では学生ローンやキャッシングローンのように比較的簡単にお金を借りることができるようになりましたが、実は返済を行っていると場合によってはお金の用意ができず返済ができなくなる事も有るのです。
こういった場合ローンと言うのは非常に怖いもので、金融機関は返済を迫ってきます。この時学生では自分でお金を用意するのは困難で、場合によっては債務整理に追い込まれて自己破産しなければならなくなる場合も有ります。
もしそのような状態に至ってしまうと、信用というものが崩壊して、どこからもお金を借りられず、クレジットカードも作れないというようなブラックと言う状態で社会人を迎えなければならなくなってしまいます。
ローンというのは大丈夫と思っても返済できない事も有る
現在のようにお金が借りやすくなってしまうと、安易に学生ローンやキャッシングローンを利用してしまう人も多く、そういう人たちの中には、返済に行き詰ってしまう人も少なくありません。
もちろんそういう人だって最初から返済が厳しくなるなどと考えている人は無く、しっかり返済するつもりで借入れしている人が殆どです。それでも返済が難しくなることが有る訳です。
ですから学生ローンのように返済の自由度が高いローンを利用する場合であっても決して油断するようなことが有ってはいけません。
下手をすると学生で自己破産ということも有る
もし返済中に行き詰ってしまって利息の入金すらできなくなってしまったような場合には、いったいどうなってしまうのかと言えば、まずは督促状と言って、入金されていないので入金してくださいという郵便が来ます。
この時点で入金することができていれば大きな問題にはなりません。しかし入金に応じなければ、回収担当の方から今度は電話が入るようになります。
最終的には催告書というものが送られて来て、以後は法的な手続きに入ります。
そうなってしまう前に、通常は弁護士などに依頼して債務整理に入ることになり、学生であっても最悪自己破産するしか方法が無くなることも有ります。
ブラックとして社会人を迎えなければならない
もし自己破産に至らなかったとしても、何らかの形の債務整理を行えば、その情報は信用情報内に残ることになります。
信用情報と言うのは金融機関間で利用者情報を共有し、ローンの申込みの際などに、審査で申込者が過去にどのような金融取引を行ってきたかを確認して信用を評価する際に利用されます。
このためこの中に債務整理を行ったというような記載があれば、金融機関はまず審査に通してくれません。この状態をブラックと呼んでいます。
このブラックになってしまう期間は債務整理の場合5年あるいは10年となっており、学生の間にブラックになったとすれば、その状態のまま社会人にならなければならないという事になります。
本文で説明しているように金融取引と言うのは暫くの間記録に残ることになります。債務整理までいかなくても最近多いと言われるのが携帯電話料金の滞納で、かなりの学生がこの理由でブラックになってしまっているようなので注意してください。
留学は借金してもすべきか?安易な留学はマイナス評価になりかねない
学生のお金の悩みにも様々なものがありますが、中には留学するための費用を借金で賄おうと考える人もいます。しかしよく考えてみて下さい。留学と言うのはよその国に行って学究を深めるためのものです。
ですから国内ですでに十分な勉強をして後は海外の研究者等から教えを乞うというような場合は意味が有ります。
しかし安易な短期の語学留学などはあまり意味が有りませんし、就職の際に評価が上がるのかと言えばそんなことはなくかえってマイナスになる場合も有ると言われています。
そもそも日本の学校と言うのはかなり高度な勉強までカバーできていて、留学が必要な人と言うのはそう多くは有りません。安易な遊び感覚の留学は借金してまで行くものではないのです。
留学と言うのは学究を深めるためのもの
それほど多い訳ではありませんが、近年就職難が続いたことも有って、海外の学校に留学して語学勉強をして就職活動を有利にしようと考える人もいます。
現在はまともな政権になって求人も増え下火になりつつありますが、それでも短期に留学して留学経験ありで就職に役立てようと考える人はいます。
しかし元々留学と言うのは国内で勉強するには専門家がいないとか、最先端の研究をしている現場に行きたいとかそういう場合に行うものである筈です。
こういった点から見ると語学留学などと言っているのは、留学と言うにはかなり無理が有るものと考えざるを得ません。
安易な語学留学など無意味だし就職の際もマイナスになる事も有る
それでも思惑通り本当に就職に役立つというのであれば、お金を借りてでも語学留学して来ればよいのかもしれませんが、実際の場面ではどうもそういった思惑は外れているようです。
企業の採用担当者の話をいくつか聞いたことが有りますが、比較的短期の語学留学のようなものは採用時の評価には考慮されないということです。
場合によっては留学自体が遊び感覚のものだと判断されて評価を上げるどころか留学したことがかえって評価ではマイナスに作用してしまうことも有るそうです。
お金を借りて行ってきた結果がこれでは、泣くに泣けません。安易な留学はしないほうが良いのです。
借金してまで留学しなくても国内に十分教育機関は有る
留学が必要と言うのは国内では研究者がいないとか、実験施設が無いというような理由でどうしても他所に行かなければならないと言う場合ですが、日本の場合、世界最先端の研究をしているところはうなるほどあります。
つまり普通に勉強しようと思えば国内だけで十分勉強できるわけです。
日本人の留学者が減っていて心配だという話を海外の大学などから時々聞きますが、要するに海外まで行く必要性が少なくなっているということの表れではないかと思います。
ですから一度は留学したいと考えている人は、まず留学の目的を見極めて、本当に有意義な勉強ができるのかよく考えてみて下さい。単に海外に行って語学を覚えたいというのなら、放浪の旅にでも行った方が良い結果が得られるのではないでしょうか。
もし語学留学などの名目で、実際には海外に行ってみたいだけで、本来の目的は遊びだというのであれば、お金を借りるのではなくて、まずはアルバイトをしてお金を貯めて、そのお金で行って来る事を勧めます。
学費が払えない場合はローンを借りるべきか?まずは奨学金を考える
学生がお金に悩む理由で最も多いのはやはり学費が用意できないということでしょう。こういった場合にはかなり高額のお金が必要で、それ程高額融資が期待できず金利の高い学生ローンは学費には向いていません。
学費に融資を利用しようという場合には、まず基本になるのは奨学金を利用する事、そして奨学金でカバーしきれない部分、例えば入学時に必要になるようなお金については教育ローンの利用を考えるようにしましょう。
こういった学費については学校生活も長いですから、入学前から良く調べたうえで、適切な方法を選び、借入れから返済まで十分な計画を練ることが必要です。決して必要になってから考えるというような事の無いようにしてください。
学費が必要な時には学生ローンは向いていない
では学費が足りなくて悩んでいるような場合はどうすれば良いでしょうか。例えばあと5万円あれば足りるというような場合には、学生ローンを利用するのも良いかもしれませんが、もっと高額のお金が必要と言うときはどうでしょう。
学生ローンは上限が50万円程度となっているのが普通で、実際に借入れできる金額はそれよりもさらに低額になってしまうのが普通ですから、そもそも学費に使うような高額利用は難しくなります。
しかも金利もかなり高いローンですから学費に学生ローンを利用するのはあまり向いてはいないと考えられます。
奨学金と教育ローンを使い分ける
ではどうすれば良いのかという話になりますが、学費として利用出来る融資には次のようなものが有るので、そちらの利用を考えてみましょう。
- 奨学金
- 教育ローン
奨学金は入学後に手続きをすることになるので受給できるのは入学後になりますから、入学金や1年次の前記授業料には間に合わないでしょう。
そういう場合後期以降は奨学金を利用することにして、最初だけ教育ローンを利用するというように上手に使い分けると良いでしょう。
ただし教育ローンは学生ローンのように申込んだらすぐに借りられるというものではなく、申込みから融資まで時間がかかるため、その点を考慮して申込まなければ間に合わなくなるので注意してください。
事前に十分な計画を練ることが重要
そのためには高校時代から保護者や担任などと話し合って、どういった方法が有るのかというような事から、実際に必要な申込みまでを行っておくようにして下さい。
また奨学金には国のもの以外にも、企業が設立した財団が提供しているものも有るので、そういったものが利用できないか、検討してみることも重要です。
奨学金は日本では後々返済する必要が有る貸与型が一般的ですが、本来に意味からすれば返済の必要のない給付型というものも有ります。国の給付型奨学金は条件が厳しく使えませんから給付型を使いたい場合には民間企業が提供しているものが狙い目です。良く調べて駄目元でも良いので申込みを行ってみて下さい。
ここで学生のお金の悩みについて纏めておきます。
- お金で悩んでもまずはローンで借入れをしないで済ませる方法を考える事が重要
- ローンを借りて返済できなくなってしまうと学生でも自己破産が有り得る
- 留学しようか悩む場合には本当に留学の意味が有るのか検討する必要が有る
- 学費の場合は学生ローンではなく奨学金と教育ローンを使い分ける
学生の金融知識はそれが専門でない限り、かなり限られたものです。ですからお金のことで悩みが有るときは、とにかく保護者に相談することを勧めます。
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